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投稿者: アラフィフの読書 (ID:SZRj/VH51r6) 投稿日時:2015年 07月 23日 14:03
こんにちは。私はずっとテレビでワイド劇場などを楽しんできました。
山村美沙や西村京太郎シリーズなどです。
趣味が高じてしまい、最近になって、ミステリー(推理)小説を読み出しましたが、何を読もうかと迷ってしまいます。
皆さんが好きだった本をぜひとも教えて下さい!
ネタバレでも大歓迎です!!!
どうぞよろしくお願い致します。
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【5137266】 投稿者: 海外の作品から (ID:sMMzSYaQ5bU) 投稿日時:2018年 10月 05日 19:15
連投になってしまいますが、なんちゃらgirlシリーズご紹介。
今回ご紹介するのは、
The Girl Before, JP Delaney
謎の新人作家の作品で、いろいろな作品のいいとこどりをしたような作品です。
サイコスリラー以外の分野では実績のある作家だが、サイコスリラー用に新しい名前を名乗った、とありますが、本当でしょうか。
USA Today や NY Timesの書評で高評価だったので買ってみました。
ロンドンは家賃が高騰し、シングルや若いカップルにダメージでした。
高級住宅街の家、One Folgate Streetは、新進気鋭の建築家Edwardの作品ですが、リーズナブルな家賃、しかし、極めてシンプルなつくりでした。
この家に住むためには膨大なルールとお作法があり、Edwardの審査に合格しないとなりません。
物語は、Now:Janeという章と、Then:Emmaという章がおおむね交互に現れ、この家に住むことになった二人の女性が一人称で語ります。
まさにパラレルワールド、Emma、Janeはそれぞれ暗い過去を持ち、Edwardと同じような絡み方をし、家そのものにコントロールされていくかのようです。
(一部ネタばれ)
実は、Emmaはすでにこの家で死亡していることがわかってきます。Emmaの悲劇をJaneが追って危険に近づいていき、家そのものと高圧的なEdwardにコントロールされる恐怖も味わうことになります。
ということで、多くの小説と異なり、四分の三くらいまでは非常に不気味、最後はちょっと凡庸な感じもしないではありません。
この作品、なんちゃらGirlなどのヒット作品を下敷きにしているような気がします。
Gone Girl, Gillian Flynn
突然失踪した妻、しかし、実は妻は生きていて夫を追い詰めようとしていた。美人サイコパスである妻の恐怖と、実に後味の悪い終わり方。
The Girl on the Train, Paula Hawkins
ある中でヨレヨレ、しかし友人への見栄からロンドンへの通勤を装って毎日電車に乗っていた主人公。ある日、線路際の家で美男次女夫婦の不倫現場を目撃するところから、主人公は恐ろしい事件に巻き込まれています。アル中で自分がなにをしたか覚えていない恐怖。
Fifty Shades of Grey, EL James
ほとんどアマチュアの女性作家による、出版史に残る超ベストセラー。異常性癖を持つ大富豪青年と貧しく純真な女子大生の性的契約関係と恋愛。マミーポーン(母親のためのポルノ)と言われます。
Rebecca, Daphne du Maurier
1930年代の作品。貴族と突然結婚し豪奢な城館に移り住んだ主人公が、前妻Rebeccaの面影の残る城館とRebeccaを慕う使用人に追い詰められていきます。
信用できない語り手:Gone GirlやThe Girl on the Train
高圧的支配的男性との性的関係:Fifty Shades of Grey
