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【5351407】学芸大附属世田谷中の校長が語る真実

投稿者: 学芸大附属中学からの内部進学の正確な情報   (ID:XDpLiSsT9Ww) 投稿日時:2019年 03月 10日 14:44

学芸大附属世田谷中学校校長がSAPIXの機関紙で下記のように述べられています(本稿の一番下にリンク付きで掲載してます)。

結論から言いますと、実は、学芸大付属中学から入学する生徒は大部分が学芸大附属高校に進学できるのです。ネット情報を見て書いのでは?と疑わざるを得ない一部某著名週刊誌を含め、「学芸大附属中学からは半分しか学芸大附属高校に進学できない」などと盛んにネット上で言っている人がいますが、それは学芸大附属小学校から上がってきた人を含めた数字です。彼らは中学受験をしていないので、学芸大附属高校に上がれない人が多いのはやむを得ないでしょう(ただし、学芸大附属高校でもトップを取って東大に入るような生徒は、「スーパー内部生」と呼ばれる小学校入学組であることが多いです。つまり、小学校入学組は上下の学力差が大きいわけです。小学校受験では学力試験を課さない(まだ幼児なので課しようがない)ので当然でしょう。)。下には「8割」と書いてありますが、附属中学の中で最もレベルが高い世田谷の場合、中学入学組は9割位が学芸大附属高校に進学している年もあると思います。

学芸大附属高校への進学見込みがない生徒、言い換えれば、仮に学芸大附属高校に入学しても授業についていけない(特に数学への対応が難しいと言われています)であろう生徒(上記のとおり、大部分は小学校からの入学組)は学校側から早い段階で親子面談等の場で他校への進学を勧められます。学芸大附属中学の1学年の人数と学芸大附属高校への受験者数が大きく異なるのはこのためです。すなわち、学芸大附属中学は、事実上筑波大付属中学と同じくほとんどが付属高校に上がれる学校であり、「半分しか上がれない」などと言っている人は、こうした内部事情を知らない人か、知っていながら自らの利益のために意図的に誤った情報を流している人だと考えられます。後者は普通の人であれば大体想像が付きますし、そのうち白日の下に晒される日が来るのではないでしょうか。

ちなみに、学芸大附属高校に内部進学できなかった(受験したが不合格になった)生徒でも日比谷に受かった人も実際いますし、戸山、青山には普通に受かっています(正直言って、戸山、青山は滑り止め扱いです)。広尾や桐蔭あたりだと事実上無試験で入っていると子供に聞きました(学校推薦だと思われます)。学芸大附属中学に入学来る人は、学芸大附属高校進学を視野に入れて入学して来る(=一流国公立大学や医学部を目指す覚悟ができている)ため、非常に努力家です。桜陰中や開成中など私立トップ校にわずかなら届かなかった人が、系列高校がいま一つなより偏差値の高い中学には行かず、あえて学芸大附属中学に進学してくる人がたくさんいます。それゆえ学習意欲が強く、小学校入学組もそれに感化されて勉強する人もいます。

長くなりましたが、まとめますと、学芸大附属中学に中学入試を経て入学するの立場の生徒の立ち位置は、実質的に筑波大附属と変わりません。ほとんどが学芸大附属高校に行ける!!のです。これま紛れもない事実であり、下記の学芸大附属高校の公表資料からも明らかです。
http://www.gakugei-hs.setagaya.tokyo.jp/03nyushi/H31senbatsu190217

実は我が家はこの事実をずっと前から知っていました。しかし、もしこれをネットに書き込んだりしたことで、我が子の入学が少しでも難しくなると困るので、これまで我慢してきましたが、校長が公に発言している以上、もう言っても良いかと思い、今回本当のことを書いた次第です。兄弟姉妹が学芸大附属に通っていた他の親の方もこのことは知っていましたが、外には言わないようにしていましたね(笑)。皆、我が子が可愛いですから。そういう意味ではこれから学芸大附属中学を受験する皆様には申し訳ありませんが、学芸大附属をめぐる嘘の情報のこれ以上の拡散を防ぐには、内部事情を知っている者が正しい情報を書くしかないと考え、今回この投稿をすることを決断しました。

ネットの書き込みにどの程度の影響があるかは全く未知数ですが、この事実が広まったら、学芸大附属中学の人気が上がってしまうかもしれません。偏差値で開成高校にも匹敵する学芸大附属高校にほぼ進学できるという、データに裏付けされた客観的事実が広まれば、その可能性は十分にあるでしょう。学芸大附属高校は豊島岡女子高校などより数ランク偏差値が高いので、高校で立場は逆転します。よく「学芸大附属は面倒見が良くないので塾代がかかる」と言いますが、桜陰をはじめとする有名私立中学生の多くが中1から鉄緑会に行っているのはご存知のとおりです(調べれば分かります)。つまり、私立の学費+塾代がかかるわけです。その点、学芸大附属は学費が安いので、塾代がかかっても学費が安いため、私立生より親の負担がはるかに軽いのは間違いありません。むしろより多くの資金を塾やZ会などの通信教育に使ってあげることができます。学芸大附属中学の中には鉄緑会に通っている生徒もいます。残念ながら現時点では指定校ではありませんが(附属高校は指定校になっているはずです)、鉄緑会の試験にパスすれば入学することができます。

