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【3801557】ミステリー(推理)小説のレビューをどうぞ

投稿者: アラフィフの読書   (ID:SZRj/VH51r6) 投稿日時:2015年 07月 23日 14:03

こんにちは。私はずっとテレビでワイド劇場などを楽しんできました。
山村美沙や西村京太郎シリーズなどです。

趣味が高じてしまい、最近になって、ミステリー(推理)小説を読み出しましたが、何を読もうかと迷ってしまいます。

皆さんが好きだった本をぜひとも教えて下さい!
ネタバレでも大歓迎です!!!
どうぞよろしくお願い致します。

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  1. 【4468890】 投稿者: 海外の作品から  (ID:wjHGv1BRHXE) 投稿日時:2017年 02月 24日 21:08

    ロディ さま
    分かりやすい話で さま

    ケイト モートンをお読みになられたとのこと。
    私は、けっこう感動したんですよね。何世代かに続く家族が、いろいろな人生を歩みながら、深くつながっているところが、ほっとしました。
    贖罪は、そうはいかない。裕福な中産階級の隠れたいやらしさのようなものが表に出ていて、なにか胃にもたれました。
    語彙のレベルは高く、そして、長いのですが、もし興味があれば、ケイト モートンは、原著を手に取ってみてください。流れるような美しい英文です。

    ベン アフレックの「夜に生きる」は、駄目ですか。。。。
    長身二枚目で、悪そうで怖そうな演技もできそうなので、大丈夫かと思っていました。

    さきほど、マイクル コナリーの、リンカーン弁護士シリーズの新作(といっても、2013年の作品ですが)、The Gods of Guiltを読み終わったので、稿を改めてご紹介します。
    しばらくお待ちください。

  2. 【4469160】 投稿者: 海外の作品から  (ID:wjHGv1BRHXE) 投稿日時:2017年 02月 25日 00:57

    ということで、Michael Connellyの、The Gods of Guiltです。
    これは、Lincoln Lawyer Novelsの最新刊。

    Mickey Hallerは、固定した事務所を持たず、リンカーンのタウンカーを事務所にしている、犯罪弁護士です。
    別れた妻が秘書をやっていて、彼女の夫が専属の調査員、これに運転手を加えたチームで、重罪人の弁護に当たっており、一般民衆には、当然、快く思われていません。今回は、ここに、Junifferという若手女性弁護士がチームに加わります。
    ロスの高級娼婦Daytonが殺害され、彼女のWEB上の宣伝や集客集金などをやっていたCosse(ネットを使ったポン引き、Digital Pimp)が逮捕されます。無罪を主張するCosseの弁護をするHallerに危機が迫り、連邦麻薬取締局やFBIの腐敗が徐々に明らかになっていきます。

    切れの良いテンポで非常に迫力のある法廷の場面が中心になります。判事や検事との駆け引き、陪審員へアピールする弁護や証人尋問を考える、など、リアルな法廷劇は迫力があります。しかし、150ページにわたり延々と法廷の場面が続きますので、好き嫌いは別れるかも知れません。
    そして、どうも、人物の描き込みは、Boschシリーズのほうが丁寧のような気がします。Hallerは、昔、Daytonに娼婦稼業から足を洗わせ、彼女は裏切って昔の稼業に戻っているのですが、そのあたりの葛藤すら、あまり掘り下げられません。

    ということで、次は、Harry Boschシリーズの最新作、The Wrong Side of Goodbyeを読む予定です。

    おまけ。大学入試やTOEICや英検にほとんど出ないと思われる、リーガルもの頻出語彙。いくつわかりますか?

