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【3801557】ミステリー(推理)小説のレビューをどうぞ

投稿者: アラフィフの読書   (ID:SZRj/VH51r6) 投稿日時:2015年 07月 23日 14:03

こんにちは。私はずっとテレビでワイド劇場などを楽しんできました。
山村美沙や西村京太郎シリーズなどです。

趣味が高じてしまい、最近になって、ミステリー(推理)小説を読み出しましたが、何を読もうかと迷ってしまいます。

皆さんが好きだった本をぜひとも教えて下さい!
ネタバレでも大歓迎です!!!
どうぞよろしくお願い致します。

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  1. 【4980915】 投稿者: ロディ  (ID:UJazvqu6gd2) 投稿日時:2018年 05月 02日 21:58

    海外の作品からさま

    早速のご回答、ありがとうございます。

    toffeeというお菓子のこと?でもウェールズと関連なさそうだし、脚注に書いてほしかったかも・・・

    さすが博識でいらっしゃる。
    ありがとうございました。

  2. 【4981927】 投稿者: 海外の作品から  (ID:PiuyFhG5Rdo) 投稿日時:2018年 05月 03日 21:31

    ようやく読み終わった、ちょっと変わったミステリー、というか、人間ドラマというか、です。比較的重厚な作品。

    ミステリーと考えると、謎解きに関係ない要素がたくさん詰め込まれています。しかし、人間ドラマと考えると、実に重厚でいろいろ考えさせられます。

    Before the Fall, by Noah Hawley
    2017年エドガー賞長編賞受賞作品。
    メディアの大物Bateman夫妻と二人の子供、マネーロンダリング疑惑のある金融業Kipling夫妻を乗せたプライベートジェットは、世界的に有名なリゾートであるMartha's VineyardからNew Yorkへの飛行中に突然墜落します。この飛行機には、およそExecutive一族とかけはなれた売れない画家Scottが乗り合わせていました。Scottは、Batemanの妻Maggieに誘われたのです。
    墜落後、Scottは荒海に投げ出され、肩を脱臼していました。しかし、Bateman夫妻の4歳の子供JJを発見、JJを背負って荒海を10マイル以上泳ぎきり、九死に一生を得ます。
    しかし、Batemanの息のかかったキャスターMilliganとFBI捜査官O'BrienはScottを快く思わず、Scott陰謀説に加担し、執拗にScottを追っていきます。Scottが、自分の絵の題材を得るために、わざと飛行機を墜落させた、等々。Scottは、妹を水難で失った過去があり、災害や事故を題材にする絵ばかりを描いていたことも疑惑を深めました。また、Scottはなぜか公衆とマスコミの前から姿を隠し、Hero扱いを拒みます。ただ一人、航行安全局(National Transport Safety Board, NSTB)の調査責任者Gusだけは冷静公平で、不眠不休で破壊された機体や遺体の調査を継続します。
    物語は、ScottとJJの荒海との戦いから、Scottに対するマスコミやFBIとの戦い、JJを引き取ることになったMaggieの妹Eleanor周辺に移ります。JJは大物Batemanの一人息子であり、天文学的な遺産を相続するので、後見人となるMaggieにも、JJを救ったScottにも、世間は決して好意的ではありません。
    小説は、ScottやEleanorやJJの墜落後を描きながら、同時に、Private Jetに乗ったBatemanやKiplingのみならず、パイロットやキャビンアテンダント、Bateman専用のガードマンの過去にさかのぼっていきます。
    犠牲者の過去のほとんどは、墜落の原因となにも関係ない内容です。しかし、テロや犯罪を疑われるような事故の原因究明では、搭乗者の過去は普通に調査されるのでしょう。普通のミステリーのように、すべての事象がジグゾーパズルのように収斂していく、ということもありません。
    このあたりが、この小説の書評を若干カラ目にしているのでしょう。
    また、表現が過剰に文学的情緒的と思われる部分もあり、また、Stephen King顔負けに過剰に詳細と思われる部分もあり、墜落のミステリーと考えると、いまいち、かも知れません。しかし、私は、重厚な人間ドラマとしてはなかなかの作品と思います。 英語はおおむね完結でスラングも少ないのですが、若干冗長に感じる部分もあり、洋書をはじめて読む方には若干チャレンジングかも知れません。