また、学芸大附属中学の教育も良いところがたくさんあります。レポート課題をこなすうちに我が子の文章がとても上手くなっていたことに驚きました。この記述力は、新試験や難関大学の記述試験においても活きると思います。

保護者の目から見て、学芸大附属中学はかなりお勧めの学校です。特に学芸大附属高校に近い学芸大附属世田谷中学に通える人にとっては、ベストの学校でしょう。緑に満ちた広大な駒沢公園がすぐそばにあり、深沢という都内でも指折りの高級住宅街の中にあるので、環境は抜群です。周囲は政治家や大物歌手など有名人の自宅も多くあります。一度見学してみれば分かると思います。校庭も広いですし、ビルのような圧迫感のある学校とは全く違います。

以下、SAPIXの機関紙「さぴあ」2018年2月号より
http://www.sapia.jp/interview/sp_interview/1802_2.html
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広野(サピックスの方) 多くの受験生が気にしている、附属高校への進学(連絡進学)について教えてください。

金沢(校長) 附属高校には附属中学3校(世田谷、竹早、小金井)に対して合計214名(2018年度。男女各107名)の入学枠が用意されていますが、各校1学年約160名、3校合計で約480名の生徒がおり、希望者全員が進学できるわけではありません。5教科の学力検査と、中学校の成績(調査書)で総合的に判断され、合格者が決まります(2017年度の競争率は男女ともに約1.3倍)。附属高校を受験するかどうかは、3年生の2学期までの成績を踏まえて12月の三者面談で決定します。

 連絡進学については2017年度から制度が変わりました。以前は学力検査が2月中旬と、私立高校より遅かったために、附属高校より先に早慶など私立の難関校に合格した生徒が、そのままその学校に進学するケースが少なくありませんでした。そこで日程を前倒しし、私立の試験が行われる前の1月上旬に学力検査を行うようにしたところ、附属高校への進学者が増えました。

 ちなみに2017年度は、本校から91名の生徒が附属高校に進学しました。中学から入学した生徒に絞って見れば合格率は約8割です。また、早くから私立や公立の高校を希望している生徒も一定数います。卒業生の進学先も私立、都立、海外の学校などさまざまです。

広野 中学から入学する生徒の場合、希望者の約8割が附属高校に進学できているというのは、貴校の受験を考えているサピックスの受験生にとっては心強いですね。

http://www.sapia.jp/interview/sp_interview/1802_2.html

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  1. 【5354507】 投稿者: 信じられない  (ID:I2vggJRGgsA) 投稿日時:2019年 03月 12日 01:10

    この発言大問題じゃないでしょうか
    こんなこと話して教育者だなんて呆れる
    文科省と大学本体に通報した方がよいのでは?

  2. 【5355093】 投稿者: 校長の発言は下だけ  (ID:f2TX4AggPIM) 投稿日時:2019年 03月 12日 12:26

    何が問題なのでしょう?
    きちんとリンク貼って示しているでしょ。
    その上は私が書いたことで、事実を述べたまでですよ。

    中学受験生の間で「学芸大附属中に行っても
    半分しか学芸大附属高校に行けない」という
    誤解があまりにも多いので(これを意図的に強調してる人がいる)、
    本当のことを知らせたかったのです。実際は8~9割は
    附属高校に上がっており、その点では筑波大付属
    中学などと変わりません。特に世田谷中は地理的に附属高校に近く、
    偏差値も高いため、附属高校への進学率は一番高いと思います。
    といっても、当然ながら試験は小学校組も入れて極めてフェアに
    行われていますよ。しかし、中学受験の勉強を経て
    付属中学に入った生徒と、小学校からそのまま付属中学に
    上がった人では学力差があるのは普通でしょう。だから、結果
    として中学入学組の8~9割が学芸大附属高校に進学することになる
    のです。
    ただし、他のところでも書きましたが、学芸大附属高校の最優秀層は
    小学校組のことが多いです。とてつもなく勉強ができ、子供の学年にも
    確実に東大に行くだろうと思われる生徒が結構います。
    また、小学校組の中には、学芸大附属中に行けるのに、サピックスなどに通っている生徒もいて、中学入学組に勝るとも劣らない学力を持った子もいます。こういう子は余裕で学芸大附属高校に進学しています。
    また、小学校組は英語ができる子が多いですね。子供の頃から英語教育に力を入れている家庭が多いのでしょう。なかには外国の高校に行く子もいます。

    残念ながら附属高校に上がれなかった生徒も、豊島岡女子や栄東、
    都立だと、戸山、青山、日比谷あたりには入っています。これを言うと
    日比谷押しの人に絡まれそうですが、内部進学試験に落ちた生徒で
    日比谷に合格している生徒は複数出ているのです。もちろん、戸山、青山よりは少ないですが。
    あと、この程度の適度なハードルがあることは悪いことではないと思います。私立一貫だと、中だるみしてしまう生徒もいますからね。

