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【6423627】重症患者の約60%もワクチンを接種済み

投稿者: 中和抗体   (ID:JSfoHyvUKTQ) 投稿日時:2021年 07月 24日 13:06

イスラエル首相「ファイザー製ワクチンの予防効果が、デルタ株には予想より弱い」7/19(月)クーリエ・ジャポン 17:28配信

新型コロナウイルスワクチン接種の速度戦を通じて、日常復帰を目の前にしていた“防疫模範国”でも、伝播力の強いデルタ変異の拡散の勢いはつかめずにいる。

イスラエル保健省は7月17日、前日付けで1118人が新型コロナ検査で陽性反応を示し、この4ヵ月間で新規感染者が初めて1000人を超えたと明らかにした。イスラエルは3月19日(1047人)以来、1日の感染者数1000人以下を維持してきた。

イスラエルは約930万人の全人口の56%を占める522万人あまりが2回目の接種をすべて終えるなど、早いペースでワクチン接種を進めてきた。

しかし、デルタ型変異株の拡大を受け、最近の新規感染者の半分以上はワクチンを接種していながらも感染しており、重症患者の約60%もワクチンを接種済みだという。

これに先立ち16日、イスラエルのナフタリ・ベネット首相はコロナ対応閣議で、「ファイザー製ワクチンの予防効果がデルタ変異株には予想より弱い」と評価した。ただ、同日の閣議で現在治療中の感染者約6500人のうち重症患者は58人と少ない水準を維持していることから、人数制限などの措置はとらないとしている。

成人人口の67.5%が2回目のワクチン接種を終えた英国でも16日、5万4674人まで新規感染者数が増えた。アストラゼネカ製ワクチンを2回接種したザビード英保健相も「コロナ陽性判定を受けた」と明らかにした。

英国は、1日の死者数が5月末から二桁以下に低く維持されていることを理由に、19日から大半の防疫規制を解除する方針だ。

大阪の大学の研究だったかな?
ワクチンにより中和抗体とADEが発生するが、接種後しばらくは中和抗体が優位だからADEが発生しても問題がない。だが中和抗体は時間の経過につれ下がってくる。ではADEはどうか?中和抗体が下がってもADEがそのままなら今度はADEが優位になる。
もしワクチンを先行していたイスラエルの状態がこれならば、3度目のワクチンが必要になり、ではいつまで定期的ワクチンを打ち続けなければならないのか?と言うことになる。

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  1. 【6423640】 投稿者: イスラエル  (ID:nTPkvAF4/J.) 投稿日時:2021年 07月 24日 13:19

