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【5111395】大阪の文語と口語について意見交換するスレ

投稿者: 重要です   (ID:sIJohosjUak) 投稿日時:2018年 09月 11日 14:37

明治時代の言文一致運動は大阪ではどのように表れたか。与謝野晶子の詩はまだ文語(晶子は堺市育ち)。大正時代は大阪高校学生たちの同人誌「辻馬車」の時代。
さて、いよいよ昭和時代だ。この時代は雑誌「文藝春秋」と「オール読物」の芥川賞と直木賞の受賞者が大阪から多数出た。幾人か列挙してみよう。
田辺聖子「感傷旅行」
開口健「裸の王様」
庄野潤三「プールサイド小景」
三田誠広「僕って何」

司馬遼太郎「梟の城」
黒岩重吾「背徳のメス」
藤本義一「鬼の詩」

など。これらは知らない人が読めば大阪人が書いたとは気づかない。つまり大阪固有の現代文語は無かった。そして今も無い。
東京で誕生した標準語を共通語として大阪の作家たちは今も書いている。
大阪では書くときは新文語、友人と話すときは固有口語である。これは当たり前のことではない。例えば東京大阪から遠い地方で、教師、新聞記者、雑誌記者、小説家、警察官などが固有口語で話すだろうか。誰でも知っているように黒板には新文語で書き、話すときは大阪の固有口語である。

以上を踏まえて意見交換してください。勿論、異論も歓迎します。

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  1. 【5113451】 投稿者: 基本として  (ID:xS.FKKzbaxQ) 投稿日時:2018年 09月 13日 12:20

    スレとは少しずれますが。
    万葉仮名は漢字で固有の大和言葉を何とかしてあらわせないかという所から出発したもので
    万葉集の中でも様々な表記の仕方があり、
    ほぼ漢字表現で漢文的に読み解いていくもの、助詞だけを漢字の持つ意味を無視して読みだけを借りて表記し、後は漢字を使って表現しているもの、
    読みだけを借りて全て漢字ではあるけれど漢文的表現ではなく日本語として表記したものと様々な形があります。
    それとは別に、政治の世界ではずっと漢文で、日本語として読むために返り点が発明?されました。
    いずれも先人達の苦労が偲ばれる所です。

    所謂標準語は江戸の山の手言葉からとって、全国一律の教科書で教えられたようですが、
    江戸時代はそれぞれの地方の方言が強かった為、能や狂言の言葉が共通言語として使われていました。関西弁とも江戸っ子が使う言葉とも厳密にいうと違う言葉です。

    スレの内容に戻りますが、
    関西弁に限らず、小説等で口語以外の部分では敢えて地域固有の表現を使う必要があるかどうかという所には少し疑問を感じます。
    かえって口語部分では方言、それ以外を共通言語にした方が描かれている地域の匂いみたいのものが感じられるような気がします。
    発表する所が狭い世界で、わかる人にだけ通じれば良いという事なら別ですが、
    意味の通じない言葉が多数ある場合は巻末等に注をつけてそこを確認しながら読め、という事になりますが、
    それは一気に読み進める邪魔にもなりかねません。

    関西弁に限らず、方言の表記方法はイントネーションも含めてまだ確立されていない部分だと思いますので、
    (例えば名古屋弁にはあとえの中間の発音をする言葉がありますが、今の段階では大抵はあで表記されています)
    そこの部分に関しては国語学者の方々の研究を待ちたいと思います。

  2. 【5113456】 投稿者: 基本として  (ID:xS.FKKzbaxQ) 投稿日時:2018年 09月 13日 12:22

    口語ではなく、会話、ですね。失礼いたしました。

  3. 【5115876】 投稿者: 重要です  (ID:sIJohosjUak) 投稿日時:2018年 09月 15日 19:42

    やはり固有文語は諦めるしかないですか。
    会話の部分だけ固有口語にして畿内をアピールするしかなさそうですね。
    土着の大阪人の皆さん、小説やエッセーを書くときは会話の部分で極力固有口語を書きましょう。記録として遺しましょう。

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