岩波少年文庫の次に｜掲示板スレッド

らんさむ さんへ:
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中学上がりたてくらいであれば、小学生の延長として親が子供に文学全集を
勧めるというのもあるかと思いますが、中学・高校という年代ですと、もう
お子さんの好みが出てくると思うので、好きな本を自分で買わせてはいかが
ですか？
それこそ、その年代であれば全ての書籍、全てのジャンルの書籍がお勧めと
も言えると思います。

>全ての書籍、全てのジャンルの書籍がお勧め
ありがとうございます、なるほどその通りですね。
学校の図書館も充実しておりますし、親が買い与える必要はありませんね。

ただ、自分の経験から家にひととおり文学全集があると良いとは思っています。
昔は集英社の赤い日本文学全集などよく見かけましたが、これからそろえるなら
どんな物が良いのか探しているところです。

私が中高生だった頃に、筑摩書房から「ちくま文学の森」といって、
安野光雅さんの装丁で文学のアンソロジーの全集が出ていました。
今は絶版になっているようですが、筑摩書房のページを見ると、
「新 ちくま文学の森」というシリーズが出ていました。
http://www.chikumashobo.co.jp/series/9784480101204/


私が読んでいたのは、鶴見俊輔、安野光雅、森毅、という、
異なったジャンルの本読みたちが選んだ文集で、
内容はもちろん、文章の質も、いいものばかりです。


中高生だと、もちろん本人が読みたいものを読むのが一番ではありますが、
こんな全集が家にあったら、それだけで嬉しかったと思います。
アンソロジーですので、軽すぎるかもしれませんが、
気軽に読めるという点でもおすすめしたいと思います。
一度、書店や図書館などでご覧になってみてください。


お薦めしておきながらですが、本は集め始めるとキリが無いので、
お金と本を置く場所は、お子さんに合う本に一番に使う方が良いとも思います。
購入は慎重に。

教えていただきながら、お返事が遅くなりました。
「ちくま文学の森」素敵ですね。
おっしゃる通り軽めではあるかもしれませんが、バラエティに富んでいて
むしろ私が読んでみたいと思いました。
そういえば、たしか以前こんな感じの文庫版も見かけたような・・
かたい文学全集を考えていましたが、こちらも検討してみます。
ありがとうございます。

もう見ていらっしゃらないかもしれませんが、高１の長男も岩波少年文庫はほとんど読破し、今は妹が愛読しています。


アーサー・ランサム全集は、我が家にもあります、いいですよね。福音館の古典童話シリーズも、かなりそろってます。だたそれだと、ファンタジーに偏りがちなので、いろんなジャンルの本を読んでくれたらいいなと思っています。
うちの場合例えば、岩波少年文庫で「三国志」が気に入ると岩波文庫「完訳三国志」、そして、ちくま学芸文庫「正史三国志」に進むというような、読み方をしていました。岩波・ちくま学芸に加えて、講談社学芸文庫、このあたりなら、しっかりしていて失敗がないですし、また文庫なので場所もとらず、おすすめです。以前海外に住んでいた時は、ネットで購入するため手にとって見ることが出来なかったのですが、これなら安心して注文できました。
かばん（あるいはズボンのポッケ）にさくっと入って、邪魔にならないのもいいみたいです。その点では、新潮文庫版の塩野七生「ローマ人の物語」は、今もお小遣いで買い続けています。
最近の新書は、あまり好きではないのですが、古い新書には、なかなか読み応えがあります。岩波の赤とか。売ってないものも多いので、実家の本棚から引っぱり出してきたり、図書館の出番ですね。


本好きな方がいらして、うれしくてつい長々と書いてしまいました。
失礼しました。

>岩波少年文庫で「三国志」が気に入ると岩波文庫「完訳三国志」、そして、ちくま学芸文庫「正史三国志」に進むというような、読み方をしていました

私ならば、岩波少年文庫のドンキホーテから岩波文庫のドンキホーテを勧めます。訳者は同じく牛島先生で、大変読みやすく面白いものです。ロビンソンクルーソーみたいなものも、良いですよ。

久しぶりに覗き、お返事をいただいていることを知りました。
お二人の気に入った物を深く読み進めてゆくというご意見に
なるほど！と頷いております。

>岩波・ちくま学芸に加えて、講談社学芸文庫、このあたりなら、
>しっかりしていて失敗がないですし、また文庫なので場所もとらず、
>おすすめです。

大変参考になります。ただでさえ重い荷物の中高生ですから文庫がいいですね。
ありがとうございます。
下の子はもうすぐ中学受験のためゆっくり読書をする時間がありません。
いつでも思いついたままに本を手に取れるような環境があればいいな、と思います。