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【4040723】中高一貫校の無配慮(長文)

投稿者: 誰でも体調を崩す可能性がある   (ID:1Dvu4BMJoLM) 投稿日時:2016年 03月 17日 15:52

■子宮頸がんワクチンの“罪”(上)「いつ学校に行けるのか」 副作用の苦痛、狂わされた人生
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1312140008/
2013年12月14日

 痛みやだるさを押し、つえを突きながら高校に通った。だが、欠席もたびたびで、学校側から「このままでは進級は難しい」と告げられた。「もう、頑張れるだけ頑張った」。検査入院を先延ばしにしてまで勉学にこだわってきた女子生徒と母親は、退学を決意した。“元凶”は、子宮頸(けい)がんワクチンの接種。副作用とみられる苦痛にとどまらず、人生まで狂わされようとしている。

 湘南地区の私立高校1年の女子生徒(16)が接種を受けたのは、中学2年の時。ちょうどその年からワクチン接種が始まり、学校から2度、自治体から1度、接種を勧める印刷物を受け取ったのがきっかけだった。

 「あの時、踏みとどまっていたら…」。生徒の母親(42)は今も、自分を責め続けている。

 母親が36歳の時、検診で子宮頸がんにつながる腫瘍が見つかった。大事には至らなかったが、当時の不安や恐怖感は、強烈に脳裏に焼き付いていた。婦人病への意識は、それまで以上に高くなった。

 念のためインターネットで調べると、海外に副作用による死亡例があった。だから、予防の必要性を十分感じながらも、接種は見合わせていた。

 だが、「お宅は(接種を)受けた?」「受けた方がいいよね」と親同士の何げない会話でも話題になった。「うちの子はまだ」という状況に、プレッシャーを感じた上に、「娘にもがんのリスクが遺伝しているのではないか」との不安にとらわれた。最後は「国や自治体、学校も接種を勧めている。多分大丈夫」と信じるしかなかった。

 ■ □

 副作用とみられる症状が出始めたのは、中学3年の春。最初に左膝の関節が痛みだした。一気に悪化、一定時間おきに激痛が走り、夜も眠れないほどだった。

 左膝をかばって歩くことで、やがて右膝も痛み出した。通院と転院を繰り返しながら、何とか学校生活を続けたが、今年1月、ついに歩けなくなった。

 横になっていても両ふくらはぎがじんじんと痛む。腕を上げると肩が激痛に襲われ、衣服の脱ぎ着もままならない。「夜に十分眠れないだるさと微熱から、気持ちも後ろ向きになっていった」。生徒は振り返る。

 1、2月はほとんど学校に通えなかった。当時、予防接種による副作用とは疑っておらず、何が原因か分からなかった。生徒は「いつよくなるのか。いつ学校に行けるのか」と苦悩し続けるしかなかった。

 3月、ようやく出た診断名は「膠原(こうげん)病」。母は「病名が分かれば、治療も始められる」と安堵(あんど)した。症状緩和の薬を飲み続け、中学卒業前にほんの少しだけ登校できた。だが、喜びに勝ったのは「明日も登校できるのか」という不安。母は絞り出すように言う。「出口のないトンネルがひたすら続くようだった」

 ■ □

 中高一貫で進学した高校では、学校生活の悩みが一気に膨らんだ。単位取得のために授業は欠席できず、無理をして通学し続けた。

 5月、副作用問題がテレビの特集番組で取り上げられ、出演していた宮城県の専門医に問い合わせると、「副作用と考えてほぼ間違いない」。国が子宮頸がん予防ワクチンの接種について「積極的に勧奨しない」と異例の見解を示したのは、その翌月だった。

 「さまざまな支援体制が動きだしてくれるはず」。母親の淡い期待はだが、あっさり裏切られた。

 夏になると、生徒には足のけいれんやめまいの症状も出始めた。教室に居続けられず、移動にも車いすやつえを使わなければならないほどだった。しかし「教室に25分間いないと出席と認められない」「学習支援や介助など特別な配慮はできない」と断られた。

 意を決して臨んだ学校側との話し合いで、母親は「病気が原因で、進級や進学を諦めたくない」と娘の思いを代弁した。だが、返ってきた言葉にがくぜんとした。「うちは普通科の普通学校。自分で自分の面倒を見ながら学ぶことが前提。教育現場は公平でないといけないんです」

 副作用とみられる症状のある生徒に配慮を求めた文部科学省の事務連絡のことを指摘したが、「私立学校に国の予算はつくわけではない。やれないし、義務もない」。取り付く島もなかった。

 症状の悪化で、11月からはほとんど登校できなくなった。学校側からは「単位が厳しい」と告げられた。「もう、頑張れるだけ頑張った」。12月末で退学することを決めた。

 生徒は今、長野県の病院で、通学を優先し先送りしていた検査のため入院している。今後は高校卒業程度認定試験からの大学進学を目指す。母親は言う。「高校はもう、信じられない」