    現在、ワクチン接種済み(1回しか接種していない人々含む)の重病患者が35名ということでしょうか。
    58名✕60%

  2. 【6423665】 投稿者: ワクチン有効期間  (ID:JSfoHyvUKTQ) 投稿日時:2021年 07月 24日 13:40

    新型コロナ変異株に対するワクチン接種者の約9割が 流行中の変異株に対する中和抗体を保有することが明らかに
    横浜市立大学
    研究成果のポイント

    日本人のワクチン接種者111名(未感染105名、既感染6名)を対象に、ファイザー製ワクチンの有効性について、中和抗体(液性免疫)の保有率という観点から調査。
    独自の迅速抗体測定システム「hiVNT新型コロナ変異株パネル」を活用して、従来株および変異株7種の計8株に対する中和抗体を測定。
    未感染者でワクチン2回接種した人のうち、99%の人が従来株に対して中和抗体を保有していた。流行中のN501Y変異を有する3つのウイルス株(英国、南アフリカ、ブラジルで初めて確認された株)に対しても、90~94%の人が中和抗体を有していた。
    懸念されているインド由来の株に対しても中和抗体陽性率が低下するような傾向は見られなかった。
    計8株すべてに中和抗体陽性であった人は全体の約9割(93/105; 89%)であった。
    中和抗体の上がり方については個人差が見られた。特に1回接種のみでは、変異株に対して中和抗体が産生されない人が一定数存在した。
    研究の背景と意義
    新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛や休業要請を余儀なくされる中、打開策として全国的にワクチン接種が進められていますが、最近では、変異株の種類が多様化し、その感染者数が急激に拡大傾向にあります。現在接種が進められているワクチンは初期の従来株に対する有効性は確立されていますが、その後登場した変異株に対して、特に日本人における中和抗体に関する情報は十分ではありませんでした。
    今後の展開
    変異株のさらなる出現も予想されるため、新たな変異株が登場した際に、変異株に対する中和抗体保有の状況を集団レベルですみやかに調べ、既存のワクチンの有効性を評価できる手法が求められます。今回開発した「hiVNT新型コロナ変異株パネル」のような複数の変異株を取り揃えて(パネル化)、それらに対する中和抗体を一括して短時間で評価し、集団レベルならびに個人レベルにおける免疫能の獲得の詳細を明らかにすることは、ワクチン普及後の社会活動を回復させる後押しになると期待されます。本研究で使用した中和抗体の迅速測定システム「hiVNT」を社会実装につなげられるよう、さらなるデータの蓄積を進める予定です。


    イスラエル
    世界最速ペース イスラエル ワクチン接種どう進められている?
    2021年1月25日 19時54分 配信
    世界各国で新型コロナウイルスのワクチン接種が始まっていますが、スムーズに接種を進めるにあたって、課題に直面している国も少なくありません。そんな中、世界最速ともいえるペースで接種を進めているのがイスラエルです。どのような方法がとられているのか、イスラエルの曽我支局長の解説です。

    Q1.イスラエルのワクチン接種 どれほど進んでいる?
    イスラエルでは去年12月19日から、ファイザーなどが開発したワクチンの接種が始まりました。
    それからおよそ1か月後、1回目の接種を終えた人は230万人を超え、人口のおよそ3割にのぼっています。

    優先的に接種が行われている60歳以上となると、すでに7割を超えています。

    イギリス・オックスフォード大学の研究者らがまとめている「アワー・ワールド・イン・データ」によりますと、少なくとも1回はワクチンの接種を受けた人が人口に占める割合は、今月21日の時点でイスラエルが最も多く33.93%。2位のUAE=アラブ首長国連邦の21.85%や、3位のバーレーンの8.44%を引き離し、最速ペースで進んでいます。

    イスラエルではすでに2回目の接種も始まっていて、政府は3月末までに、16歳以上のすべての国民に対する接種を終えたいとしています。

    Q2.なぜそんなに早く進められる?
    複数の理由が考えられますが、大きく2つの理由が考えられます。

    ●理由1 国民皆保険制度
    1つ目が、整備された医療制度の基盤です。
    イスラエルでは日本と同じように、国民皆保険制度が導入されていて、国民は「医療保険機構」への加入を義務づけられています。日本で言う「健康保険組合」のような団体です。

    イスラエルの場合、保険による医療サービスの提供などは「医療保険機構」に一元化されていて、今回のワクチン接種でも、この団体が業務を一手に担っています。

    接種する場所はすべて機構が準備し、自分たちで経営する病院や診療所を会場にあてているほか、ドライブスルーやスポーツ施設での接種も行っています。

    人材が足りない施設では、看護師や救命救急の人員を臨時で雇い、対応にあたっているということです。

    各会場の稼働時間は自治体の規模などによって異なりますが、取材をしたエルサレムのバスケットボール専用施設では、午前8時から午後10時までの1日14時間、接種を受けつけていました。

    また1日あたり30人ほどが働き、2000人に接種することができるとしていました。

    そして医療保険機構の業務を支えているのが、ITを取り入れた「デジタルヘルス」です。
    イスラエルでは1990年代、人口の増加や高齢化にともなって、医療費の増加が課題となりました。

