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【3801557】ミステリー(推理)小説のレビューをどうぞ

投稿者: アラフィフの読書   (ID:SZRj/VH51r6) 投稿日時:2015年 07月 23日 14:03

こんにちは。私はずっとテレビでワイド劇場などを楽しんできました。
山村美沙や西村京太郎シリーズなどです。

趣味が高じてしまい、最近になって、ミステリー(推理)小説を読み出しましたが、何を読もうかと迷ってしまいます。

皆さんが好きだった本をぜひとも教えて下さい!
ネタバレでも大歓迎です!!!
どうぞよろしくお願い致します。

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  1. 【3808706】 投稿者: 娑羅双樹  (ID:PGSQ1baetss) 投稿日時:2015年 08月 01日 00:49

    寡作で佳作さま

    今読み返してみると、前の私のレスで

    【3805119】 投稿者: 寡作で佳作(ID:zoAVyZgbhM.)となっていました。

    失礼しました。

    自分では、【3805119】 投稿者: 寡作で佳作(ID:zoAVyZgbhM.)さん
    のつもりでした。

  2. 【3808718】 投稿者: ロングライダー  (ID:eLcQl2dxMzo) 投稿日時:2015年 08月 01日 01:23

    「海松(ID:briCGJ9xPI.)」さん
    黒川博行は「国境」と「悪果」が好きです。但し、誰かにホイホイと薦められる作家ではないですね。

    ここのところ古い作品ばかり紹介していたので、今日はぐっと新しくなります。
    米澤穂信「氷菓」(2001年)。そして「愚者のエンドロール」(2002年)。やったね、21世紀だ!
    昨日の坂口安吾から50年の時を経ています。(でも、もう10年以上も前なのか)
    さてこの作品は、高校を舞台にした青春ミステリです。登場人物の高校生たちが、痛々しいほどの自意識を分泌しています。
    いわゆるラノベの範疇に入るかもしれません。小説としては、いたるところ未熟で、読んでいて恥ずかしくなるところがたくさんあります。(もちろん性的な意味でなく)
    でもその分、ミステリとしては美しく結晶しています。
    「氷菓」は主人公たちの所属する古典部の文集「氷菓」にある謎を解く話。解いた後に、残酷なもうひとつのエピソードが立ち上がっていく流れがすばらしい。
    「愚者のエンドロール」は、未完成に終わったミステリ映画のラストシーンを、状況証拠を積み重ねていきながら完成させる話。
    これも謎解きが終わった後に、世界を逆転させる別解が浮上してくる描き方が、ミステリマニアを悦ばせてくれる。
    主人公達は青春真っ只中なのに、あまり青春青春した小説ではありません。それでいて読み終えると、ああ、やっぱり青春小説だったな、と感じます。
    痛々しいからかな。

  3. 【3809423】 投稿者: 娑羅双樹  (ID:WoIDf69lPnE) 投稿日時:2015年 08月 01日 20:59

    暑いですねぇ。

    スレヌシさまは、図書館でたくさんの本を借りてこられたとのこと。
    今、何を読んでいらっしゃるのかな?

    私は、「数学的にありえない」の下巻の途中です。
    この暑さで、頭蓋骨の継ぎ目から熱で腐った脳みそが滲み出てきたらどうしよう、などと主人公のケインになった気分になります。

    あぁ。暑いです。

    涼しくなる本はないでしょうか?

  4. 【3809619】 投稿者: ロングライダー  (ID:eLcQl2dxMzo) 投稿日時:2015年 08月 02日 00:51

    暑い夏を涼しくさせる、とはいかないまでも、今夜は最後の最後にヒヤッとさせるミステリをご紹介します。
    若竹七海「クール・キャンデー」(2000年)。
    兄嫁がストーカーに襲われ重態になり死んだ。その同じ時間にストーカーも変死。
    兄の容疑を晴らすべく、妹(中学生!)が捜査に乗り出す。
    この中学生の捜査がなかなかですが、この小説の独特の味は、何と言っても最後の1行です。ヒヤッ。

  5. 【3810501】 投稿者: 海外作品から  (ID:SWV2qEHWgNM) 投稿日時:2015年 08月 03日 00:40

    今回は、アメリカでベストセラーを続けているシリーズものです。

    Dr. Kay Scarpettaシリーズ、Patricia Cornwell著 (ケイ スカーペッタシリーズ)
    女性検死官ものの連作。主人公Scarpettaは、医師(医学博士)かつ弁護士、という超エリート女性で、監察医務院の責任者、という、高い社会的地位にある女性です。しかし、男性社会である警察や検察との軋轢に悩み、粗野だが馬力ある叩き上げ(元)刑事とFBIのエリート調査官との間で心が揺れ動き、親代わりに面倒を見ている姪との関係に苦労する、等身大の女性として描かれます。第一作Postmortem(検屍官、1990年)以来、20冊以上を数え、Scarpettaは読者と共に年を取り、若きエリート監察医務医から、所長として組織運営に苦労する中年になっています。第一作から21作のDust(儀式)まで、すべて日本語訳されています。

