高校別関西医学部合格力｜掲示板スレッド

医師となって30年以上になり、医学部の教壇に立つ者です。

確かに、医師などが完全に不要になるまでにはもう少し時間を要するとは思いますが、
AIの持つインパクトは、これまでのIT化による省力化とは全く次元が異なると思います。
簡単な判断は人間が、高度な判断はAIが行うようになり、人間はAIを使うというよりもAIに人間は使われるようになると考えた方がいいと思います。

例えば、今、AI搭載の大腸内視鏡が使用されていますが、これを使うと微小ながん病変を見逃すリスクが減り、専門医は一度これを体験するとAI搭載大腸内視鏡を手放せなくなりますが、この使用法はまだ人間である医師の診断補助としてAIが役立つ程度の例です。

しかし、東大での実証報告がなされて御存知の方も多いとは思いますが、米国のクイズ番組で人間のチャンピオンを破った米ＩＢＭの「ワトソン」を用いて、診断が難しかった女性患者の白血病をその女性の遺伝子情報も踏まえて10分ほどで、「二次性白血病」というタイプであるとの分析結果を出し、ワトソンは抗がん剤を別のものに変えるよう提案し、その通りにしたところ女性は回復して退院して行った。ワトソンはがん研究に関連するなんと約２千万件の論文を学習しているのです。

ここで留意すべきは、この2千万件にも及ぶ論文についての学習についてです。普通の人間であれば、このような膨大な論文は一生かかっても読み込めないし、まして忘れることも多々あり頭の中でそれらを整理できないでしょう。ところが、ワトソンはこの学習をデータベースにアクセスできる環境さえあれば、短時間でそれを達成できる上に(学習)、「ディープ学習」と言って、従来のAIの機械学習とは全く異なり、自ら自律的に学習することができるのです。つまり、環境さえ与えれば、自ら思考して必要な情報を検索して学習し続け、進化・成長しつづけることができるのです。
それだけではありません。今や仮説を導き出す「ニューラル・コンピューター」が開発され、大量のデータが不要の「ワンショット学習」を可能にする深層学習システムに移行しつつあります。すなわち、創造的知能を獲得していると言えるのです。


そうなると、人間は完全にAIの指示・命令に服従する立場にならざるを得ません。
AIによって、医師をはじめ多くの高度な職業が奪われ、肉体労働が人間に残されると予想されている所以ですが、この肉体労働もロボットによって早晩置き換わることでしょう。

AIを作る側、AIに使われる側に回るほうがよいね。

AIの論文件数で、アメリカはおろか中国にも大きく水をあけられている。

確かに、画像検査結果の読影もＡＩには敵わなくなるでしょうし、読影メインの放射線科医は不要になっていくでしょうね。
まぁ、ＡＩに限らず、優秀な頭脳を持ったお子さん達は医学部に固執せず、もっと色々な分野でも羽ばたいて欲しいです。

生産性のない医師を目指し、その結果医学部が最難関であり続ける限り、日本の将来は暗いだろうね。

知恵は他の分野にも回ってほしいし。
逆にそっちが儲かりそ。笑

急には変わらない。
やはり医学部合格者数が尺度になるかもだけど。
関西と関東じゃ考え方違うね。
そんなに医者になりたい人ばかりが関西じゃ私立受験するの？

やはり多いですよ。
医学部志向は。
ただ、最近は落ち着いてきました。
医学部をめざす方も臨床医よりも研究、といった感じです。