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投稿者: アラフィフの読書 (ID:SZRj/VH51r6) 投稿日時:2015年 07月 23日 14:03
こんにちは。私はずっとテレビでワイド劇場などを楽しんできました。
山村美沙や西村京太郎シリーズなどです。
趣味が高じてしまい、最近になって、ミステリー(推理)小説を読み出しましたが、何を読もうかと迷ってしまいます。
皆さんが好きだった本をぜひとも教えて下さい!
ネタバレでも大歓迎です!!!
どうぞよろしくお願い致します。
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【5319650】 投稿者: ロディ (ID:p8LC77tyQ3w) 投稿日時:2019年 02月 16日 23:57
こちらも、このミスではベスト10入りの作品
ドン・ウインズロウ『ダ・フォース』
ニューヨークを舞台にした警官と麻薬カルテルとの戦争。
主人公が検挙率トップを保つエースでありながら、裏では汚職に手を染める悪徳警官。
登場人物のほとんどが汚れ切っているのですが、それでも主人公たちを警官たらしめるもの。
街を愛し、虐げられている人々を守ろうという使命。
あとがきにキングが『ゴッド・ファーザー』の警察版と評したと書かれていましたが、まさにそんな小説です。(逆にギャング映画が苦手な方だと合わないかもです。ミステリー要素はあまりありません) -
【5362732】 投稿者: ロディ (ID:iI9Zbmoy8RU) 投稿日時:2019年 03月 16日 22:55
海外の作品からさま
『そしてミランダを殺す』
面白かったです。『ゴーンガール』を彷彿させますし、翻訳の解説にはハイスミ
の『リプリー』の女性版とありましたが、確かにそうですね。
それ程、長くもないし、お勧めの1冊です。
映画化されるなら、若干若いけど、ジェニファー・ローレンスとシアーシャ・ロ―ナンで観たいなぁ。 -
【5365257】 投稿者: 海外の作品から (ID:6Jw4qAjSx7A) 投稿日時:2019年 03月 18日 23:14
ロディさま
感想、ありがとうございます。
読者を裏切るどんでん返しの連続、そして、空港のビジネスクラスラウンジからはじまるアッパークラスの香り、なかなか、と思いました。
ただ、Gone Girlの緻密さに比較すると、ちょっとB級っぽいですかね。
ネットには映画化の権利について古いニュースがありますがクランクインの情報がありません。風光明媚な豪邸、シティホテルのバー、海辺の荒涼とした風景、映画にはぴったりと思いますので期待して待ちます。
#Gone Girlの映画がすばらしく、また、似たような作品としてよく取り上げられる、The Girl on the Trainも評判の映画となっていますので。
(こちらは、エミリー ブラントが美貌を隠してよれよれのアル中の中年女性を演じ、ある意味鬼気迫る雰囲気もあります。) -
【5368116】 投稿者: 海外の作品から (ID:6Jw4qAjSx7A) 投稿日時:2019年 03月 20日 22:03
日本語に未訳のようなのでご紹介をためらうところもありますが、意外に面白かったのでご紹介します。今回も、まあ、B級サイコスリラー、ですかね。
The Wife between Us, by Greer Hendricks & Sarah Pekkanen
1年前くらいに出版された、New Yorkを舞台にするサイコスリラーです。
二人の女性の共著、という、あまり見ない形を取っています。
(James Pattersonは多くの若手作家を助手に使って軽いスリラーを量産していますが)
HendricksはChick-Litを中心に成功している女性編集者、PekkanenはHendricksが担当する女性作家、とのこと。
Chick-Litとは、20~30台の女性を主な読者層とする大衆小説のことです。
小説は若くして大成功をおさめている投資家(投資銀行?)のRichardの元妻Vanessaの語りで進みます。
Richardは美貌のプレスクール教師Nellieと再婚しています。一方、Vanessaは富豪のもと夫からほとんど何ももらわず、叔母の家にころがりこんでデパートの店員として働いています。
VanessaはストーカーのようにNellieの新婚生活を監視し、アル中気味で精神的に不安定、盗癖もありそうで、そりゃ叩き出されても仕方ないわな、という気持ちになってきます。
しかし、全体の1/3を過ぎたあたりで突然空間がグシャッとゆがむ感覚にとらわれ、自分がとんでもない読み違いをしていたのではないか、というページを遡ることになります。
Nellieとは誰なのか、VanessaはなぜRichardと別れたのか、Vanessaは何をしようとしているのか、Richardは何を求めているのか、一瞬にして混乱に陥るのです。
その後の展開はスリリングだけれど、まあ予想の範囲という感じもあります。しかし、上の「空間のゆがみ」が強烈で、その後何が真実か信じられなくなり、最後まで読んでしまいます。
===
二人の共著ですが、文体はほぼ統一されており、どこを誰が書いたかわかりません。一人の作家の作品、と言われても信用すると思います。
女性向き小説で成功した著者によるせいか、グロテスクな場面も殺人もなく、しかし、けっこう怖い場面もありますが女性にも読みやすい内容です。読者真理を知り尽くした作者なのでしょう。
また、上流階級や富豪の生活が内側からよく描写されており、NYという舞台もあってしゃれた雰囲気をかもし出しています。
日本語訳が出ていないことが残念ですが、原著にぜひチャレンジいただきたいと考えています。
===
若くハンサムな大富豪と普通の女性の恋愛や結婚、というのは、永遠のテーマなのか、最近の流行なのか、けっこう多いですね。
歴史上に残る大ヒット、Fifty Shades of Grey
2017年のエドガー賞受賞作、Before the Fall
そして最近話題の(ロディさんも読まれた)The Kind Worth Killing
みな、玉の輿、またはトロフィーワイフ的な妻が主題のひとつになっています。 -
-
【5373610】 投稿者: ロディ (ID:iI9Zbmoy8RU) 投稿日時:2019年 03月 25日 09:56
海外の作品からさま
B級的なサイコスリラー、大好きなのですが、原文では読めないです。
翻訳か、ドラマ化されないかしら?