建物そのものとすでに亡くなっている住人が恐怖の対象となる:Rebecca
この作品、映画化も決まったようですし、何となく、日本語訳されそうな気もします。
英語は比較的読みやすい部類ですので、サイコスリラーのお好きなかたは是非お読みになってください。 -
【5167334】 投稿者: 海外の作品から (ID:sMMzSYaQ5bU) 投稿日時:2018年 10月 29日 22:38
変な小説ですが、驚くべきことに日本語訳も出版されていることがわかったので、ご紹介させてください。
Eyes Like Mine, by Sheena Kamal
カナダの女流新人のデビュー作ですが、そこそこ売れ、
新聞書評で話題になり、バリー賞の新人賞にノミネートされました。
(受賞ならず)
作者は原住民の血も混じるカナダ在住の女性で、Activistであった過去もあり、現在は、TV番組などのための調査員をやっているらしいです。
ややこしいことに、この小説は、アメリカとイギリス(ヨーロッパ)でタイトルが異なります。
The Lost Ones (US)
Eyes Like Mine (UK)
日本語訳
喪失のブルース (ハーパーBOOKS) 文庫
シーナ カマル (著), 森嶋 マリ (翻訳)
主人公Noraは、探偵事務所に勤務する中年女性ですが、事務所のビルの地下に狼犬とともに住み着き、アルコール依存症と戦う中年女性です。
ある日、彼女は見知らぬ男性から連絡を受け、彼女の娘が行方不明になったと伝えられ、捜査のへの協力を要請されます。
彼女は浮浪者のような生活をしていた少女時代に望まない妊娠をし、娘を里子に出していたのです。
彼女は上司にも言わず独自に捜査を開始します。彼女の警察内の協力者、安定した生活をしている妹、行き倒れになりそうなときに助けてくれた人、彼女は多くの人に助けられますが、誰も信用しない。信用しないだけでなく、車も酒も支援者から盗み、盗んだ車が破壊されるとまた盗み、という、まあ、アンチヒーローというかとんでもない女性です。
軍あがりの身体能力と、「嘘を見抜く」能力だけで、危険な調査を一人で実施していく、女性版ハードボイルド、とも言えます。
しかし、自分勝手すぎて、どうもいまひとつ共感できるキャラクターではありません。
また、偶然に支配されるご都合主義もちょっと鼻につきます。
小説の舞台はバンクーバーの貧民街から離島に展開し、風景や背景描写は濃密です。
決して読みやすい英文ではないようにも思います。
興味のある方は、まず日本語訳をペラペラと見てみてください。
Michael Connellyは、The Late Showで、Balladeという、Boschの女性版の
ようなハードボイルド女性刑事を創出しました。
この作品がConnellyの新作を意識しているかどうかわかりませんが、新しい設定としては、まずまず興味が持てます。
なお、Connellyは、BoschとBalladeをコラボさせた新作を出版するようです。読みたいのですが、ハードカバーしか発売されないようなので、どうしたものか。 -
【5210109】 投稿者: 海外の作品から (ID:sMMzSYaQ5bU) 投稿日時:2018年 11月 30日 20:22
みなさまご無沙汰しております。
私が変な本の紹介を続けたせいか、なかなかみなさまの書き込みが伸びず、さびしい思いをしております(笑)。
Michael Connellyの新作を読みましたのでご紹介。
Dark Sacred Night, by Michal Connelly
彼のライフワークであるハードボイルドシリーズ、Harry Boschシリーズの最新刊になります。
ConnellyはHarry Boschシリーズを精力的に書き続けていますが、一昨年、突如として、女性刑事Ballardを主人公とする小説を刊行しました。
(Late Show)
今回の新作は、BoschとBallardが協力して事件を解決する、一種のコラボものになっています。