    このため「デジタルヘルス」の推進を進め、業務の効率化を図ってきた経緯があります。IT化によって機構は現在、国民の病歴といった膨大な個人情報を一元的に管理しています。

    そうしたデータに基づいて、接種は高齢者や基礎疾患のある人など、感染によるリスクの高い人から順番に行われています。

    対象者には、携帯電話のメッセージで直接連絡。

    出向いてもらう日時や会場を伝え、同意する人は専用のアプリなどに登録した上、接種を行うという仕組みです。

    機構は、各会場の混雑状況も一手に把握し、対象者をすいている会場に案内することで、混雑を回避する取り組みもなされています。

    最大の政府系の病院「シェバ・メディカル・センター」で業務改革の責任者を務める、エイアル・ツィムリヒマン氏は「データに基づいて、対象者にすいている会場に行くよう指示できるし、ワクチンが余れば次の対象者に連絡してすぐに来てもらうこともできる。イスラエルの制度はこうしたオペレーションに非常に適している」と話していました。


    Q3.ワクチンの入手は順調だった?
    イスラエルは、800万回分のワクチンをファイザーから購入することで合意しています。
    ネタニヤフ首相は今月、「友人であるファイザーのCEOと17回目の会談を行い、さらなるワクチンを受け取ることで合意した」と述べ、個人的な関係をいかして調達を進めていることをアピールしています。

    また報道では、他国よりも高値で契約を結び、早期の経済再開を急いだとも伝えられています。

    1月17日には政府が、ファイザーとの合意文書の一部を明らかにしました。

    この中では、イスラエル側がワクチンの接種状況などのデータを定期的に公開する代わりに、ファイザー側もすみやかにワクチンを提供するといった内容も含まれていました。

    専門家は、迅速な接種から得られる情報は、製薬会社にとってもメリットが大きく、各国との競争においてもイスラエルは、有利な立場にあると指摘します。

    「シェバ・メディカル・センター」のアルノン・アフェク副事務局長は「接種後に腕が痛くなったり頭痛がしたり、極めて少ないが深刻な副反応が起きたりといった情報はファイザーにとって非常に重要な情報だ。ファイザーは開発の最終段階で4万人に臨床試験を行ったが、イスラエルは3週間で190万人に接種できている。ファイザーにとってイスラエルにワクチンを提供した方が良いということになる」と話していました。

    Q4.これまでに公開されている情報から分かることは?
    これまでのところ、生死に関わるような深刻な副反応は報告されていないということです。

    一方、ワクチンの成果についても具体的なものはまだ示されていません。

    ワクチンの接種が進むことで、感染はいつどういったタイミングで収束に向かうのか。世界最速ペースのイスラエルにおけるワクチン接種の進め方や、そこから得られるデータに、各国や製薬会社の注目が集まっています。




    ワクチンの有効期間は長くて半年?
    冬に備えてワクチン3回目打つ人が増えると予想

  3. 【6423685】 投稿者: 半減期  (ID:JSfoHyvUKTQ) 投稿日時:2021年 07月 24日 13:52

    山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信より

    ファイザー社製やモデルナ社製のmRNAワクチンは、発症を95%近く抑制する高い効果が示されていますが、効果の持続期間についてはデータがありませんでした。4月6日にNew England Journal of Medicineで公開された解析

    Antibody Persistence through 6 Months after the Second Dose of mRNA-1273 Vaccine for Covid-19 | NEJM

    によると、ワクチン2回接種し180日が経過した時点でも、高い中和抗体(ウイルスの感染を防ぐ抗体)が維持されていると報告されています。この解析では、モデルナ社が実施した最初の臨床試験(第1相)に参加した33名の健常人において、血中の抗体、特に中和抗体活性を2回目接種後14、90、および180日目に測定しました。その結果、時間と共に徐々に低下はするものの、180日目においても33名全員において十分な中和活性が維持されていました。中和活性は年齢層が若いほど高いこともわかりました。中和活性の半減期は2つの計算方法により異なりますが、68日もしくは202日と推定されました。