    Indictment
    Prosecutor
    Bail
    Plaintiff
    Defendant
    Discovery 発見や探検ではありません
    Deposition 物理学では薄膜堆積のことですが。。。。
    Trail 試行、ではありません。
    Settlement
    Jury
    Verdict
    Affidavit 日本には無い概念ですね。アメリカは広いから。。。
    Subpoena
    Incarceration
    Appeal 目立つ、ではありません。
    Circuit Court これも、アメリカの広さを反映しています。
    Disbar 日本ではめったに聞かないけれど、頻繁に小説に現れます。

    答え
    Indictment 告発
    Prosecutor 検察官
    Bail 保釈
    Plaintiff 民事事件の原告
    Defendant 被告
    Discovery 訴訟の開始時に行われる証拠開示
    Deposition 判事抜きで双方の弁護士が相手方を尋問する、訴訟前手続き。
    Trail 法廷での裁判
    Settlement 調停による若い
    Jury 陪審員団
    Verdict 陪審員評決
    Affidavit 宣誓つきの証言を文書にしたもの。広いアメリカで裁判所まででかけられない人のためのもので、裁判での証言と同じ効力を持ち、偽証さうればしょっ引かれます。
    Subpoena 召喚状
    Incarceration 投獄
    Appeal 上訴
    Circuit Court 連邦控訴審。いくつかの州にひとつしかない上級裁判所に証人が大勢でかけるのが大変なので、上級裁判所のほうがドサ周りをやっていました。その名残の名前。
    Disbar 弁護士資格の喪失。

  3. 【4488954】 投稿者: わかりやすい話で  (ID:SfNTEYFcOBQ) 投稿日時:2017年 03月 10日 17:36

    読書スピード追いつかないので間延びしたレスすみません

    海外の作品から様、

    ケイトモートン(好きなので引っ張ります)、、流れるような美しい英文、、なるほど~って翻訳物ですが、特に「忘れられた花園」は演劇のようにドラマチックで絵のような情景広がる、、この作品は映画化したら、とてもいいのになあ~と願います。

    コナリーいくつか読みつつあります。ほんとは最初から読んだ方がいいのでしょが、レビュー評価高いの選んで読んでるんで、ボッシュの過去がよくわからず、、このシリーズはひとつひとつでも面白いけどボッシュの生きざま応援しながらというのも大きな要素なんですね。でも長いからなあ~
    次はボッシュとマッケレイブ共演の「夜より暗き闇」読んでみたいです。

    司法闘争物割と好きなんですが、国内物なら柚月祐子さんの「検事の本懐」とか、海外物ならウィリアムDピースの「冬の棘」。グリシャムの「無実」はノンフィクションで重かった。「黒い薔薇」は鬼畜のような犯人を司法取引だかなんだかで放免されちゃうの、、
    こういうのって、フィクション?似たよな事、実際あるの?と、報われない嫌な思いで、、
    日本語でも難しいので書いてくださった法律用語は字幕映画みるときの参考にします。

  4. 【4488982】 投稿者: 土曜ドラマ、土曜ワイド劇場は  (ID:4lT8q5FA/Dg) 投稿日時:2017年 03月 10日 17:59

    ズバリ!松本清張先生の作品ドラマ。

    既に放送されてしまったドラマですが、

    映画作品なら、加藤剛さんと岩下志麻さんの「影の車」
    テレビ・ドラマの、風間杜夫さん・原田美枝子さん主演の同名ドラマ。
    近藤正臣さん主演の「書道教授」(1982年放送)
    古谷一行さん主演の、火曜サスペンス劇場「恐喝者」

    以上の作品ドラマも、面白かったデス。

    「霧の旗」は1972(昭和47)年2月に、NHKで放送された
    植木まり子さん・森雅之さん主演のドラマ作品は面白かったですが、

    木梨憲武の奥さん;安田成美・田村高廣主演の「霧の旗」(1991年放送;日テレ)は、安田成美の「演技力」があまりに無さ過ぎるので、この映像ドラマは全く面白くありません!!

    原作は同じであり、違うのは、脚本家であり、配役や俳優さんです。
    日本のテレビドラマが面白かったのは、大体、1990年代迄であり、
    以後、ドラマがちっとも面白くなくなった理由は、
    ひとえに、今の時代の役者さん達の「演技力」があまりに無さ過ぎるからデス。

    日本文化の衰退でしょうか?