主人公二人のご紹介
Harry Bosch:ベトナム戦争に服役、生還後にロス市警にはいりました。難事件を次々と解決するスター刑事でしたが、一匹狼でしばしばルール無視の強引な捜査を行い、ついにロス市警を退職に追い込まれます。現在は、ロス近郊のSan Fernando警察で予備役の刑事、普段はCold Case(昔の未解決事件)担当という文書整理係のような役回りになっています。高い肉体的能力と強引な捜査だけでなく、実は、資料を丹念に読み込み地道に聞き取りを行う、という、刑事の基本に忠実な緻密な一面もあります。
Renee Ballardは30台のロス市警の女性刑事。上司のセクハラを告発しますが、同僚刑事の裏切りでセクハラは否認され、彼女はエリートの殺人課から夜勤専門に左遷されています。正式にはNight Shiftですが市警内ではLate Showと呼ばれています。夜間に起こった事件の初動捜査を担当しますが、これは日勤の刑事が正規に担当し捜査を開始するまでのつなぎ役で、市警内の地位は刑事としては最低ランクです。Ballardは白人とミクロネシア人の混血で、夜勤明けには浜辺で一人でサーフィンを楽しみにテントを張って眠る、という、Boschの女性版のような刑事です。
=====
この小説は、夜にロス市警に忍び込んで昔の資料をあさるBoschをBallardが見つけるところからはじまります。Boschは9年前の家出少女暴行殺人事件に関連する資料をあさっていたのでした。あまつさえ、Boschは、メンタルに不安定になりアルコールに走ったこの少女の母親を自宅に住まわせていました。
Ballardは独自にこの事件をフォローして興味を持ち、ついにBoschと協力して担当することになります。古い事件なので記録は不十分、二人は、当時の手書きの不審尋問記録をたんねんに読み返すことになります。しかしなかなか犯人に到達できず、二人の捜査は二転三転します。。
この間、Ballardは夜勤担当なので、ランダムに広範囲の事件を担当することになります。中学生のストリップ劇場覗き見から有名人の親族の殺人まで。これがリアリティを添えています。Boschも、San Fernandoで起こった昔のギャング殺人事件を追いますが、署内に内通者が居て証人を新たに消される、など、事件は過激に展開しはじめます。
二人は、古い尋問記録から容疑者を絞り込みはじめますが。。。。。
=====
Ballardは、前作に比較するとぐっと安定感が増し、しかし、ランダムに難事件に悩まされる状況は変わっていません。老境のBoschにはさすがに老いが迫り、膝の古傷をかかえながらの活躍になりますが、もう少し続けて活躍してほしいです。
あいかわらず切れの良い英語。一気読みしてしまいました。
話が劇的に展開しおもしろいのですが、Harry Boschシリーズの中では、なぜか登場人物の描きこみが淡白のようにも思えます。
Boschは、実は、少女奉公殺人事件の被害者の母親を自宅にかくまっています。この母親との複雑なつながり、もう少し描きこんでほしかった、と考えています。関係の終わり方もなにか釈然としませんし。
Harry Boschシリーズでありがたいのは、刊行とともにすぐにペーパーバック(ただし大版で縦が23センチくらいありますが)が発売されることです。
たぶん、ハードカバーの印刷をそのまま、表紙だけ薄紙に変えたものと思われます。
Dan BrownやJohn Grishamの新刊はハードカバー発売から1年以上待たないとペーパーバックになりません。
アメリカ本国で10月30日発売。日本語未訳ですが、英語としては難しくないしあまり長くないので、英検準一級程度の英語力があれば、原著で読まれてもいいのではないかと思います。 -
【5210374】 投稿者: ロディ (ID:pfxSWthV5/Q) 投稿日時:2018年 12月 01日 00:07
海外の作品からさま