    このタイトル、Fallは、たぶん、3つの意味が掛けられています。
    Fall=墜落 飛行機墜落事故の後日譚です
    Fall=地位や名声の失墜 ジェットの同乗者は、裏社会との関係を暴かれ司直の手が及びそうになっています。また、登場人物の一人は、たぶん、Scottによって名声を失うことになります。
    Fall=秋。墜落事故は8月に起こっています。秋になる前のできごと、という感じでしょうか。

    日本語訳が出ています。

    晩夏の墜落 ハヤカワ・ミステリー文庫 川副 智子 訳

    私は、この日本語訳を見るまで、タイトルのFallに秋という意味が含まれるだろうことに気づきませんでした。

  3. 【5010371】 投稿者: ロディ  (ID:UJazvqu6gd2) 投稿日時:2018年 05月 30日 21:30

    やっと、特捜部Qシリーズ『自撮りする女たち』読み終わりました。

    題名は、原書に近いのでしょうか?
    今、流行りのフォトジェニックな話ではなく、別の意味で現代の問題を映し出しています。

    The Hanging Girl さまがご紹介されたように、複数の事件が並行して展開していきます。

    少しフロストシリーズを彷彿させますが、最後はきれいにまとまります。

    でも長いですね。このあたりもフロストシリーズに似ているかな。

    話は変わりますが、こちらでも取り上げられたでしょうか?
    『孤狼の血』、映画を観てきました。

    原作にほぼ忠実でしょうか?

    役者さんが素晴らしくて、きつい描写もありましたが、面白かったです。
    桃李くんの設定、同年代なのですよね、映像で見ると感慨深いです。

  4. 【5015417】 投稿者: ロディ  (ID:UJazvqu6gd2) 投稿日時:2018年 06月 04日 21:02

    ミシェル・ビュッシ『黒い睡蓮』、読み終わりました。

    モネの睡蓮で有名な、美しい村、ジヴェルニーで起きた殺人事件。

    被害者はドンファンで絵画のコレクターの資産家。(どこかで聞いたような)
    年代の違う3人の女性が登場し、その中の老女が語り手となります。

    読み進めていくと、展開はある程度、想像できるのですが、更に想像を超えた結末が待っています。

    フランス版、ケイト・モートンでしょうか。『湖畔荘』が好きだった方はぜひ、ご一読を。

  5. 【5024329】 投稿者: ゼロの焦点  (ID:VSjbBa123Xg) 投稿日時:2018年 06月 12日 10:19

    何人死んでるんだよw

  6. 【5029092】 投稿者: 海外の作品から  (ID:MZgHlGS7Fwo) 投稿日時:2018年 06月 16日 20:02

    皆様お久しぶりです。

    魅力的な本のご紹介ありがとうございます。フロストシリーズや湖畔荘と類似の作品、なかなかにわくわくします。

    私の方が、あまりにシャローな本やどうかと思う本にあたっておりましたが、ようやく、これは、と思うものに行き当たりました。

    The Woman in the Window, by A.J. Finn

    女流新人によるサイコスリラー。新人とは思えない完成度で、無駄のない表現、そして、後半は二重三重の仕掛けがある上にものすごい加速感です。NY Timesベストセラーになり、数十か国で売れているそうです。

