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【544768】感動する本・泣ける本

投稿者: ミルキー   (ID:w3eqIRcmcRs) 投稿日時:2007年 01月 24日 09:11

最近「碑」を読みました。原爆で全滅した旧制中学一年生の少年たちの記録です。
ハンカチが絞れるほど、泣きました。本当にむごくて。

被爆で大やけどを負いながら、母に父に会いたい一心で、
何キロ何十キロの道を、家に帰ろうとした子どもたち。
帰り着いて、親に看取られて亡くなった子は幸せだった・・
「おかあさん」と呼びながら道端で、電車通学の子は線路で、救護所で、
ほとんどのお子さんが亡くなったのだから。
混乱と炎の町の、どこで亡くなったかわからない子も多く・・
最後にせめてお母さんお父さんの腕の中に戻れた子は、幸せだった。
心細く、恐ろしく、苦しく、皆どんなに家に帰りたかったことでしょう・・・。

炎の燃えさかる中を、子どもを捜し回ったご両親たち。
広島の変事を聞き、わが子を案じて交通理路を断たれた何十キロの道を
一晩中歩き続けたお母さん。
見つけたら食べさせてやろう、と子どもの好きなスイカをさげて、何日も
焼け野原を歩き回ったお父さん。
亡くなったお子さんも家に帰ったお子さんも、大やけどで顔が膨れ上がり、
我が子とはわからなかったそうです。名札で、確認したのだといいます。

利発そうなお子さん達の、笑顔の顔写真も痛々しく、ここには戦争の悲惨さ
残酷さが、哀しく綴られていました。


子どもがもう少し大きくなったら、読ませてみようと思います。
この国には、こんな歴史があったんだよ、こんな時代を経て今があるんだよ、と。
平和って、絶対的なもの、空気みたいに当たり前のものじゃないんだ、だから
守っていかなくてはいけないんだ、と思って欲しいから。
読んでみて下さい。







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  1. 【1960862】 投稿者: ぎんのさじ  (ID:c.4ZvEwSLCc) 投稿日時:2010年 12月 24日 01:31

    「奇跡の教室」

    灘校の伝説教師、エチ先生と教え子達。

    中勘助の「銀の匙」の文庫本1冊だけを使って授業をすることを決意するエチ先生こと橋本武先生。そして、灘校を一躍、東大合格日本一へ導く。その後、『銀の匙』の生徒たちはニッポンのリーダーとなる。
    NHKでも放送された時の感動が再度よみがえりました。

  2. 【2006796】 投稿者: ソムリエ  (ID:JI8dumBHndw) 投稿日時:2011年 02月 05日 18:58

    良い本探すなら、「信兵衛の読書手帖」がお薦めです。

    読書感が通じるところがありますので、頼りにしています。

  3. 【2018571】 投稿者: 絵本ですが  (ID:n.q/3VHcnTM) 投稿日時:2011年 02月 13日 02:47

     林明子さんの「いもうとのにゅういん」という絵本があります。

     全く悲しい話ではありませんが、最後のページを普通の声で読めたことがありません。

     

     

  4. 【2047598】 投稿者: 下町ロケット  (ID:T5C/03xT59U) 投稿日時:2011年 03月 06日 11:48

    こちらで紹介されていた池井戸潤さんの「空飛ぶタイヤ」を読んで、感動し、
    それから何冊か池井戸さんの本を読ませていただきました。

    新作の「下町ロケット」よかったです。
    思わず、涙が流れていました。
    大企業に挑む町工場の社長さんが主人公のお話です。

    「空飛ぶタイヤ」をおもしろいと思った方はご一読ください。

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