久しぶりの書き込み、お待ちしておりました。ボッシュの新作、期待できそうですね。
とにかく翻訳が遅れているので、追いつけるのが何年後になることやら。
ご紹介するかどうか迷ったのですが、ジェイン・ハーパー『渇きと偽り』
ゴールドダガー賞を取った、オーストラリアが舞台のミステリーです。
特筆すべきはオーストラリアが舞台。としか言えない点。
全体的にどこかで読んだ感じが漂います。(前回、『土中の記憶』を読んだ後なので猶更かもです。)
小説ではありませんが、最近海外ドラマの『ツル―・ディテクティブ』を観まして、これがホントに面白いです。
1と2があって、1はかなり評価も高くて、2はあまり評価が高くなかったようですが、私は両方とも面白かったです。お時間のある時にぜひ。
今、気になっているのが『ウーマン・イン・ザ・ウインドウ』
面白そうなのですが、上下2巻なので、体力のある時でないと読み始められませんね。
海外の作品からさま好みの内容かと思うのですが・・・ -
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【5210664】 投稿者: 海外の作品から (ID:nbKhXqArjLY) 投稿日時:2018年 12月 01日 09:23
ロディさま
いつもコメントありがとうございます。
Boschは作者Connellyと共に年齢を重ねて来ましたが、今回の作品ではフィジカルな衰えが暗に描かれ、最後の方に「自分にどれだけ時間が残されているかわからないけれど」という台詞もあり、ちょっと気になります。来年の今頃また新作に出会えることを期待しています。
さて、ご紹介いただいた
ウーマン イン ザ ウインドゥ
六月にここでご紹介しています。
The Girl on the Trainに似ていますが、遥かに緻密に構成された作品です。
日本語訳が出版されたのなら是非お読みください。
agolaphobia(広所恐怖症)という耳慣れない疾患が重要な役割を果たします。
投稿者: 海外の作品から(ID:MZgHlGS7Fwo)
投稿日時: 18年 06月 16日 20:02 -
【5211612】 投稿者: ケイト (ID:pbM50D/e5mQ) 投稿日時:2018年 12月 01日 22:48
ウーマンインザウィンドウは私も先月の新聞書評で気になって、図書館予約待ちですがまだまだ年内は読めなそうです(セコイ(笑)) 海外の作品から様の6月ご投稿もまた見てきました! 私はThe girl on the trainは読んでないんで分かりませんが、、ウーマン~はヒッチコックの裏窓のオマージュ的な感じ??、、映画化もされるようだし楽しみですね!
なんちゃらガール(笑)米仏系ではありませんが、ギョーム・ミュッソの
「ブルックリンの少女」読了しました。夏に読売書評で仏文学者の方がバカンスにピッタリとお勧めしてましたが、テンポが良くて忙しい年末でも大丈夫です!
過去を詮索されて姿を消した婚約者の謎を追うミステリー作家と友人の元警部。彼女に一体何があったのか?というメインストーリーも面白いし事件に関わった人々それぞれの人生も丁寧に描いていて読み応えあります!仏No1ベストセラー作家だとか
今頃読むんですか?シリーズ(私の中で)なんですが、「ジャッカルの日」読みました。ドゴール大統領暗殺計画を巡る攻防。私スパイ、ハードボイルド系あまり得意じゃないけど、これはシンプルで洗練されてて本当面白いですね!今風の無理やりな不死身な主人公とか二転三転じゃなくて、地道で愚直な捜査のコロンボ風なルベル警視とクールなイケメン殺し屋ジャッカルとの対比、ジャッカルとは何者だったのか、、は作者のみぞ知る?
今頃シリーズ・・この後はエラリークイーンのエジプト十字架の秘密、Zの悲劇、ディクスンカーの、三つの棺、帽子収集狂事件(これは確か再読かな)
国内物だと坂口安吾の不連続殺人事件、、ややこしくて疲れそう?読めたら来年トライです!