    68日の最短なのか
    202日と最長なのか

    体質と年齢によって違う

  4. 【6423708】 投稿者: 抗体くん  (ID:JSfoHyvUKTQ) 投稿日時:2021年 07月 24日 14:06

    <新型コロナ>軽症・無症状の2割が変異株への抗体1年後に減少 感染歴あってもワクチン接種を 2021年5月20日 20時44分


     新型コロナウイルスの従来株に感染し、軽症・無症状だった人のうち約2割は1年後、現在の感染の約9割を占める英国株への感染を防ぐために十分な量の「中和抗体」を保有していなかったなどとする研究結果を、横浜市立大の研究チームが20日発表した。感染歴があっても変異株に対応するため、ワクチンを打つ必要があるとの見解を示した。

    中等症・重症からの回復者は9割以上が保有
     研究チームは昨年2~4月、従来株に感染した男女250人(平均年齢51歳)から半年後と1年後、血液を採取して中和抗体の量を調べた。
     中等症・重症から回復した人は全員、1年後も従来株に対する中和抗体を保有していた。しかし、軽症・無症状だった人のうち5人は半年後、8人は1年後、中和抗体がなかった。


     英国株、ブラジル株、南アフリカ株、インド株に対しても、中等症・重症だった人の9割以上は1年後も、全ての変異株に対し、十分な中和抗体を持っていた。1方、軽症・無症状だった人の2~3割ほどは、それぞれの変異株に対する中和抗体がなかった。


    「ワクチンは1年後に再接種を」
     変異株への中和抗体の陽性率が下がる理由について、研究チームの梁明秀教授は「従来株に対し複数の中和抗体があるが、ウイルスに変異が入ると、そのうちのいくつかが使えなくなるため」と説明した。


     中和抗体の量は、感染直後やワクチン接種後が最も高く半年間で低下するが、それ以降は大きく下がらない傾向がみられた。同じチームの山中竹春教授は「ワクチン接種後の中和抗体の下がり方も自然感染と同様。ワクチン接種後は免疫増強のため、1年後の再接種が現実的だが、2回接種の必要はないのでは」と述べた。 

  5. 【6423764】 投稿者: 日本人  (ID:7v.yUxvZHzA) 投稿日時:2021年 07月 24日 14:43

    しかし、中国人があんなにたくさんきていてコロナも早くから入ってきていたはずの日本で、なぜ欧米に比べて感染者も死亡者も極端に低いままでなのでしょうか。

    その辺の研究結果も聞きたいですね。

  6. 【6423812】 投稿者: HLA-A24  (ID:JSfoHyvUKTQ) 投稿日時:2021年 07月 24日 15:10

    ウイルスの感染力を高め、日本人に高頻度な細胞性免疫応答から免れる SARS-CoV-2変異の発見

    新型コロナウイルスのスパイクタンパク質の感染受容体結合部位が、ヒトの細胞性免疫を司る「ヒト白血球抗原(HLA)」の一種「HLA-A24」によって認識されることを見出した。



    「懸念すべき変異株」
    「カリフォルニア株(B.1.427/429系統)」
    「インド株(B.1.617系統;デルタ型)」に共通するスパイクタンパク質の「L452R変異」が、HLA-A24を介した細胞性免疫から逃避することを明らかにした。

    「L452R変異」は、ウイルスの感染力を増強する効果があることを明らかにした。



    本研究成果は2021年6月14日、米国科学雑誌「Cell Host & Microbe」オンライン版で公開されている。

    発表内容
    新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は、2021年6月現在、全世界において1億5千万人以上が感染し、350万人以上を死に至らしめている、現在進行形の災厄です。現在、世界中でワクチン接種が進んでいますが、2019年末に突如出現したこのウイルスについては不明な点が多く、感染病態の原理やウイルスの複製原理、免疫逃避と流行動態の関連についてはほとんど明らかになっていません。

