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投稿者: ななっしー (ID:eH6/Q0Dh7Ok) 投稿日時:2022年 03月 29日 14:49
こんにちは。
学生音楽コンクールの、東京大会ピアノ部門高校生の部に出場して予選を通過出来るレベル(進度)はどれくらいでしょうか。
今度高校1年生になり、この夏の学生音楽コンクールに出場する予定です。
中3の夏休み頃に予選で弾く予定の曲(バッハ平均律1曲、ショパンエチュード2曲)は弾けるようになりました。本選用の曲もぼちぼち進んでいます。
このペースでは遅すぎですか?先生が「東京で予選通る子は中2の秋にはエチュードくらい弾けるわよ」と言うので、もの凄く不安になってきました。
もちろん、技術や表現力が大事なのであって、教本の進みの速さだけでは無いことは理解していますが、通過できるような方はどんな感じの進度なのだろう...と思いまして質問させていただきました。
よろしくお願いします。
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【6774143】 投稿者: 正しい (ID:N0ux.YD.Ojk) 投稿日時:2022年 05月 12日 01:23
子供が、桐朋音大の先生について習っています。(先生は、桐朋音大の「子供のための音楽教室」の講師をなさっています)
先生のおっしゃっておられるのが正しいと思います。ただ、練習のペースって、いきなり上げられるものなのでしょうか?
スレ主様の状況がよくわからないので、(音楽大学附属高校・芸術高校に通われているお子さまなのか、普通科高校に通われているお子さまなのか、音大教授の門下生に入っておられるのか、コンクール審査員をなさっている先生のレッスンを受けておられるのか、状況がよくわからないのですが)
先生のおっしゃっておられる「中2でエチュードをひくお子さん」というのは、「そもそも、練習時間の確保・練習環境がぜんぜん違うのでは?」と、ちょっと思いました。
「私立の一貫校に通っていて、中学受験・高校受験・大学受験がないので、練習に思いっきり打ち込める」・「音楽科高校に通っていて、練習時間が確保できる」・「防音室完備で、深夜まで練習できる練習環境がある」・「音大の教授に、幼少期から習っている」など、練習時間の確保の状況・練習環境が違うのに、焦ってもしょうがないのではないかな?と思いました。
私の周囲で、学生音楽コンクールで全国大会に進むお子さんたちは、「そもそも、環境が違う」人が多く、「防音室完備で、深夜まで練習できる」・「音大の先生に、幼少期から習ってる」・「自分の先生が、コンクールの審査員をよくやっているので、審査のポイントがわかってる」という感じでした。「普通科高校にかよっていて、練習時間の確保ができない」、「防音室がなくて、深夜まで練習できない」という状況で、焦っても仕方ないのでは?と思います。
先生によくご相談なさって、練習のペースが上げられるのなら、上げた方がいいのではないかと思います。 -
【6774153】 投稿者: 正しい (ID:N0ux.YD.Ojk) 投稿日時:2022年 05月 12日 03:36
「コンクールに出るからには、全国大会に出場したいし、上位で入賞したい」と思うのは当たり前なのですが、身近にいる全日本学生音楽コンクールの入賞者・指導した先生方と話したときに、「コンクール出場の弊害があるから、コンクール入賞に夢中になりすぎない方がいい」という話も出ました。
・「コンクールで点数が取れる弾き方」・「コンクールで勝つための弾き方」になってしまうことがあるので、よろしくない、
・長期間にわたって拘束される(全国大会出場までだと11月まで)
・長期間にわたって数少ない課題曲ばかりやるので、その期間、本来やらなければいけない勉強・練習ができなくなる
・・・というわけで、うちの子供のついている桐朋音大の先生は、ご自身はコンクールの審査員をよくやっているのですが、門下生に対しては「コンクールは、やりたい人がやればいいと思います」というコメントでした。
(余談ですが、東京芸大の教授で、門下生に「子供のうちはコンクールなど出なくていい」と指導している方もおられたりします)
全日本学生音楽コンクールの歴代の入賞者をご覧になるとわかると思うのですが、「私立一貫校・公立一貫校の生徒で受験がなくて、思いっきり練習に打ち込める人」・「音楽科高校の生徒」ばかり目につくので、同じような環境でないのなら、本当に焦らない方がいいです。
