国公立医学科　３６名　四天王寺｜掲示板スレッド

＞大阪府教委の北野に集めようという政策はちょっとどうかと思いますね。多くの公立高校の生徒が遠距離通学を強いられることになる。

僕は大阪の府立高校を復活させる大阪教育委員会の方針は大賛成。
「在校生の親さんの意見は」さんも言われる少子化問題には色々と原因はあるけど、教育費が高すぎることも大きな原因。

普通のサラリーマンが子供を中高一貫校＋進学塾に通わせるのは難しく、できても一人が限界。
府立高校が復活して教育費が安くなれば少子化改善にもつながる。

そもそも明治維新の貧乏国だった日本が短期間で奇跡の発展を遂げ、黄色人種でありながら世界の列強の仲間入りができたのも、貧しい家庭の子供でも志と才能があれば一高に進学することができ東大に行くことすらも可能だった。
これは司馬遼太郎の「坂の上の雲」を読めばよくわかる。

今の少子化問題は非常に深刻な問題なのに、日本人は軽く考えすぎている。
２０１５年には約８００万人いるといわれる団塊の世代が前期高齢者（６５～７４歳）に到達した。
２０２５年には彼らが後期高齢者（７５歳以上）に到達し、その割合は全人口の１/４と言われている。

IMFが日本に勧告してるのは、「１０００兆円以上になった借金を何とかしろ」と言うのではなく、「少子化を何とかしろ」ということで、理由は子供さえいれば借金は何とかなると考えているからだ。

こういう時に、日本は成長産業に予算をつけ、優秀な頭脳を持った子たちが魅力を持つようにして、オールジャパンで世界との競争に勝てるようにし、同時に予算の無駄を省くような大胆な構造改革をしないといけないが、殆どできていない。

医者がこんなことを書くと不謹慎というのは百も承知だけど、社会保障費で高齢者を助けてもGDPを生み出すわけではなく、今ある富をどんどん食いつぶすことになっている。
日本が経済大国で裕福な時代はこれでも問題なかったが、このままデフレが続いて少子化が改善されなければ、日本の将来は非常にきびしいものになる。

このまま有効な対策が講じられなければ、おそらく私の娘が運よく医者になれたとしても、一人前になったころには社会保障費の大赤字はどうしようもなくなり、高齢者や生活保護者などの医療費優遇はなくなり、一般人の個人負担が３割から大幅に増額になったり、高額医療の公からの助成が殆どカットされる時代が到達し、患者はいても高額となった自己負担を支払い能力がない患者が殆どとなるため医者は積極的な治療はできず、ただただ経過観察の消極的な保存的治療が中心になってくるので魅力のない職業になる。

医療においての成長産業となりうるのは、IPS細胞関係の再生医療くらいで、これは外資を獲得できる産業になりうると思うが、残念ながらこれ以外に成長産業となりうるもので医学部卒業生が貢献できるものはあまり思いつかない。

「在校生の親さんの意見は」の言われる「脳」に関しては、可能性はあるものの今は基礎的な研究段階で多額の金を必要とする状態で、企業が魅力を感じて投資するほど育ってはおらず、日本の得意分野でもないから海外との競争になっても勝てるとは思えない。

確かに一定数の医者は必要だと思うが、現在のような有名進学塾や有名進学校の最上位の成績優秀者の殆ど全てが医者を目指すような日本の今の状況は異常だと思う。
同世代の中の数学や物理の超優秀者が必要とされるのは医者ではないと思う。

おそらく、僕がエデュでこんなことを書いても相手にされないのは百も承知で、自分の娘すら説得できない人間が偉そうに言えたものではないが、今の日本の状況は皆さんが思っているほど楽観できるものではないことは確かだ。

在校生の親様のご見識は素晴らしいです。
四天王寺関係者ではありませんがこのスレはこれからの関西私立中高一貫の向かう方向性の参考になるのでよく読んでいます。
関西私立の流れは少子化を見越して共学化、医学部進学を売りにする一辺倒。
伝統男子校までが私大医学部の推薦をちらつかせて女子を取り込む様子。
せっかく厳しい中学受験を乗り越えてもまた塾通いを強いる風潮。
せっかく優秀な女子を集めておられる四天王寺には是非新しい時代の女子教育に乗り出していただきたいです。先人が高い理想の下私学を創設したように公立とは違う私学教育をしてもらいたいものです。

それは無理だと思う。
入試対策も女子教育も？だし。
ほんとになんもないですよ。自分ですべてまかなうしかない。

みなさん無茶な要求はされていません。
異様な副教科については生徒も保護者もおかしいものはおかしいと言っているだけです。
作法の時間は、自習のときしかありません。
生徒は先生を悪くいうときもあるし作法が嫌いといいますが、なかなかちゃんとしたことをしてくださっています。保護者はみてるところはみています。
作法の時間が自習の穴うめになっているようでは女子教育、なんてことからはほど遠いです。
先日、教科書販売で学校に参りましたが、女子教員の言葉づかいにもちょっと驚きました。スカート丈が短いのはもちろん生徒が悪いし保護者の家庭でのしつけもいきとどいていないのはわかりますが、もう少しやり方というかなんというか。
ホームページに女子教育のベテランが、とか、経験がどうのこうの書かれていますがとてもそんなふうには思えなくなってしまいます。

新しい時代の「女子教育」という表現がすでに前時代的だ。
教育に男子も女子もないでしょう。
ついでに入試に男子も女子もない。
女子では、とか、女子特有の、なんていってるうちは沈没は止められない。
桜陰さんなんか、はっきりされていますよ。
ある取材で、「女子では全国有数ですね」と言われて「女子では？」と憮然とされて、女子も男子も関係はありません、とキッパリ言ってのけられたのとは雲泥の差。
説明会でも女子校では、とか、教員も、女子では、ばっかり言っていて、こりゃだめだ、と思いましたね。
保護者も教員もそんな意識がある限り今の低迷は抜けられない。

南海が沈没したことはどう思われるのかな？

共学にすると優秀な女子は集められるが、優秀な男子は敬遠する？

女子云々というのは、洛南と西大和という共学二強と差別化をはかるためだけの文言でしょう。もう女子を武器にするしか道がないのだとお察しします。

実際、女子教育、女子教育と言いながら特別なことをしてるわけでもないですし、女子には女子の教え方が、ともおっしゃっていましたが、それもしているとは思えません。
というかそもそも、教員の教員による教員のための学校であって、女子どころか、生徒のために何かをどうする、という考えが見えてこない学校ですし。

学校があちらこちらで仰っていることを有言実行なさっていれば、こんなことにはなっていないと思います。