こちらは映画評で知りました。
ピエール・ルメートル『天国でまた会おう』
ルメートルですがミステリーではありません。
ゴンクール賞受賞のコメディと言っていいのかな。
第1次世界大戦後のフランスを舞台に二人の帰還兵が、国を巻き込む詐欺事件を
企てる顛末を描いています。コンゲームというよりは、フランス的なウイットと
シニカルに富んだ人間賛歌といった小説です。
明るい内容ではありませんが、読後感の良い小説です。
原題は第1次大戦中に敵前逃亡の濡れ衣を着せられ、銃殺された兵士が妻に残した言葉からとっているそうです。 -
【5374064】 投稿者: 海外の作品から (ID:AIc9j0FcFgk) 投稿日時:2019年 03月 25日 18:45
ロディさま
先日、紀伊国屋洋書店(新宿南口)で、お薦めいただいた
「乗客ナンバー23の消失」
の英語版、
Passenger 23, by Sebastian Fitzek
を探しました。
紀伊国屋には、このミステリーがすごい の原著が並んでいるコーナーがありますので。
もちろん、Magpie MurdersもThe Kind Worth Killingも大きな表示とともに並んでいます。
しかし、Passenger 23 無い。書店の端末で検索しても在庫切れ。
仕方ない、アマゾンで注文しよう、と思って帰宅しましたが、Audio Playしかない。
(ドイツ語版やスペイン語版は販売中のようですが)
絶版になったのか、と、なかばあきらめていますが、入手できないものか、とも考えています。
一方、ルメートルについては、日本で最初に話題になった、その女 アレックス(英語版表題はAlex)がなんかグロくて悲惨で私としてはいまいちだったのでちょっと躊躇しています。
日本語訳が人気を得る頃には原著は旬を過ぎて絶版、ということもあるんですかね。
ということで、軽いもの、と思い、Jeffery Deaverを買ってきましたが、読書力が落ちているのか、
けっこう読みにくく感じる部分もあります。
またご報告します。 -
【5374720】 投稿者: ロディ (ID:iI9Zbmoy8RU) 投稿日時:2019年 03月 26日 09:09
海外の作品からさま
ディーヴァ―は、ライムシリーズ?それともダンスシリーズ?どちらなのでしょうか?
はずれのない作家なのですが、長編が多いので、最近ついていけてません。
フィッエックも、かなりグロいというか痛い描写が多いです。無駄に過剰です。
『アレックス』が苦手ですと、テイストは似ているかもです。
『天国でまた会おう』 戦場の場面や、怪我の様子の描写は、ここまでしなくてもとは思いますが、どちらかというと古典作品のような味わいですよ。 -
【5376643】 投稿者: 海外の作品から (ID:Lwikz12ylfo) 投稿日時:2019年 03月 27日 19:21
リンカーン ライムシリーズの新作、The Burial Hourを買ってきました。
Deaverはたぶん今までに3冊読んでいて、最近読んだThe October Listがあまりに酷かったのでちょっと離れていました。
Kathryn DanceはRhymeシリーズのThe Cold Moonに初登場、その後、独立のシリーズに格上げされました。
未読のかたのために若干説明しますと、Lincoln Rhymeはニューヨーク市警の腕利き刑事でしたが犯人追跡中に負傷して四肢麻痺になり、車椅子生活を余儀なくされています。
しかし彼は探偵事務所を開設しNY市警に協力、最新鋭の分析機器をそろえ、科学的推理で難事件を解決していきます。
市警の女性刑事Amelia Sacksは、Rhymeの協力者、恋人、妻、元妻と立場が変わっていきますが、一貫してRhymeの捜査上のパートナーです。
Kathryn Danceはサンフランシスコ市警の女性刑事で尋問の名手、容疑者の表情や身体的の動きから感情を読む読心術を得意とします。
あくまで科学的なRhymeとは最初はソリが合いませんでしたが、お互いが長所を認め、協力関係を結ぶに至っています。
The Cold Moon (ウォッチメーカー)はRhymeシリーズの傑作と言われます。
なぜか現場にアンティーク時計を残す連続凶悪殺人犯、2件の殺人事件の後、同じ時計が10個買われていたことがわかり、残り8件の事件阻止に奔走します。
The Skin Collector(スキン コレクター) 色素のかわりに毒液で被害者に刺青をして殺害する、という猟奇犯を追います。ニューヨークの地下に張り巡らされた迷宮のような地下通路が舞台となります。
Rhymeシリーズの第一作The Bone Collectorの続編。
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October List
シリーズものと独立の単独作品、日本語未訳。
小説は36章からはじまり、35、34、と番号が若くなり、時系列をさかのぼっていきます。
読者は最初に犯人逮捕の現場を見ているはずが、逆時系列もあり、なにがなんだかわけがわからなくなり混乱してくる、という構成。
ちょっと逆時系列ありき、トリックありき、の人工臭のきつい作品。
ということで、最新作はまた時を改めてご紹介します。
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