知り合いの全日本学生音楽コンクールの全国大会優勝者は、「防音室完備で、深夜でも練習できる環境」、「音大附属高校の学生だったので、1日10時間でも練習できる状況」、「ご両親が音楽教室を経営・音大受験の指導者」といった具合で、普通じゃない環境でしたが、そういう人たちと同じ土俵で争うコンクールなのですから、むやみに焦っても無駄です。(全国大会の入賞者は、親御さんが音大を出ているケースも多いです) -
【6778007】 投稿者: ななっしー (ID:1JSciDGrzcA) 投稿日時:2022年 05月 15日 14:47
ありがとうございます。仰るとおりです。
私の高校は普通科ですので、全国までは見ていませんでした。
しかし、出るからには後悔はしたくない、地区本選に進めるなら進みたい、と思っておりました。
考えてみれば、他の出場者の皆さんとは環境が全く違いましたね。同じ土俵で戦えるだけ幸せだと思えるようになりました。
悔いの無いように、今の実力が出し切れれば十分です。
そう思わせて下さって感謝しております。
ありがとうございます。 -
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【6780979】 投稿者: 正しい (ID:N0ux.YD.Ojk) 投稿日時:2022年 05月 18日 01:24
いや、うちの子も桐朋音大の先生についていますが、「音大には行かない」と決断しましたので、音大に行くわけじゃなくて、普通科学校に通っています。
「全国大会の決勝に残る人たちは、そもそも、環境が違いすぎる」ので、才能うんぬんのレベルではなくて、「生まれた時から、練習環境が違う」という気がします。(音楽教室経営を家業になさってる家系のお子さんが、全国大会に出てきます。お父さま・お母さまのどちらかが、音大を出ていて音楽教室を経営されている方が多いです)
「防音室完備・すごく良いグランドピアノで、深夜の練習でも、1日10時間でも練習できる環境」、「幼少期から、桐朋音大の「子どものための音楽教室」の仙川教室で習っている」、「親御さんも音大卒なので、当然のことながら、音高受験・音大受験をよく理解している」、「幼少期から、音大の教授・准教授・講師の方に習っている」など、環境が違いすぎるので、「コンクールとか、音高受験・音大受験とか、あの人たちと同じ土俵で戦うの!?」と考えてしまいました。
もちろん、先生からは「防音室があるからって、上手になるわけではない」と言われたのですが、普通科の学校に通ってると、とっても不利です。練習時間が確保できないのです。防音室を入れて、深夜まで練習できる環境でも作らないと、練習時間が確保できないと思います。
(知り合いのバイオリン専攻の小学生で、全国大会に毎年のように出場しているお子さんは、練習時間を確保するために、小4から「勉強・宿題が少なくて有名な私立小学校」に転校していたくらいです)
ですから、音高生・音大受験生・芸術高校の生徒で、防音室で毎日10時間練習しているようなのが、腕試しにどんどん出てくるコンクールなので、(「日本音楽コンクール」の学生版なので、プロを目指す人向きのコンクールなのですから)、そういう背景も考えずに、焦ってはダメです。潰れてしまいます。
東京芸大の教授などは、「コンクールの弊害で、今やらないといけない練習が止まるから、子供のうちはコンクールは出なくて良い」と言われてる門下があるくらいで、その門下生は、大人になってから「日本音楽コンクール」に出ています。
知り合いのバイオリニストの方は、「高3の時に、日本学生音楽コンクールで全国大会優勝したけれど、11月末までコンクールに拘束されたために、受験勉強が間に合わなくて、東京芸術大学を落ちてしまった」とおっしゃっていました。(副科ピアノの実技テストで点数が足りなくて、大学受験に落ちでしまったそうです)
このように、「コンクールの弊害」というのがあるぐらいなので、上位入賞にこだわりすぎて、コンクールばかり繰り返し受けたりするのではなく、冷静になって、よく落ち着いてください。(コンクールの入賞にこだわりすぎて、音大受験に失敗・普通科の大学受験に失敗とかになってしまうと困るので)
練習時間が増やせるなら、先生のご指導に従って、ペースアップしてみると良いかもしれません。 -
【6780982】 投稿者: 正しい (ID:N0ux.YD.Ojk) 投稿日時:2022年 05月 18日 01:38
・「ご両親にお願いして、防音工事をやってもらって、深夜でも練習できる環境を作る」
・「よいグランドピアノを買ってもらう」
