マルチリンガルを目指せる女子校
洗足学園が2026年入試から2/1の募集80人→120人に変更
今年、東大の現役合格者28人を出して記事等で取り上げられたことで、東大や国立大医学部に受かるようなトップ層が6年前から30人も40人も洗足学園に入学していたことが知れ渡ったように思います。おそらくこのインパクトは大きく、環境を求めて受験者の中でもトップ層がさらに増えると予想されます。
一方、2026年入試から2/1の募集を80人から120人に増やすこと(および5日入試の廃止)が発表されました。女子学院等のサンデーショックがあるとはいえ、この大幅な募集増加は上記のトップ層の受験者増を吸収してかつ、昨年より入りやすくなる可能性が高いと見ます。
再来年以降は別として、募集人数を増やす2026年入試は様子見もいるであろうことから、狙い目の1日入試になるのではと分析しますがどうでしょうか?
なお、先日参加した入試説明会の資料によると、1日合格者の手続き率が2022年は68%だったのが2025年には91%まで上がっており、第一志望の受験生増加が1日の募集を120人に増やした主な理由という説明をされていました。
聖光と同じように、勉強の面倒見はいいけど、
それ以外の学園生活や各種活動は生徒の自由や自主性を
尊重する洗足学園の校風が知られるようになってきた。
それが合格者の入学率上昇につながっているのでは。
大学実績はあくまでその結果であって。
賢い生徒が増えたら、それに合った教育を提供できる
学校が選ばれていきますからね。
残すべき伝統は残しつつ、
常に教育をアップデートしていける学校が残っていきますね。
立地を考えると、神奈川のトップレベルの女子がかなり集まるにしても120人の募集枠は埋まらないので、昨年に比べると合格のボーダーは下がる気がするな。
大手塾の偏差値はまだほとんど、この変化を織り込めていないけど、80%偏差値や50%偏差値にして、マイナス1~2くらいのインパクトはあるんじゃないか。
今年はついに洗足の東大現役合格者数が女子学院を抜き(28人)、入ってくる学生も近年偏差値が急激に上がっているので、更に女子学院を引き離して桜蔭に近付きそうです。その中での2月1日シフトなので、洗足は絶妙なタイミングで決断したといえるでしょう。
優秀で成果を出す学校だったら、神奈川県の学校も人気を集めるのは、聖光や栄光、浅野を見れば一目瞭然です。
学校説明会で洗足側の説明を聞くと、数年前より2月1日の入学手続き率が大幅に上がっており、第一志望組を沢山確保したい様子です。2月1日が埋まるかは、以下の観点が気になりますね。
1.桜蔭・渋渋レベルの神奈川最優秀層が都内ではなく洗足に流れるのか。
2.フェリス他横浜方面の志望者が洗足に流れるのか。
3.神奈川トップ公立高校を目指す考えのご家庭が洗足に流れるのか。
2026年だと、2月1日の競合は、桜蔭・共学(渋渋・広尾)・フェリス。2月2日の競合は、豊島岡・女子学院もおり、いずれも人気校ばかりで、2/1と2/2で200名以上確保できるか、勝負に出た感じですね。一方、洗足ゆえ十分勝ち目を分析した上での判断でしょう。
個人的には3.の新規中学受験志望者の取り込みがどの程度あるのか、興味深いです。神奈川の受験事情に詳しい方がいれば、ご意見教えてください。