司馬遼太郎のこの１冊｜掲示板スレッド

「燃えよ剣」です。
中学生の時、読んだら止まらなくなって、一気に読み終えた後も涙が止まらず本を抱えてしばらく号泣していたのを覚えています。
それ以来すっかり土方さんファンです。
マイナーですが短編集「新撰組血風録」も大好きです。

「馬上少年過ぐ」とか「人斬り以蔵」
本のタイトルのものの他に7編程度を集めた短編集です。
司馬入門にも歴史入門にもどーぞ。

NHKの『100分de名著』、3月は司馬遼太郎スペシャルです。
昨夜から始まりましたが、面白かったです。
ご覧になってみてはいかがでしょう。

燃えよ剣様
ありがとうございます。新撰組は壬生義士伝を読みました。
別の視点で新撰組を見られそうなので、読んでみたいと思います。

小心者様
ありがとうございます。長編を立て続けに読んだので、短編もいいですね。
竜馬がいくの番外編のような話が出てきそうで楽しみです。

ヨコですが様
ありがとうございます。９日に再放送＆第二回があるようなので、早速録画予約しました。４回目で扱うこの国のかたちはたぶん全部読んでいますが、国盗り物語・花神・明治という国家は読んでいないです。

学生時代になんとなく敬遠していた作家を読んでみようと、村上春樹・山崎豊子・三浦綾子・浅田次郎などをここ数年何冊か読んでいます。

司馬遼太郎は著作が多くしかもどれも面白そうで、なかなか選べません。
学生時代の暇な時に読破しておけばよかったです。
井上靖・吉川栄治・山岡荘八などは家にあったのでそれなりに読んだのですけど。

他の方もぜひ司馬遼太郎のこの１冊をお教えくださいますようにお願いします。

お勧めは「花神」です。

司馬遼太郎の言葉に、

「人間には色々な才能があるが、どの国の歴史にも軍事の才能を持ったものが一番少ない。日本においては源義経と大村益次郎の2人」

「壮大な新国家像を想定する能力があり、さらには軍事的天才というほかない人物だった」

とあります。

「花神」はその大村益次郎を主人公にした物語です。
一介の医師でしかなかった村田蔵六が、幕末の激動の中で軍事司令官として、信じ難いほどの能力を発揮していく様は、圧巻です。

明治維新の際には、多くの偉人が輩出しましたが、その中の一人、木戸孝允（桂小五郎）は、次のように言ったそうです。

「維新はペリー来航以来、無数の有志の屍のうえに出できたった。しかしながら最後に出てきた一人の大村がもし出なかったとすれば、おそらく成就はむずかしかったにちがいない」

そんなに面白いのですね、大村益二郎 さま。

日本史がわかっていないのに通訳ガイド試験受けるので、最近、良い日本史本を探していました。
この国のかたち、と坂の上の…くらいだったのですが(陳舜臣が好きなんです！でもあれは世界史なので)

良いスレッドを立てて下さりありがとうございます。

大村益次郎、でした。
失礼しました。