最低限の条件として、このぐらいはクリアーして、「深夜でも、1日10時間でも、思いっきり練習できる環境」を整えてから、「毎日、深夜まで10時間も練習してるのに、教本の進みが遅くて、どうしよう」と焦るのなら、わかります。
でも、「音大の教授の門下に入って、防音室の中で、1日10時間くらい練習している人」がいっぱいいる世界なのに、焦ってもしょうがないですよ。そして、「全国大会優勝」を狙って、防音室の中で、1日10時間も練習していると、他は何にもできないので、音大受験に失敗したり大学受験と両立できなかったり、弊害はいっぱいあります。
音高生でさえ、「全国大会の上位入賞」にこだわりすぎて、大学受験に失敗してるぐらいですから、普通科高校で「コンクールの成績」にこだわりすぎると、ろくなことがないです。落ち着いてください。 -
【6780993】 投稿者: 正しい (ID:N0ux.YD.Ojk) 投稿日時:2022年 05月 18日 03:13
余談ですが、桐朋音大の教授の指導だと、桐朋音大の音高生が「ショパンを早く弾きたくて仕方なかったのに、教授がとっても厳しくて、クレメンティの教本が終わってからじゃないと、ショパンを引かせてもらえなかった」という話があります。
実際に、ショパンが生きていた時に、自分の弟子を指導する時に、「クレメンティの教本をやるように」、かなり厳しく指導していたらしいので、「クレメンティの教本が終わってから、初めてショパンを弾かせてもらえる」、この流れは、ショパンの楽曲分析をする上でも、正しいと思います。(下記参照)
https://www.ongakunoohanasi.com/chopinpianohaw-to/chopinpianolesson.htm
ショパンが生きているときに、弟子の指導をする時に必ず使ったのが「クレメンティの教本」で、「クレメンティの教本をがっつりやってから、ショパン」が正しいのです。
コンクールに出るからといって、クレメンティ「前奏と音階練習曲集」(全音出版)などをすっ飛ばして、いきなり中2でショパンを弾いても、「うーん、どうだろうねえ」と思います。(中2でクレメンティ「前奏曲と音階練習曲集」が全部終わって、ショパンのエチュードを弾いているならすごいと思いますが)
ショパンのエチュード自体は、「ツェルニー30番を終わっている人なら、ショパンの簡単なエチュードは弾ける」と言われていて、「ツェルニー40番」・「ツェルニー50番」・クレメンティー「前奏曲と音階練習曲集」をすっ飛ばして、ショパンのエチュードを弾いている人もいると思います。
「コンクールにこだわり過ぎない方がいいよ」というのは、そういう話です。
めちゃくちゃピアノが上手で、1日10時間でも練習するような、桐朋音大附属の音高生でさえ、「早くショパンが弾きたいのに、教授が厳しくて、クレメンティの教本が終わらないとダメっておっしゃるの(T T)」と、地味で地道な練習をやっているというのに、
コンクールに出る人たちは、そういう地味で地道な練習をすっ飛ばして、「中2でショパンのエチュードが弾ける」と騒いでいたり、数少ない課題曲に長期間にわたって縛られて、「プロを目指す演奏者が、本来、その時期にやらなければならない地味で地道な練習」をすっ飛ばしている可能性が高いのです。
とりあえず、コンクールは「自分の実力が出し切れれば、良い」と思った方が良くて、焦らない方がいいですよ。(そして、ショパンのエチュードの前に、クレメンティの教本をしっかりやることをお勧めします。ショパン先生が弟子を指導した方法と同じですので) -
【6780997】 投稿者: 正しい (ID:N0ux.YD.Ojk) 投稿日時:2022年 05月 18日 05:13
「高校生の時に、某コンクールの本選に出場したけど、入賞はしなかった」方の記録があったので、参考までに申し上げますと、
「芸大を受けるなら、中1までにツェルニー50番に入っていて、しかも2週間で1曲ずつ仕上げられなければ無理」と東京芸大出身の先生に言われて、練習の記録も、「中学でツェルニー50番」→「クラマー=ビューロー」・「クレメンティ」→「ショパン」→「ショパンの幻想即興曲が中3」という進度だったそうです。
スレ主さんの先生がおっしゃっている、「中2でショパンのエチュード」というのが、クレメンティの教本をがっつりやった上での話なら、「小学校卒業までにツェルニー50番が終わっていて、中1で『クラマー・ビューロー』・『クレメンティ』をやって、中2でショパンのエチュード」、そういう速度感になります。(芸大受験生のような速度です)
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