    Lincoln Rhymeシリーズ、Jeffery Deaver著 (リンカーン ライムシリーズ)
    Lincolnは四肢麻痺で車椅子生活の犯罪コンサルタントですが、科学的推理は緻密を極め、警察と連携して難事件の解決にあたります。女性刑事Ameliaが、ときにLincolnと仕事上のパートナー以上の関係になりながら、Lincolnの手足となります。第一作Bone Collector (ボーン コレクター、1997年)以来、確か11作書かれているはず。最新のSkin Collectorを除いて、日本語訳があります。ハードボイルドですが、意外にCozyで、残酷な描写は押さえられています。

    Harry Boschシリーズ、Michael connelly著 (ハリー ボッシュシリーズ)
    ロサンゼルス市警のはみ出し刑事、ハリー ボッシュシリーズ。第一作Black Echo(ナイト ホークス、1992年)以来、15作くらいあります。最近の数作は、日本語訳されていないかも知れません。翻訳者の趣味か、英語の小説名と日本語訳の署名がまったく異なる場合があるので、混乱します。
    不幸な生まれ育ちを引きずり、同僚刑事を信用せず、容疑者への暴行や令状なしの強引な家宅捜査もいとわない、法律無視、単独行動の刑事Harryが主人公です。当然、組織との軋轢は大きく、私生活もうまくいかず、何度か恋人(何人か変わります)とのぎこちない関係は改善されません。主人公のみならず、周辺の人物の描きこみが緻密で、一癖も二癖もある人物同士の争いとなります。
    真のハードボイルド、でしょうか。

  6. 【3810870】 投稿者: 海松  (ID:briCGJ9xPI.) 投稿日時:2015年 08月 03日 14:23

    スレ主さま

    お邪魔してお勧めしない本なんか書いてご免なさい
    映画ですっかりお馴染みの『太陽がいっぱい』パトリシアハイスミスは、如何でしょうか?
    映画と若干違って最後逮捕されず逃亡し
    続編 『贋作』も面白いです


    娑羅双樹さま   ロングライダーさま

    お二人いらしゃいました!!!
    『国境』  疫病神シリーズで一番面白いですね 『破門』で無くこれを出版した時に直木賞あげれば良かったのに

    『悪果』のが続編の『繚乱』より面白いですね

    『迅雷』 古今東西数多くある身代金誘拐の小説ですが
     893の組長の誘拐 警察に届けない、枝内の組に恥ずかしくて助け求められない
     目のつけ処が面白い 犯人のアウトローのキャラクターもいい
     続編読みたいな~

    『二度のお別れ』 銀行強盗から身代金誘拐これも面白い


    寡作で佳作さま

    『シンデレラの罠』昨夜読み終わりました
    出かけないといけないので又書き込みします。





     

  7. 【3811273】 投稿者: 娑羅双樹  (ID:rxpUA5xOv6U) 投稿日時:2015年 08月 03日 23:13

    「数学的にありえない」、昨日読了。

    やっぱり、ノンストップ・サスペンスでエンターテイメントですね。
    かっこよいなぁと思うのは、ケインもナヴァもジャスパーも登場人物のみんなが自分を生きていること。
    人体実験の失敗で研究生を死なしてしまうドクも、科学者でありながら人の研究を盗み自分の利益にするフォーサイスも利己的な自分を生きている。

    前のレスでちょっと嘘を書いてしまったことが気になって、書き直すことにしました。

    >この暑さで、頭蓋骨の継ぎ目から熱で腐った脳みそが滲み出てきたらどうしよう、などと主人公のケインになった気分になります。

    読むとわかるのですが、主人公ケインは、こんなことを心配しません。
    ケインが心配するとしたら、「頭蓋骨の継ぎ目から熱で腐った脳みそが滲み出ること」が、

    起こる確率○○%
    起こらない確率○○%
    現実である確率○○%
    夢である確率○○%
    現実でも夢でもない確率%

    それで、人を助けることが出来る確率○○%

    だから、自分がどうするか?ということだろうと思います。

    「海外作品から」さんの推薦作品で、「海外作品さん」とナヴァとのイメージが重なります。最強の女性戦士!(ごめんなさい)


    、今日も「暑い」、「熱い」、「厚い」、「篤い」。(韻をふむジャスパーのまねです。)

  8. 【3811344】 投稿者: ロングライダー  (ID:eLcQl2dxMzo) 投稿日時:2015年 08月 04日 00:57

    そんなわけで、暑い日が続いています。
    こんな暑い日に、ロジックをしっかり積み重ねて謎を解くミステリーが読みたい、という奇特な方にお薦めしましょう。
    有栖川有栖「スイス時計の謎」(2003年)。(短編集「スイス時計の謎」に収録)
    法月綸太郎「死刑囚パズル」(1992年)。(短編集「法月綸太郎の冒険」に収録)
    歌野晶午「有罪としての不在」(1999年)。(短編集「放浪探偵と七つの殺人」に収録)
    もう3つも紹介します。暑いから。
    どれもロジカルミステリーの極北です。
    読んでいるうちに、怪しい奴片っ端から捕まえてゲロさせろ、と怒鳴りたくなりますが、何しろ3人とも新本格派の旗手です。
    そんな美しくない手法などとりません。あくまで緻密に、そしてエレガントに、最後の最後まで詰めていきます。

    「海松(ID:briCGJ9xPI.)」さん
    『シンデレラの罠』どうでした? 感想聞きたいなあ。

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