    ヒトの免疫、特に獲得免疫は、「液性免疫(中和抗体)」と「細胞性免疫」に大別されます。イギリス株やブラジル株などの新型コロナウイルスの「懸念すべき変異株」が、液性免疫(中和抗体)から逃避する可能性については世界中で研究が進んでいますが、細胞性免疫からの逃避の可能性については報告がありませんでした。

    本研究では、まず、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質の一部が、「HLA-A24」という、日本人に多く見られる型の細胞性免疫によってきわめて強く認識されることを、免疫学実験によって実証しました。


    次に、75万配列以上の新型コロナウイルスコロナウイルス流行株の大規模な配列解析を行い、スパイクタンパク質のHLA-A24で認識される部位に、いくつかの重要な変異があることを見出しました。


    昨年デンマークで流行したB.1.1.298系統で見つかったY453Fと、現在世界中で流行拡大しているB.1.617系統(通称「インド株」)とB.1.427/429系統(通称「カリフォルニア株」)の変異、L452R変異というアミノ酸変異です。


    更に免疫学実験により、これらの変異はいずれも、HLA-A24による細胞性免疫から逃避することを実証しました。これは、「懸念すべき変異株」が、細胞性免疫から逃避することを実証した世界で初めての成果です。

    本研究で見出したY453F変異とL452R変異はどちらも、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質の中でも、新型コロナウイルスの感染受容体に結合するモチーフの中の変異でした。

    そこで次に、これらの変異が、ウイルスの感染と複製効率に与える影響を、ウイルス学実験で検討しました。その結果、L452R変異は、ウイルスの膜融合活性を高め、感染力を増強させることを明らかにしました。

    上述の通り、L452R変異は、現在世界中で流行拡大しているインド株に特徴的な変異です。また、L452R変異による免疫逃避に関わる、細胞性免疫を担うHLA-A24というタイプの白血球抗原は、約60%の日本人が持っています。


    L452R変異は、日本人に多いHLA-A24による細胞免疫から逃避するだけでなく、ウイルスの感染力を増強しうる変異であることから、この変異を持つインド株は、日本人あるいは日本社会にとって、他の変異株よりも危険な変異株である可能性が示唆されます。


    本研究では、流行株の大規模な配列解析により、HLA-A24によって認識されるエピトープ部位の変異、Y453FとL452Rを同定しました。

    Y453F変異は、HLA-A24から逃避し、感染受容体ACE2への結合性を高める能力を持ちますが、この変異を持つB.1.1.298系統は、昨秋のデンマークでの一過的な流行以降に収束しました。


    一方、L452R変異は、HLA-A24から逃避するのみならず、感染受容体ACE2への結合性を高め、ウイルスの膜融合活性を高めることによってウイルスの感染力を増強させることを明らかにしました。L452R変異を持つ流行株として、カリフォルニア株(B.1.427/429系統)とインド株(B.1.617系統)が知られています。

    現在、カリフォルニア株の流行規模は減少傾向にありますが、本研究の展開後、同じL452R変異を持つインド株が出現し、現在「懸念すべき変異株」のひとつとして注目されています。


    ヒトの免疫は自然免疫と獲得免疫に分類され、細胞性免疫は獲得免疫応答のひとつ。主に、キラーT細胞とヘルパーT細胞によって担われる。

    ヒト白血球抗原(HLA)によって提示された外来物(今回の場合、新型コロナウイルス)由来のエピトープを認識し、感染細胞を殺す役割等を担う。


    ヒト白血球抗原(HLA)
    Human leukocyte antigenの略。クラス1とクラス2に大別されるタンパク質であり、クラス1はヒトの全身のほぼすべての細胞に発現している。外来物(今回の場合、新型コロナウイルス)やがんなどの異質な物質をエピトープとして提示し、細胞性免疫を誘導する役割を担う。

