志望校の評価はまるで食べログの評価のよう｜掲示板スレッド

良い学校の条件として挙げたいのは多様な価値観の教育です。多様な価値観は広いコミュニケーションを可能にし、発想の跳躍力を向上させ、失敗を受け入れる強い心を育みます。

では多様な価値観はどうやって作られるのか？

まず、多様な個性が集う必要があります。これが入学試験です。
次に、互いに尊重出来る集団になる。これが教育です。

灘や東大寺が良い学校に挙げられるのは両校がこれらを高次に実現出来ているからではないでしょうか。

また、学校全体の多様性という意味では洛南、四天王寺、神戸女学院なども非常に面白いと思っています。

スレ主さんはご自身が勉強するのが嫌いだったから強制される学校より放任の学校の方が性に合っているのでしょうね。スレ主さんの文中に「こう言う学校づくりの方がよほど簡単に思います。」とありますが私はそうは思いません。放任の方がずっと楽です。生徒に目標を与え続け、生徒の学力あった課題を与え、見守り続ける教育は簡単な事ではありません。先生方の努力も相当なものだと思います。スレ主さんの好みや価値観から良い学校という評価付けを行うのは少し違うように思います。

挙げられている学校は進学校ばかり（灘や東大寺などもはや進学校の中でもトップ中のトップで少々賢い程度の子供では入れませんよね）ですが、多様な価値観のある学校は進学校に限るとお考えでしょうか？

勉強に限らず、出来なかったことができるようになること、新しい知識を身につけること、それらが嫌いな子どもなんていないでしょう。
それらを得る喜びや、その体験を与えられずに、勉強を苦行のように感じさせたり、他者と比べるなどして無必要な劣等感を与えてしまうご家庭が一定数あるのは否定しませんが。
一人ひとり違って当たり前の子どもたちを自由に、自ら目的や責任感を得て自らの道を進むように見守ることは簡単なことではありません。
一部の大人の画一的な価値観に従わせて、学力を付けさせるだけの方が随分と簡単なことです。
中高時代は特に自己を確立していく時期です。
自由で多様な価値観を持つ環境は、のびのびその子どもの才能を開花させ、立派な独り立ちできる大人へ向けた環境として重要でしょう。
子どもは、自由な環境と自己肯定感さえ育まれていれば、放っておいても勉学にも真摯に向き合うものでしょう。
勉強は本来楽しいものですよ。
楽しいことならお尻叩かれなくても皆しませんか？

＞勉強は本来楽しいものですよ。

あなたの仰っている事はある意味、理想論ですね。
一部の才能に恵まれた子にとってはそうかも知れませんが大多数の子にとっては勉強はつらくて地味で大変なものです。ましてや東大や国医に入る為の勉強となると尚更です。最難関7校レベルとなるとお尻を叩くような真似はしませんが、その子の学力に合わせて補習を行ってあげる等の学校努力は行う事は決して否定されるべきものではありません。放任教育より勉強をさせる教育が簡単などという捉え方は私にはとても出来ません。

最難関7校レベルの学校に通う生徒で上位に位置する子は放っておいても自分で勉強する子が多いですね。それは勉強が楽しいと言うより、むしろ息をするように習慣でやっている子が多いです。彼らは日々勉強をしないと気持ち悪くなるみたいですね。（このような子は強いですね。）

本当の意味で頭の良い人(テストの点数とか出世とかそういうのではない)は寛容だと思う。なぜかというと色々な切り口でものを考えられるから。でも軸はぶれていない。
特に灘の問題はいつも新機軸で攻めてくるので、本当に色々な切り口をもった頭のいい子を掬えるのかなと。もちろんテストができるだけの子もいるけど、一定数そういう子を掬えるので、変わった子と言われ肩身の狭い思いをしていた子もその子達の寛容さでの中でイキイキできるのかも。学校も必要最小限の決まりなのは、軸は置いておくからアプローチは個々でという寛容のための装置ではないかなと思います。

確かに灘の問題が解けるような子は少し違った次元にいる子達だと思います。もともとのスペックが異常に高いので放っておいても点の取れる子が多いです。それだけに灘のような特殊な学校を引き合いに出して灘の教育は素晴らしいと言われるスレ主さんの意見には少し違和感を感じました。