    Annaは、夫と娘と別れて暮らすことになり、ハーレムの大きな家に一人で住んでいます。Annaは。広所恐怖症をわずらい、また、ある中気味で、メンタルに不安定で、家から一歩も出られない状態でした。
    あるとき、広場の反対側に、一家が引っ越してきます。息子のEthanはAnnaにフレンドリーで、母親のJaneとはチェスを楽しんだりしました。
    しかし、ある日、Annaは、Janeが家の中で刺殺されるのを目撃してしまいます。Annaはすぐに警察に通報しますが、刺tおが殺された女性とは似つかない女性がJaneと名乗り、一家や周辺の住民はすべて事件を否定し、メンタルに不安定なAnnaの妄想、とされてsまいます。
    Annaは納得できず、家の中から隣の動静を観察し、各所に問い合わせを行う、など、事件の調査にとりかかりますが、精神を止むAnnaは誰にも信用されず、しかし、Annaは自分の過去とも向き合うことになります。
    隣の家の殺人は幻想なのか現実なのか、もし現実だとしたら唯一の目撃者Annaはどうなるのか、ひたひたと恐怖が迫ってきます。

    この小説、ベストセラーになった、The Girl on the Trainを意識している、あるいはパロディを目指したような気がします。

    ある中でメンタルに不安定な女性が事件を目撃し、徐々に巻き込まれて言って、しかし、自分が何をやったかやらなかったかもよくわからなくなってくる。

    しかし、私見では。The Girl on the Trainyヨよりさらに完成度が高く、怖いです。
    悲しいお話なのですが、どこか救いもありますので、興味ある方はぜひ。

    アメリカでは映画化が決まったそうです。
    残念ながら邦訳はまだのようです。

    無駄を廃しトリックと伏線に満ちた英文で、読みにくい英語ではないけれど、少しは英語で小説を読んだことがある人のほうが楽しめるかもしれません。

    The Girl on the Trainのほうが英語だけ見るとシンプルです。

  7. 【5043273】 投稿者: ロディ  (ID:ssr/lfwNwqU) 投稿日時:2018年 07月 01日 13:30

    海外の作品からさま

    『晩夏の墜落』、読み終わりました。

    読み出したら止まらなくなって、一気読みでした。

    ドラマの脚本家でもある作家さんなので、おっしゃるようにグランドホテル形式の人間ドラマとしての側面が強いかもしれないですね。
    特にトランプ政権誕生に一役買ったフェイクニュースや、億万長者の生活など、
    昨今のアメリカをうまく描いていると思います。

    クリス・エヴァンスあたりを主役で、映像化されると面白そうです。

  8. 【5043328】 投稿者: 映画好き  (ID:.j96ypqz5GA) 投稿日時:2018年 07月 01日 14:25

    海外の作品から 様

    以前ご紹介いただきました、「ザ・ガールズ」読了しました。

    私はイヴィーよりも若く、でも1969年の事件の時はこの世にとうに生まれていました。(回りくどい!つまり結構おばはん)
    まだまだ子供でしたので、シャロンテート事件のことは全く知りませんでした。
    後にどこかから知った次第で、知識としては1970年代生まれの皆様と変わりはありません。

    ただ、当時のヒッピー文化(フラワーチルドレン、なんて呼び方も知らないお子様でした)はよく覚えています。
    子供会のボランティアのお兄さんお姉さんが髪を長く伸ばし、真ん中分けでヘアバンド、パンタロン(死語?)を履いてサイケデリックな鮮やかなTシャツを着て、何故か足元はスリッポン(これも死語?)。
    無茶苦茶かっこいい!大きくなったらヒッピーになりたい!と思っていました。

    幸いなのか不幸なのか、私が大人になったころにはヒッピー絶滅でしたが
    もしも私がイヴィーの年頃だったら
    もしかしたら憧れてはまってしまったのかも、と恐怖を感じました。
    ま、日本のヒッピーなんて、ただかぶれただけでしょうが。

    この本に書かれている事柄、当時の考え方、自由を求めて個を失っていく生き方、多感な「ガールズ」が特に変わった人間ではなく、ごく普通の女の子たちであること
    ネットで「スーザンアトキンス」の可愛い笑顔を見て、やりきれなくなりました。

    まとまりがなくなりましたが、自分ではなかなか発見できなかった物語、ご紹介有難うございました。

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