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【5211629】 投稿者: ロディ (ID:pfxSWthV5/Q) 投稿日時:2018年 12月 01日 23:05
海外の作品からさま
ご紹介してくださっていたのに失礼しました。邦訳がなということで、スルーして
しまったようです。
ケイトさま
『ブルックリンの少女』、早速、図書館で予約しました。私は知らなかったのですが、すごい人気で、回ってくるのはかなり先になりそうです。教えてくださってありがとうございます。
『ジャッカルの日』、私は映画でしか知りません。
というか、フォーサイスも、ル・カレも読んだことないのです。
スパイものは大好きなのですが、映画の方で観てしまって、小説はなかなか読めていないのです。でもいつか、読んでみたいです。 -
【5225948】 投稿者: 海外の作品から (ID:sMMzSYaQ5bU) 投稿日時:2018年 12月 12日 20:50
それでは、私もケイトさまに習って、「今頃読むんですか?シリーズ」第一弾
The Lost Symbol, by Dan Brown
Harvard大学のSymbology, Iconology(徽章学?)教授、Robert Langdonシリーズは、最新作Originまでに5作品書かれています。The Lost Symbolはこの中でもっとも人気が無く知られていない作品です。しかし、出版当初は、数百万部の売上げ、と大ヒット作品になっています。映画化の話が立ち消えになったのも、この作品の人気が出ない理由のひとつでしょうか。
Langdon教授シリーズには下記のような特徴があり、この作品も例外ではありません。
・Langdon教授が事件に巻き込まれ、犯人扱いされ公権力から負われる。
・美人と手をたずさえて逃走しながら謎解きに挑む。
・「人類をゆるがす壮大な秘密、テーマ」を標榜する割には羊頭狗肉的に終わる。
・秘密結社大好き。フリーメーソン、テンプル騎士団など実在のものが多い。
・歴史や美術に関する薀蓄満載(したがって語彙レベルが非常に高くなる)
さて、この作品はどうでしょうか?
Langdonは、スミソニアン博物館長で結社Masonの幹部であるPeter Solomonの助手に、米国連邦議会議事堂(US Capitol)内で講演を依頼される。しかし、現地に行くと、講演はまったく予定されておらず、かわりにPeterの切断された手首が置かれていた。
Peterの妹Katherineは認知科学者(Noetic Scientist)でスミソニアンの地下に研究室を持ち、人間の意志と物質の関係で大発見を成し遂げようとしていた。Peterの息子と因縁があるといわれるMal'akhがPeterを誘拐して右手を切断、Katherineの研究も破壊すべく、Katherineに迫っていく。
一方、CIAのセキュリティの部長Inoue SatoはなぜかLangdonの動静を知ってCapitolに駆けつけ、Langdonを疑いはじめる。
逮捕されそうになったLangdonは、Katherinとともに議事堂を脱出、スミソニアン博物館に逃げ込み、迷路のような博物館を逃走することになる。
大ヒットのThe Da Vinci Codeの後ですので、作者は相当に苦労した形跡があり、何度かの出版延期の後、6年後に出版されました。
Da Vinci Codeで懲りたのか、ここではMason(フリーメーソン)は、秘密結社ではなく友愛あふれる穏健な組織として描かれています。
なにか冗長感のある小説で、スタントが終わりLangdonが危地を脱してから、延々と80ページにわたって宗教に関する禅問答が続きます。これに反して、事件に巻き込まれて殺害された人たち、Katherineの女性助手、CIAエージェント、民間警備会社の女性職員、などはは遺体になるとともに忘れ去られます。Katherineは、最後にLangdonと延々と宗教に関する禅問答をやる暇があったら少しは助手を弔え、という感じにもなってきます。
ということで、なんとなくLangdonシリーズの中で人気が無いのも理解できる小説でした。
面白くないか、というと面白かったのですが。
なお、執筆時の最先端技術が描かれますが、出版から10年以上経過し、世の中変わったというか変わらないというか。。。たとえば。。。。。
Holographic Memory:最先端の記憶素子としてしつこいくらい登場します。光ディスク内の記憶をホログラムの原理を使って三次元的に行うもの。10年前には開発競争が非常に激しかったが、量産が難しすぎてどこも成功せず、忘れられた技術となっています。
また、甘甘のネットワークセキュリティ。博物館に潜入し、そのへんのPCの電源を入れると、自由にアーカイブにアクセスできる、とは。。。そういう時代だったのかも知れません。さすがにCIAのネットワークだけは多少はプロテクトされている感じに描かれています。
日系二世で愛国心(もちろんアメリカに対する)の塊のCIAの女性部長、Inoue Satoって、どっちが姓でどっちが名なんでしょうね?
Dirctor Satoと呼ばれますので、たぶん佐藤さん、なんでしょうけれど、それでは、Inoueって名前は???
日本通を気取っても、こんなものでしょう。
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