マルチリンガルを目指せる女子校
⬛︎東海の強さのヒミツとは?
そろそろ桜も完全に散って、街はすっかり新緑モード。
この時期は、エデュも、週刊誌も受験結果の集計結果が出る頃です。
相変わらずの医学部人気、まだ発表は無いですが、今年も医学部合格者は東海高校の18年連続全国No.1が濃厚そうです。
医学部と言うと関東・関西では鉄緑会の存在感が大きく、開成・桜蔭・灘といったトップ層が中学の頃から囲い込まれ、先取り学習、テキスト4周、そして高3は演習漬け。もはや勉強も工業製品のように標準化されていて、そりゃあ理IIIの半分がこの層で埋まるのも納得です。
特に関東では、サピで鍛えられたアル1の生徒に鉄緑のスタイルがガッチリはまり、まるでベルトコンベアに乗せられたかのように理IIIへ。実績が出るのはある意味当然の話です。
ただし、鉄緑マストかと言えば、決してそうではない。私の父と兄は開成→理III、従兄弟は高校から灘→理IIIですが、いずれも鉄緑には一切触れていません。
理III合格者の約半数は非鉄緑。ということは、鉄緑のメソッドが無くても十分に戦える層がいるということです。しかも、元々東大進学予備校である鉄緑のテキストは特に数学、理系科目で明らかにオーバースペック。医学部で言えば阪大以上、せいぜい名大レベルでようやく噛み合う感じ。普通の医学部志望には荷が重すぎる。
以前、家庭教師の生徒が理III志望で、私は落ちてますしカリキュラムは作れないと判断。そこで、岡崎高校から理IIIに進んだ知人にカリキュラムをお願いしたのですが。。。まあ、鉄緑ですら「甘く」見えるような地獄のスケジュールで、人間には到底無理。私は見た瞬間に投げ捨てました。それを彼は粛々とこなしていたわけで、最終的には努力すら「才能」に収束していく話なのかもしれません。
開成や灘は、そういう努力を当然として受け入れられる環境や、切磋琢磨できるライバルに囲まれている。そこが御三家とそれ以外の分水嶺になっている気がします。
でも、問題はここから。
ここ名古屋地区です。
私は関東なので細かい内部事情は分かりませんが、東海・南女・滝、この3校はいずれも似たような生徒層で、SEAやエンリッチといった外部環境もそこまで大きくは違わないはず。それなのに、圧倒的に東海高校が頭一つ抜けている。
理IIIも継続して出している、何より名大医に毎年コンスタントに30名前後送り込んでいる。これって凄いです。年によって生徒レベルの上下絶対ありますから。
南女、滝は10名前後でしかもブレ幅が大きい。
なぜここまで実績に差が出るのでしょうか?
同級生の東海OBに聞くと、東海の人数の多さが一番、次はAB選抜、最後に出来のイマイチな教師を中学に落として、確実に良い教師をAに集めているからだそうですが、それだけでこんなに差が開くかな?と思っています。確かに南女は特に理系科目にヤバい先生いらっしゃる様で。
皆さんどうお考えになられますか?