    懸念すべき変異株
    新型コロナウイルスの流行拡大によって出現した、顕著な変異を有する変異株のこと。"Variants of concern"の和訳。現在まで、イギリス株(B.1.1.7系統、アルファ型)、南アフリカ株(B.1.351系統、ベータ型)、ブラジル株(P.1系統、ガンマ型)、カリフォルニア株(B.1.427/429系統)、インド株(B.1.617系統、デルタ型)が、「懸念すべき変異株」として認定されている。伝播力の向上や、免疫からの逃避能力の獲得などが報告されている。カリフォルニア株(B.1.427/429系統)は「懸念すべき変異株」のひとつであり、L452R変異を持つ。昨年末に米国カリフォルニア州で出現し、今年初めに流行拡大したが、その後、この株の流行は収束した。インド株(B.1.617系統;デルタ型)は、もっとも最近「懸念すべき変異株」に登録された株であり、L452R変異を持つ。今年3月に、インドでの感染爆発で出現した。現在、日本を含めた世界中に伝播し、流行拡大が続いている。

    獲得免疫
    ヒトの主要な免疫応答のひとつ。B細胞による液性免疫と、T細胞による細胞性免疫の総称。後天的に外来物やがんなどの異質な物質に対して一度獲得されると、それが「免疫記憶」として維持される。ワクチンはこの作用を利用している。

    液性免疫(中和抗体)
    細胞性免疫と同じく、獲得免疫応答のひとつ。B細胞によって産生される中和抗体による免疫システムのこと。


    中国人からの感染はヒト白血球抗原(HLA)HLA-A24を多く保有する日本人には発症するリスクが少なかった?ということですかね?

  7. 【6423817】 投稿者: 変異株について  (ID:JSfoHyvUKTQ) 投稿日時:2021年 07月 24日 15:14

    ウイルスは、自らの力で増殖できず動物やヒトの細胞に入り込み増殖します。
    その過程で遺伝子のコピーミスが起きて突然変異を起こします。より効率よく
    増殖できるウイルスは生き残り、従来株から取って代わります。世界中の何処か
    で、COVID-19の感染拡大が継続すれば、変異する環境はウイルスに有利になるので、新たな変異株の出現は今後も続きます。以下は、WHOが注目すべき変異株、懸念される変異株と定義されたウイルスの変化です。

    1)N501Y変異あり(ウイルスのスパイクたんぱく質の501番目のアミノ酸がNからYに変化)
    イギリスから報告された株、西日本で流行しているタイプです。
    特徴として、感染力が従来のウイルスより1.32~1.7倍強く、重症化するま
    での日数が感染後4日~5日と早い(従来型は感染後7日~9日)
    ワクチンは有効であることが示唆されています。


    2)E484K変異あり(ウイルスのスパイクたんぱく質の484番目のアミノ酸がEからKに変化)
    東日本で確認されている変異株です。免疫逃避(抗体の攻撃を避けることが
    出来る)の可能性が示唆され、ワクチンの効果が低下することが示唆されて
    います。


    3)N501Y、E484K変異あり
    (ウイルスのスパイクタンパク質のN501YとE484K2カ所変化している)
    南アフリカやブラジルから報告されている変異株で、感染力も強く、ワク
    チンの効果が低下することが示唆されています。


    4)L452R、E484Q変異あり
    (ウイルスのスパイクタンパク質のL452RとE484Q2カ所変化している)
    インドから報告されている変異株で、感染力が強く、抗体の働きを低下さ
    せる恐れがあります。また、L452Rに変異があると、白血球の型である「HL
    A-A24」というタイプでは、免疫効果が弱まると懸念されています。既存株
    に罹患した人も再感染する可能性があります。

    日本人の約60%はこの「HLA-A24」というタイプの白血球なので国内での
    感染流行状況には注意が必要です。

    変異株であっても基本の感染予防対策は同じです。しかし、感染・伝播性が強く
    なっているので、より一層基本の予防対策を厳守してください。

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