  3. 【5362045】 投稿者: 教育者失格  (ID:FekngoLmRgw) 投稿日時:2019年 03月 16日 14:26

    サピックスに乗せられたのかも知れないけれど、信じられないです。
    小入、中入が居れば、融和をはかって一体感を醸成する努力をするのが教育者。
    教育者とは思えない。自分は学芸大の教授が本務で、雑用として校長を引き受けているだけ、引き受けてやったんだからありがたく思え、と考えているからこういう発言になる。

    下記のような本音があまりに透けて見えます。
    中学から入学する人が優秀で8割高校に上がるから、小学校から来ている人にはあんまり席が残っていませんよ。優秀じゃないんだからしょうがないですよね。でも大丈夫です。事前に面談して肩たたきしますから、いきなり不合格になるショックは緩和されますよ。できない学生はありがたく思ってさっさと他を探しなさい。

    筑波大附属がなぜこういうことを言わないか。
    小学校入学者と中学校入学者を区別することは意味がないし、学生にそういう意識を持ってもらいたくないからでしょう。

    学芸大附属がなえこういうことを言うか。
    小学校入学者のレベルの低さをあげつらい、中学校枠をできるだけ拡大して入試の成績を上げたいから、でしょう。

  4. 【5388712】 投稿者: 事実は動かない  (ID:AvqBCbxkIpM) 投稿日時:2019年 04月 06日 22:38

    だから小学校から入学した人の中には優秀な人もいると書いてるでしょう。
    学芸大学附属高校でもトップは小学校から入学した人なんですよ。小学校から入学した生徒の中にはこういう人も少なからずいますし、こういうは余裕で学芸大学附属高校に進学できます。とてつもなく優秀で、高校から入学してきた優秀層もかないません。地頭も良く、親御さんの教育も素晴らしいのでしょう。
    また、残念ながら学芸大学附属高校に上がれなかった人も、日比谷に受かる人も複数人いますし、豊島岡とかは普通に受かってます。都立青山、栄東、桐蔭あたりだと下位1/4層でも受かっています。こんな中学は全国どこにもないと思います。
    私は事実として、中学入学組は大部分が高校に学芸大学付属高校に合格しているということを言っているだけであり(少なくとも私の子供がいた学芸大学付属世田谷中は)、それ以上でもそれ以下でもありません。
    あなたが何者で、何のメリットがあって、どの方向に議論を誘導したいのかは知りませんが(何となく想像はつきますが・・・)、これは100%「事実」です。事実は動かしようがありませんし、嘘だと思うなら調べればこれが事実であることが分かるでしょう。

  5. 【5388725】 投稿者: ちなみに、  (ID:NR3y0P1FjKU) 投稿日時:2019年 04月 06日 22:48

    >私は事実として、中学入学組は大部分が高校に学芸大学付属高校に合格しているということを言っているだけであり

    大部分って、何割なの?

  6. 【5388956】 投稿者: 元小学校組  (ID:6CflTk2e07o) 投稿日時:2019年 04月 07日 05:39

    正直「上がれない」と言われるのは誤解があります。
    「上がらない」=「附高を目指さない子」も多くいます。

    子どもの代は上がらずに高校受験で筑駒、早慶附属、マーチ附属、明学、ICU、城北、國學院系、本女、日比谷、西、戸山などに抜けています。日比谷進学は現役東大、筑駒は慶應、附属はその上へ、その他でも全員現役大学進学、附属でなくともボトムはマーチだと思います。
    一方、附高へ上がっても附小上りは東京一工〜マーチに収まるので、目指すところや実績は変わらない。ルートが違うだけ。勿論、東大率・早慶率・マーチ率の濃淡に違いはありますが、附高の方が浪人率が上がるので、高校受験で外に出た子が実際に大学進学すると、同級生に附高に進んだ先輩がいたりします。
    附高に進んだ先輩が浪人して外部に出た後輩と同級生になることもあるわけです。

    結局は上に進んでも外に出ても世間が思うより
    意外と同じようなところに落ち着くくらい小学校組は粒が揃っている様な気がします。
    そうなると国立小学校の選抜方法の方が興味深いです。(行動観察と抽選と授業と塾通いでどうしてそのくらいの大学進学実績が出せるのか?)

    どこかに書かれていた様に、公立小ではあり得ない大学進学実績になるとは思います。同様に、筑附小出身者もボトムマーチで上は東京一工の実績だとは思いますが。

  7. 【5406318】 投稿者: 親の差  (ID:qegMW02JpgM) 投稿日時:2019年 04月 20日 17:35

    それは親の教育にかける意識の差。小学校受験させる親は、入学以降、中学高校でもこの教育に気を払うことによる差。

    日本の大学の入試は、超難関大学の上位10%クラスを除けば、やれば誰でもできる物なので素材の良し悪しは関係ない。

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