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【3801557】ミステリー(推理)小説のレビューをどうぞ

投稿者: アラフィフの読書   (ID:SZRj/VH51r6) 投稿日時:2015年 07月 23日 14:03

こんにちは。私はずっとテレビでワイド劇場などを楽しんできました。
山村美沙や西村京太郎シリーズなどです。

趣味が高じてしまい、最近になって、ミステリー(推理)小説を読み出しましたが、何を読もうかと迷ってしまいます。

皆さんが好きだった本をぜひとも教えて下さい!
ネタバレでも大歓迎です!!!
どうぞよろしくお願い致します。

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  1. 【5044692】 投稿者: 海外の作品から  (ID:F4xOMb.Pj6c) 投稿日時:2018年 07月 02日 19:39

    ロディさま、映画好きさま

    ややマニアックな本をご紹介した甲斐がありました。
    感想をお寄せくださりありがとうございます。

    晩夏の墜落(Before the Fall)は、前にも書きましたが、「余分なピースがたくさんある」ミステリー、と見るより、現在のアメリカをあらわす人間ドラマと見るほうがふさわしいように思います。
    古いキーワードですが、トロフィーワイフも、この小説の背景になっています。飛行機に乗り合わせた一人はトロフィーワイフと見えなくもなく、これに対する世間の反発は主要なテーマです。
    現政権になり、アメリカ社会は分断される方向に進んでいるような気がしてなりませんし、この小説のような人間模様は至る所で起こっているんだろうと思います。

    The Girlsのような社会現象は、ヒッピー文化という意味では終焉を迎えましたが、さまざまなカルトはまだまだ続いており、形を変えただけ、のような感じがしてなりません。
    実は、私はその昔、某真理教の主要な活動拠点の直近に住んでいたことがあり、教祖が選挙に出馬したときは、悪臭ただよう汚れた着ぐるみを着た集団が駅前や主要な道路を踊りながら練り歩いていました。腐臭漂う汚い着ぐるみの中に、一見キリッとした好青年や美人女性が居たこともいつまでも残る違和感でした。

    マニアックな本をお読みいただきありがとうございます。
    個人的な事情でちょっと読書のスピードが落ちていますが、またご紹介させてください。

  2. 【5048210】 投稿者: 映画好き  (ID:JLlMGYF0/1c) 投稿日時:2018年 07月 06日 09:00

    海外の作品からさま

    あの宗教団体の選挙時、渋谷に沢山の着ぐるみを着た気持ち悪い団体が歌いながら踊っていました。
    真面目な選挙運動とは思えませんでしたが、
    皆大真面目、そうそうたる立派な若者たちだったと後から知り
    愕然としました。

    先程、教祖の死刑執行されたとか。

    ミステリーとは関係ありませんが、取り急ぎ、タイムリーなので書き込みました。

  3. 【5050843】 投稿者: 海外の作品から  (ID:sMMzSYaQ5bU) 投稿日時:2018年 07月 08日 20:18

    映画好きさま

    コメントありがとうございます。

    友人知人には被害者加害者とも居りませんが、友人の知人には加害者側被害者側両方おります。

    平成の終わり、一区切り、なのでしょうけれど、記憶にとどめるべき事件のように思います。

  4. 【5050918】 投稿者: ロングライダー  (ID:zwsTjzDejMQ) 投稿日時:2018年 07月 08日 21:36

    お久しぶりなので、昔の名前で出てきました。

    皆さん方にはあまりなじみのない作品(日本のハードボイルド)のご紹介です。
    原尞『それまでの明日』(2018)

    原は30年間で出した小説が長編5冊、短編集1冊。エッセイも1冊しか出していない、寡作中の寡作作家です。
    日本で最もチャンドラーに近い作風の作家ですが、30年前に処女作(『そして夜は甦る』)を友人から借りて読んだときの感想は「ふ~ん」ぐらいなものでした。
    ところがその時すでに、種は蒔かれていたのですね。
    少しずつ気になっていき、やがて読み返さないことにはならなくなりました。夜そんな気になって、なかなか寝付けなくなり、朝起きたらすぐに渋谷に行きました。
    当時渋谷のジュンク堂(今もあるのかな?)の前で開くのを待ち、朝イチで買いました。
    すべての作品がそんな調子で、しかも出版間隔が随分長いので、その都度まるで初恋の人にしばらくぶりに会って、また初恋に落ちているような気持ちにおちます。

    話自体の感想なんて、もはやどうでもよく、原の文章と主人公の沢崎が動くさまをなぞっているだけで、心が満たされていく。
    どうせまたすぐに恋に落ちるんです。
    でもそれがまた初恋なんです。厄介ですね。

