♥アガサクリスティのミステリーの読み方を教えてください！♥｜掲示板スレッド

延期になっている「ナイル殺人事件」、監督・主演とも「オリエント急行殺人事件」と同じケネス・ブラナーです。という事で全く期待していません。とは言っても、クリスティー作品の映画やドラマ化は興味あるので一応観に行きます。

AXNミステリーでも、他の役者を使ったポアロのドラマをやっていますが、スーシェに敵う人はいません。スーシェ自身も他の役が出来なくなるほどポアロに嵌まってますよね。

お若い方でしょうか。海外ミステリーは読み慣れないと取っ付きにくいので、読みやすさと本の薄さ、何よりクリスティでも一二を争う有名な作品であることから「そして誰もいなくなった」をおすすめします。
去年刊行されたハヤカワジュニアミステリーの第一作目もこの作品でした。小5のうちの子供も夢中で読んでいましたよ。（ちなみに同時発売のもう1冊は「オリエント急行殺人事件」です）
ある程度クリスティを読み進んでからのおすすめは、「五匹の子豚」「無実はさいなむ」「杉の柩」等です。他の皆さんの書き込みも楽しみです。

日ごろは掲示板は読む専門なのですが、
この話題には思わず書き込みたくなりました。

邦訳されているものすべて、
多いものですと、5回以上読んでいます。
無類のクリスティ好きです。

コナンドイル、ガストンルルー、エラリィクイーン、ヴァンダイク、パッドマガーなどライトな推理小説にはまったのが小学生のとき。
なかでもクリスティはありがたいことに刊行されている単行本の数が多いことから、片端から読み漁り、未だに読み返します。
伏線を追って犯人を当てるのに、人の深層心理に触れる部分が大きいので、毎回犯人がわかったときに、人間洞察力のすばらしさに息をのみます。恋愛を絡めたものが多いのもうれしいポイントです。

推理小説の世界では、クリスティは実は古典になります。推理小説の歴史自体がとても浅いんですね。ですから、クリスティくらいの世界的知名度になると、着想がオマージュされ、巷にあふれています。そのため、クリスティを今読めば、たいした謎解きに思えないと感じる方が少なからずいらっしゃるようですが、何事も先駆者は何もない所から構築しているので、偉大さがわかってないなと歯がゆい思いをします。

で、本題。
クリスティは読む順番を守って読むべきです！
ヘイスティングス大尉とポワロの年齢を重ねていくさまを味わうと、最後の『カーテン』はボロボロ泣けます。ポワロも私も歳をとった、というようなヘイスティングスの述懐があったかと思います。

ですから誰が何と言っても「スタイルズ荘の怪事件」です。
二人の出会い、ポワロがいかにして有名になってゆくかをその後の作品でじっくり追ってください。要は、クリスティが発表した順に読むことです。
有名どころでいえば、
『ゴルフ場』『アクロイド』『オリエント』『ABC』の順です。

個人的におすすめなのは、『もの言えぬ証人』『5匹の子豚』『ホロー荘』『象は忘れない』。

ポワロと並んでマープルも好きです。
もちろんトミーとタペンスも、パーカーパインもクイン氏もはずれなしですが、一番好きなのは、ポワロとマープル。マープルの最後の作品も悲しいですが大好きです。中・短編、戯曲もいずれも外れなしです。

3/6（土）から、BSプレミアムで『無実はさいなむ』のドラマをやるようですね。
録画予約しました。楽しみです。

大昔、大学の英文学の卒論をアガサクリスティをテーマに書きました。
なのにもうすっかり忘れてました。懐かしい題名がいっぱい！
基本はポワロものが好きですが、ミスマープルものを読んでいる時は決まってビスケットと紅茶が欲しくなるので、あらかじめちゃんと用意して紅茶を飲みながら読んでいました。

私のオススメは、やっぱり超有名！大傑作！の
そして誰もいなくなった、オリエント殺人、アクロイド殺し かな。
おおーっ！となること間違いなしなので、初心者の方は一気に引き込まれると思います。