大手学習塾の誇大広告疑惑に消費者庁出動？　｜掲示板スレッド

基準は１年以上通塾でしょうか。



【合格実績】　大手学習塾の誇大広告疑惑に消費者庁出動？　
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　　　合格者数が学校発表を上回る不思議

　　　首都圏の中学受験が５日で終了。　各学習塾は有名校の合格者数を誇示して生徒集
　　　めに躍起だが、合格者数の水増し疑惑もくすぶる。　有名中学では、主要塾に在籍した
　　　合格者数を合計すると学校発表の合格者数を上回る。　例えば、開成の合格者数は
　　　３８８人だが、大手学習塾３社が発表する合格者を足すだけでも３８８人以上になる。

　　　長時間にわたる土日の特訓授業が当たり前のため、現実には２つの塾を掛け持ちでき
　　　ないため、合格者の重複カウントはあり得ないはず。　消費者庁が調査に乗り出すとの
　　　観測も出ている。　　（2011年2月16日　「ZAKZAK」）

　　　
　　　それでは、開成、麻布、桜蔭、女子学院、早稲田の５中学について、学校発表の合格
　　　者数と大手学習塾５社 （SAPIX，日能研、四谷大塚、早稲田アカデミー、市進学院） の
　　　合格者総数 （2011年2月15日現在） を比べてみましょう。

　　　　
　　　　　　学校名　　学校発表　　5社計　　＜差＞
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　　　　　●　開 成　　　 388　　　　433　　　＋ 45
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　　　　　●　麻 布　　　 381　　　　391　　　＋ 10
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　　　　　●　桜 蔭　　　 255　　　　307　　　＋ 52
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　　　　　●　Ｊ Ｇ　　　　 257　　　　331　　　＋ 74
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　　　　　●　早稲田　　 460　　　　562　　　＋102
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　　　大手学習塾５社の合格者総数には「繰上げ合格者」が含まれていますが、それでも、
　　　＋50や＋100というのは 「重複カウント」 の表れです。 一人の合格者が、A塾にも
　　　B塾にも、自塾の合格者としてカウントされているのでしょう。　


　　　参考までに、四谷大塚の合格実績には以下のような但し書きがあります。

　　　「合格者数は、四谷大塚ネットワーク （四谷大塚・四谷大塚ＹＴnet・四谷大塚ＮＥＴ・
　　　四谷大塚準拠塾）に継続的に在籍し、四谷大塚が開発した教材および教育システムで
　　　学習した生徒を集計しております。　なお、講習会や公開テスト生などは、一切含んで
　　　おりません。」
　　　　　
　　　リアル塾だけでなく、ネット塾の在籍者もカウントしているようですが、「継続的」 という
　　　のは何ヶ月を指すのか、合格実績の定義が不透明な感じがします。


　　　一方、SAPIXのWebサイトには、以下のように合格実績の定義をしています。

　　　「内部生手続きを行い、 継続的かつ平成23年１月まで在籍した生徒のみを合格実績と
　　　　して掲載しております。　テスト生や各種講習生などは、実績に含んでおりません」

　　　こちらも、「継続的」 という表現を使っていますが、6ヶ月以上などの具体的な表現に
　　　変えたほうがわかりやすいのは当然です。

　　　
　　　一部の学習塾では、わずか３ヶ月間に数回しか通塾経験がないのに、難関校に合格
　　　したと知ると、自塾の合格者数にカウントするところもあるようです。　数回というのは
　　　体験授業と同じレベルで、正規塾生とみなすことはできないはずです。