マルチリンガルを目指せる女子校
こうきたか
洗足学園中学校では、2026年度中学入試(一般生)に関して、下記の通り日程及び募集定員を変更いたします。
①入試日程を第1回2月1日、第2回2月2日といたします。
②第1回入試(2月1日)の募集定員を120名といたします。
③第2回入試(2月2日)の募集定員を100名といたします。
④第3回入試は実施いたしません。
サンデーショックや先日の大学入試結果など、受験者が増える要因があるとはいえ、2月1日は入りやすくなることは確実かな、と思われます。
短期的には偏差値が下がるでしょうが、中長期を見据えた戦略なんでしょうね。
熱望組にとってはチャンスのような、「3回受ければどこかで受かるだろう」が使えなくなるのが残念なような。
2月5日受験で入学してきた子たちって、1~4日にかけてちょっとした地獄を経験してきた方が多いわけで、その経験は血肉化されてメンタルが強いんだと思うのですよね。
そういう子が一定数いることは、洗足学園にとっても意味あることだったんじゃないかと思います。
今回の入試日程変更にはいろいろな背景があると思いますが、中学受験生全体のトレンドが「チャレンジ回避」になっていて、「2月1~4日にチャレンジし続けて5日までもつれ込む」人の数が減っている、というのもあるかと推察します。洗足学園も多くの難関校同様に志願者数が減少傾向ですが、中でも5日の減少率が大きかったようですし。
大学合格者数や偏差値で躍進すると、毎年「昔の洗足は~」って言い出す輩がいて、苔生える足湯とか揶揄うんだが…
制服が緑色になったの30年前な。それまでは紺色ワンピース。
洗足第一高が閉校したの2008年な。それまでは目黒区洗足にも校舎残ってたから。
昔はヤンキー校じゃなくて低偏差値校な。神奈川学園と似た附属小付きの金持ちも通う学校だったから。
2025年2月の洗足第1回は募集定員=80、応募者数=231、受験者数=216、合格者数=84名、実質倍率は216/84≒2.6倍でした。
2026年について、まずは定員増以外の諸条件が2025年とまったく変わらないと仮定しますと、募集定員が80名から120名に変わるので、合格者数を単純に126名とし(2025年同様に募集定員の1.05倍と仮定)、受験者数が2025年と同じ216と仮定すると、実質倍率は216/126≒1.7倍となります。
次に、2026年のサンデーショック効果で、本来JGを受験する人が洗足に回ってくる効果を見積ります。JGは2025年の出願者数=700(受験者数は不明)でしたので、これが各学校にどれだけ分散されるか。予想は難しいのですが、単純に{1.桜蔭、2.渋渋、3.早実、4.洗足、5.広尾、6.雙葉、7.吉祥、8.鴎友、9.フェリス、10.その他} に70人ずつ均等に散らばると雑に仮定すると、洗足の受験者数は216+70=286になり、実質倍率は286/126≒2.3倍です。
ただし、洗足の第1回受験者は第一志望が多いのでしょう、例年は募集定員と合格者数がほぼ同じでしたが、今回は上記の通り「JG第一志望者が70人受けてくる」という想定なので、その3分の1の23名が抜けると想定して、合格者数も126+23=149に増やすと、実質倍率は286/149≒1.9倍になります。
あとは、その他の調整を入れつつも(今年の進学実績、募集定員増による呼び水効果、・・・)、少なくとも倍率は下がるのではないかな、偏差値も下がるのが自然じゃないかなと思いますが、どうなりますかね。
面白い分析ですね。それに加えて以下の通り予想します。
・東大合格者が大幅増進して目立った学校は受験生が増えることが多く(それが良いことかは別として)、ここ数年だと概ね10%程度増えているのをよく見ます。
受験生が10%増えると、倍率1.9倍→2.1倍
・25/2入試の事前の予想偏差値はS58でしたが、仮に26/2の予想偏差値が明に暗にS57やS56になると、割安感が出て志望者が増えます。この増分を20%と見ると(ここを10%と見るか30%と見るか難しいところ)、倍率2.1倍→2.5倍
結果、倍率はほぼ横ばい、26/2予想偏差値は1年前のS58から1~2ポイント下がったS57かS56と予想します。