  5. 【5054380】 投稿者: ロディ  (ID:ssr/lfwNwqU) 投稿日時:2018年 07月 12日 23:03

    ロングライダー様

    まさに『そして夜は甦る』、読み終わったところです。
    チャンドラーの『ロング・グッドバイ』の日本版といった感じですね。

    30年以上前の作品ですが、この年齢になってわかる良さもありますね。
    (学生だとまだわからなかったかも)

    まだ1作目なので、主人公が実年齢を重ねていくのか、あまり年を取らないのかわかりませんが、2作目の『私が殺した少女』は傑作らしいので、読むのが楽しみです。

  6. 【5056066】 投稿者: ロングライダー  (ID:zwsTjzDejMQ) 投稿日時:2018年 07月 14日 20:58

    >【5054380】 投稿者: ロディ (ID:ssr/lfwNwqU) 投稿日時:18年 07月 12日 23:03
    >まさに『そして夜は甦る』、読み終わったところです。
    >チャンドラーの『ロング・グッドバイ』の日本版といった感じですね。

    まさしく、ですね。ただテリー・レノックスにあたるのは佐伯か謎の男か。
    俺の持っている単行本のカバーは、ラスト近くのブルーバードの中で男が沢崎に左手でタバコの火をつけるシーンです。
    今の文庫版は『第三の男』のオーソン・ウェルズですね。
    全てが(『そして夜は甦る』『ロング・グッバイ』『第三の男』)非対称的な友情の物語、とも考えられます。

    >30年以上前の作品ですが、この年齢になってわかる良さもありますね。
    >(学生だとまだわからなかったかも)

    おそらく若い頃に若いうちにはわからない作品を読む重要性とは、年を取ってから「若いときにはこれがわからなかったな」という実感を得ることだと思います。
    こうした年月に関する警句は、本当に年月を経ないと身につかないものですから。

    >まだ1作目なので、主人公が実年齢を重ねていくのか、あまり年を取らないのかわかりませんが、2作目の『私が殺した少女』は傑作らしいので、読むのが楽しみです。

    おそらく原はあの作品以上の小説を書くことができない、というようなことを、俺は1989年の秋の日記に書き残しています。(日本シリーズで巨人が近鉄を大逆転した秋です)

    人によっては『天使たちの探偵』や『さらば長き眠り』を最高傑作と推しますが、俺はやはり『私が殺した少女』です。
    いま『ルート66』(キャロル・オコンネル)を読んでいますが、読み終えたら『私が殺した少女』を読みます。
    そしてまた恋に落ちるんですよ、やれやれ。

  7. 【5062856】 投稿者: ケイト  (ID:hXR3gsGT8mY) 投稿日時:2018年 07月 21日 22:08

      ロングライダー様、原りょうさんは、知りませんでしたが、

    ”恋に落ちる”というフレーズに何となく反応しまして、丁度、平野啓一郎さんの
    「マチネの終わりに」を読み終わったところで、、大人の恋に、じんわりしてました。 人って生きてる間にどのぐらい秘密を抱えてるのかなあなんて思い(私は特にないですが~、本の中でドキドキのみ!)、、昔読んだ山本周五郎の「さぶ」とか、つい最近読んだロディ様ご紹介のMビュッシの「黒い睡蓮」とか思い起こしてました。

     ガラっと趣向変わって、、大分前にご紹介頂いた「屍人荘の殺人」読了しました。 ジェットコースター系で読んでる間、脳内で赤いスーツのMJの○○ラー♪をBGMに「金田一少年の事件簿」観てるような感覚で、、。あの~機関の意図が不明なのがモヤモヤしましたが、いつか続編がでるのかな、、???
     
      それから超今頃~なんですが折原一さんの「異人たちの館」をこれから読みます。  叙述系では古いですが、中町信さんの殺意シリーズも好きです。

                    *

     ロディ様、「黒い睡蓮」読了しました。何と感想言ったものか、、、”してやられた感”と、え~!そんなあ!という思いがないまぜになった複雑な気持ちで、、。舞台になったジヴェルニーのモネの庭行ってみたいけど、フランスは遠いので、日本の岐阜?だか高知?にあるのかな、モネの池みたいの?に、、も遠いから、仕方ないから池袋西武屋上でも散歩しようかな~
     睡蓮の池から真相が浮かび上がって乱反射するかも、、?!

                    *

     それ以外ですと、今、ピーターラヴゼイのダイヤモンド警視シリーズを読み進めてるところです。

  8. 【5064277】 投稿者: 通りすがり  (ID:n5plDGeMers) 投稿日時:2018年 07月 23日 15:40

    日本版ハードボイルド小説という言葉に反応してしまいました。
    つい最近読んだのですが、藤原伊織氏の「テロリストのパラソル」まさにそれで面白かったです。
    作品自体は20年以上前のもので、作者ももう他界しており、著作も少ないのでシリーズで楽しめるものではないのですが、スマホが普及する前の世界観が良く描かれていてしみじみよかったです。

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