  5. 【4488994】 投稿者: わかりやすい話で  (ID:SfNTEYFcOBQ) 投稿日時:2017年 03月 10日 18:05

    海外の作品からさま、ちょっとヨコなスレ違いな質問すみません。稿変えました。

    英語が御堪能なご様子ですが、一番最初のきっかけ、わかりやすい英文ミステリーオススメは何ですか? コナリーなど連作物や法廷物は英文読むの素人には難しいです。超古典的ホームズとかポアロとか? ハリポシリーズとか? 昔ならシドニイシェルダンの「家出のドリッピー」とかの教材ありましたよね(試してませんが、、),基本の基本最初の一歩は何でしたか?

    それと、英文本はどのように購入されてますか?やはりアマゾンとか? 古書店探索などされてますか?オススメのミステリー古書店とか? 私は基本、図書館かブックオフですが、ちょっと古書店廻りに興味あり、、(三上延のビブリオシリーズやダニングの蔵書ミステリーなどにあこがれ、、)
     でも古書店廻りって通な人が多そうで、ちょっと入りづらいです。江戸川乱歩の初版本がどうとかなどのマニアックなのでなく、一般的なんだけど絶版物などを、わざわざアマゾンで高額で買うのでなくふらっと気楽に古書店廻りしてみたいのだけど、どんなとこ行けばいいかなあと迷ってます

  6. 【4491294】 投稿者: 海外の作品から  (ID:wjHGv1BRHXE) 投稿日時:2017年 03月 12日 00:10

    わかりやすい話で さま

    ご質問ありがとうございます。

    私が本格的に洋書を読み始めたのは、3年半ほど前になります。それ以来、だいたい80冊くらいでしょうか。
    最初に手に取ったのは、John Grishamの、The Racketeerでした。茶色の地に黒のシルエットの表紙があやしく、紀伊国屋のベストセラーの書棚にあったので、なんとなく買ってみました。John Grishamは、アメリカの中程度の教養の人をターゲットにしている、と言われます。したがって、わかりにくい法律用語は、文中、地の文や登場人物の会話のような形で、さりげなく解説されます。
    たとえば、Federal Circuit Courtについては、The Racketeerの中で、地の文で、かなり詳細に解決します。(巡回裁判所判事殺人事件が発端です)
    もう一つ例をあげると、控訴棄却(remand)については、主人公の女性(法科大学院生)が、自分を支援してくれる新聞記者に説明する、という形をとっています。(新聞記者は、あまりの複雑さに、なんで法律家なんかになりたい人が居るんだろう、とつぶやく、という落ちがあります)。あ、The Pelican Briefの中です。
    最初のころは、Grishamばかり読んでいたような気がします。そのうち、Connellyとか、Jeffrey Deaverとか読み始め、Jeffery Archerを何冊か読み、Stieg LarssonのMillennium3部作を一気読みし、という感じで、だんだんはまっていきました。

    私見では、ハリーポッターシリーズは、決してやさしい読み物ではなく、児童書と思って舐めてかかると、たいてい挫折します(英検準一級程度ではほとんど読み通せないと言われています。
    シドニー シェルダンは、はまればいいと思います。シャルダンは口述筆記で小説を書いていたので、だいたい、筋書きが一直線で、わかりやすいです。しかし、こと語彙レベルでいうと、GrishamやConnellyなどに比較してもやさしくありませんので、誰にでもあうものでもありません。
    シャーロックホームズは、きっちりした文体といえ、これらの作品よりはかなり読みにくいと思います。