 ■ □

 県によると、県内で子宮頸がんワクチンの副作用を訴えている人は11月末現在、少なくとも25人。大半が小学校から高校までの女子児童・生徒だという。


◆教育現場の 支援に“格差”
 学校で学びたいけれど、体がついていけない-。子宮頸がんワクチンの副作用が出ている女子生徒に対し、教育現場での支援に差が生じている。副作用の苦しみに加え、「なぜ自分の窮状は理解してもらえないのか」と悩みを大きくしている。

 文部科学省は今秋、各自治体の教育委員会や私立学校主管課などに対し、生徒本人に教育的配慮を求める「事務連絡」を出した。スクールカウンセラーによる相談や、定期テストの別室受験などを挙げている。

 だが、徹底はされていない。事務連絡が「市教委などに対応を義務付けるものではない」(文科省学校健康教育課)からだ。このため、地域や学校によって対応に“格差”が生じ、「うちの子は支援をしてもらえない」と孤独感にさいなまれる親もいる。

 生徒や親は副作用と向き合いながら、「当たり前の学校生活を送りたい」「無事に進級・進学したい」と願っている。

 しかし、「頑張って学校に行かせても、教室に一定時間いないと出席とみなされない」「いつ体調が悪化するか分からないので自家用車での送迎を希望するが、認められない」などの切実な訴えは、“しゃくし定規”ともいえる一部の教育現場の対応で拒まれ、学校生活に支障を来しているのが実態という。

 県内のある高校関係者は「副作用の定義があいまいで、対応しづらい部分がある。どんな支援が必要かも分からない。生徒の平等な扱いも考えないといけない」と打ち明ける。

 これに対し、東京都日野市議で全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会の池田利恵さんはこう強調する。「副作用で心身が疲労している生徒を、教育現場の無配慮でさらに追い打ちをかけるようなことはあってはならない」


皆さんのお子さんが通う学校では、生徒が体調不良に見舞われたとき、どのような対応ですか?

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  1. 【4060236】 投稿者: ゲさんに質問  (ID:zzu8fbd1BkU) 投稿日時:2016年 04月 02日 23:52

    >この湘南地区の女子学生は恐らく社会から排除すべきケース (ゲさん)


    「排除されるべき」 の根拠は?

  2. 【4065798】 投稿者: 悪意  (ID:CJzV2HryOKo) 投稿日時:2016年 04月 07日 18:20

    軽はずみで嫌な感じの、ゲさんらしいコメントです。
    こんなのが医師なんてありえない、というかあってほしくない。

  3. 【4934892】 投稿者: うちも難病に  (ID:QIxoyIZbREQ) 投稿日時:2018年 03月 20日 01:14

    古スレですが、現状を知って欲しいので。

    最大限の配慮を要するなら支援学校へとおっしゃいますが、病気の子が必ず支援学校へ入れるわけではありません。
    自治体によりますが、当方では2種類の指定難病患者のみです。
    中度くらいの知的障害でも入れず、普通の高校へと断られます。
    支援学校も実は普通の教員が配置されているだけで専門の教員がいるわけではありませんので、必ずしも適切な対応がされてるわけではありません。
    でも普通の高校も病気の子の入学を断るところも多い。
    疾患のある生徒の将来の生活にかかわる教育が宙に浮いた状態で、もう何十年とかわることなくそのままです。

    また、本人が通信制を選ぶなならまだしも、留年退学で通信制へ行かざるえない場合の心の傷は相当のものです。
    引きこもり、うつ、自死に至ることも。

    高校留年、退学、高卒認定も通信制も日本ではレールを外れた劣等生という固定観念で見られるため、就活は厳しいです。
    疾患があることもあり、その後の生活も安定しません。

    日本の社会は、集団やレールから外れた人には冷たいです。
    病気になるのが悪いという社会だと思います。

  4. 【5039765】 投稿者: 哀しいです  (ID:5fMZzKQifwk) 投稿日時:2018年 06月 28日 02:39

    この湘南地区の高校ですが、心当たりがあります。他にも病気の無理解、理不尽な対応例を聞いたことがあります。転学を勧めるのであれば、その子が希望を持てるような穏やかな学校を一緒に探すなり尽くしてほしい。せめてその子の幸せを願ってほしい。不摂生で病気になったわけではない。ご縁で学校に通い、体を犠牲にしながら通院を見送り、学校生活を優先に頑張って過ごしてきた健気な子供に良くそんな突き放した事が言えると思う。
    将来を思うと、ご両親も不安に駆られていると思います。自分達が死んだ後、娘はどうなるのだろうか。そもそも家庭を持つことはできるのだろうか?と。

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