    結局、興味のあるものを、勢いで読み通すのがいちばん近道のように思います。


    さて、洋書の買い方について。
    だいたい、洋書は、新宿の紀伊国屋の2店舗を徘徊して買っています。ときどきAmazonも使っています。
    New York TimesやWashington Postの書評ページはときどき目を通し、評判になると買ってみたり、ということもあります。また、体験的には、アメリカのエドガー賞受賞作品はだいたい楽しめるような気がして、ここ数年の長編賞受賞作品はほとんど読んでいます。逆に、英国連邦のもっとも権威ある文学賞であるブッカー賞受賞作は、わけのわからない複雑な作品が多く、ちょっと敬遠気味です。

    私自身が洋書を読むときは、気分により、メモを書いたり、登場人物に記号をつけたり、単語の意味を書き込んだり、けっこう本をよごすので、あまり、他人の読んだ中古洋書を買う気にならないんですよね。

  7. 【4491342】 投稿者: 海外の作品から  (ID:wjHGv1BRHXE) 投稿日時:2017年 03月 12日 00:45

    ということで、洋書にトライしようかと考えている方におすすめを挙げてみます。
    ここ数年の欧米のベストセラーでありながら、語彙や構文など、日本人にやさしい、と思われるもの。

    The Lock Artist, by Steve Hamilton (日本語訳、解錠師)
    エドガー賞長編賞、バリー賞ダブル受賞。
    幼少期のトラウマで声を失った青年が、恋人と家族を助けるために、凄腕の金庫破りになる、青春小説のようなクライムもの。Big Wordsを使わず、短文を畳みかけるような独特の文体で、非常に読みやすいです。

    The Firm, by John Grisham (日本語訳、法律事務所)
    Grishamのデビュー作。高待遇につられてマフィアの手先の法律事務所に就職してしまったルーキー弁護士が、奇想天外な方法でFBIすら手玉に取って危地脱出をはかる。全編ハラハラドキドキで、面倒な法廷シーンはありません。

    Not A Penny More, Not A Penny Less, by Jeffrey Archer(日本語訳、100万ドルを取り返せ)
    希代のストーリーテラーであるArcherのデビュー作。北海油田詐欺にひっかかったOxfordの数学教授、富裕層相手の開業医、画商、貴族の4人が、詐欺師の頭目に詐欺を仕掛け、失った100万ドルをきっちり取り戻そうとする、詐欺小説(Con Gameといいます)。イギリスの上流の生活が描かれます。
    短くて展開が早く、飽きさせません。前の2作より、ほんの少し読みにくいかも知れません。

  8. 【4492029】 投稿者: わかりやすい話で  (ID:Ns/WREmXQ3.) 投稿日時:2017年 03月 12日 13:42

    海外の作品から様、

    私の稚拙な質問に丁寧に答えてくださり有り難うございました。なるほど、"初心者向けか、とか読みやすいか"より、好きな作家、好きな分野、好きな時代背景で選んだ方が勢いで読めそうですね。あまり古い古典的な物だとライブ感もないし。コナリー節にはまれば新作でも、主人公がどんな女性好きになったりとか警察内部のこの辺は裏切り者か?とか、何となく予測つくので流れがつかみやすいですね。

    セコい私は大抵、図書館本なんで期限に追われ、結末知るのが目的みたいになって、あまり残らないので、たまには紀伊國屋でも行って書棚の陳列眺めたり新刊の美しい装丁眺めるのもいいものですね。ただ買うと安心して積ん読状態になりやすいので、慣れた作家の、比較的新しい、五感に訴えるこの一冊!な英文本探してみます。

    ご紹介くださった中では、J・アーチャーの「100万ドルを~」、昔「ケインとアベル」が面白かったのよく覚えてるので、試してみたいです。いろんな職業でてくるのも、詐欺の手口も面白そう。
     「ザ・ファーム」はトム・クルーズの映画まず見直してみます。グリシャム映画では「依頼人」が面白かったですが、ザ・ファームは覚えてなくて、、
     エドガー賞ググってみたら今までにご紹介されてた作品などなど、映画化されたものや、邦訳もすぐなんで雰囲気はつかみやすいかもですね。英文ミステリだと叙情的な作品よりテンポ早い作品のがとりくみやすいかもですね。

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