朝ドラ【ひよっこ】｜掲示板スレッド

136ページの投稿、消されちゃったのかしら？
田舎娘、仕送り娘なんてごめんだわという投稿。
じゃ、どんな子ならいいの？
あなたのお子さま、お家柄ってそんなに素晴らしいの？と聞きたかった。

すみません。投稿はありました。

みね子がお休みの度にお父さんを探しに行かないのは何でかなともやっとしますが、
上京した理由は、仕送りもあり、それはやっているのだから、目的は果たせていると思う。

みね子の上京の第一の目的は、失踪したお父ちゃんの代わりに奥茨城に仕送りをすることですよね。お父ちゃんの仕送りがないと、農業だけでは家族が食べていけなかったのだから。お父ちゃんを探したい気持ちもあるだろうけど、みね子の使命は奥茨城に仕送りをしてちよこと進を高校まで行かせることですよ。
確かに朝ドラのヒロインとしては普通の子で、将来の夢があるわけでもないだろうけど、貧しい農家の生まれで兄弟を進学させる為に働いているって立派なことだと思う。

テレビのレビューか何かで、今回の朝ドラのヒロイン（みね子）はあさが来たや
べっぴんさんのような、実業家でもない名もないの市井の女の子と、
それを取り巻くこれまた普通の人々の世界を描いている、みたいなことを
読みました。

これから先、みね子が秀くんと結婚してすずふり亭をのれん分けしてもらって
洋食チェーン店を経営していく展開もあるかもしれないけど、でも、
あさみたいな元々大店のお嬢さんで嫁ぎ先も裕福、それを余すことなく
利用しながら大実業家になっていったり、すみれも元々ご令嬢で
多少戦後に苦しい時があったにしても、結局は「なんかなあ」とつぶやいて
ひらめいたアイディアが大当たりで、こんな楽な会社経営あるかい！と
叫びたくなるような作品よりも、どこにでもいるようなフツ―の女の子と
フツ―の人達が淡々と日常を頑張り、自分の責任を全うしているような作品も
これはこれで少なくてもべっぴんさんよりはずっとずっと現実味が
あって毎朝楽しみです。

あ、現実味と言っても、渡鬼みたいなのはまた疲れちゃいますけど。

私も、昨日、コラムニストの堀井 憲一郎さんの「50年間、朝ドラを見てきた私が
断言したい「『ひよっこ』はスゴい」」の投稿を読んで、共感した部分がありました。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51942

大ざっぱに内容を以下に写しましたが、長いので、上のサイトをご覧になっても構いません。

「これまでの連続テレビ小説とは少し違う。
彼女は何者でもなく、何も目指していない。断然違うと言ってもいい。

大雑把に言えば、これまでの連続テレビ小説は〝積み上げていくドラマ〟であったのに、
今回の『ひよっこ』は〝失われたドラマ〟なのだ。
でも、哀しくはない。喪失の哀しみは描かれていない。そこがすごい。
後半にかけて回復のドラマとなるかと思うが、とにかく常に喜びの物語になっている。

連続テレビ小説では、元気な女性の半生が描かれることが多い。
主人公は最初、子供だったりする。
ヒロインは迷いながらもやりたいことを見つけ、夢を抱き、目標に向かってがんばる。
成功者をモデルにしている時は、少し失敗して、きちんと成功していく。
成功者の物語が続く中、『ひよっこ』は明らかに異質である。特異点である。
静かに発火している。

物語は、夢など抱いていない普通の女の子を描いている。
その描き方が、見ている私の不思議なところに届く。底知れぬ共感を呼ぶ。
夢や希望を追うばかりが日本人の人生ではないだろう、と静かに強く訴えているように
思える。
だからこそ、見ていてすごく元気になれる。すばらしい。
普通に生きろ。はい。生きます。

何かを掴もうとしているわけではない。普通に生き、なるべく、いろんなものを取り
落とさないようにしている。
しかしいくつか取り落として進む人生を、それでもしっかりと生きて行く。
今を受け入れ、落ち込まず、きちんと生きていく姿。
そこに圧倒的に惹きつけられる。

『ひよっこ』の主人公は、茨城県でも鄙深い田舎の高校生である。
大きな夢を抱くわけでもなく、とびぬけて元気なわけでもない。ただ、やさしい。
母と祖父、それに妹、弟とともに茨城で平穏に暮らしていた。
ドラマの始まりの時点で、みね子には何も不足していない。

主人公みね子は、高校を卒業すると、地元に残り、家の農業を手伝うつもりでいた。
しかし、父と連絡が取れなくなったことがきっかけで、ひとり東京へ出て働くことにする。
そうやってお話が始まる。

彼女は、自分と今を受け入れている。底から強い。あまり現実にはそんな子はいないと
思うけど、でも、いてもおかしくない。
満ち足りていた家族から、父が欠けたお話になっていく。
そこを出発点に、しかし父と再会することを強い目標にしているわけではなく、物語は
進む。父とは会えないが、日々の生活をきちんと送っていく。

主人公みね子は、高校のときから働ぐの好きだと言って、いつも身体を動かしていた。
彼女を囲む人たちもみんなそうである。こういう人たちがいれば日本は大丈夫だと
思わせる、きちんとした生活人である。
そういう人たちの姿を丁寧に描いていて、それだけなのだけれど、だから世界がとても
力強く見える。
心ならずも初期設定の幸せが少し欠けてしまった少女の物語では、私たちは彼女の
素直さと健気さを見守ることになる。

彼女は疾走しない。強く上昇しようとしない。自分探しなどしない。やることをしっかり
やって、歩いている。
時々何かが失われるが、それでも歩みを止めない。確かに、人生はそういうものである。
成功するばかりが人生ではないし、夢を抱えている人だけが日本人ではない。

この作品は、そういう〝上昇志向ヒロイン〟ドラマのアンチテーゼになっている。
若者に夢を持てと励ますのは、大人のわがままであり、無茶振りであり、ある意味、
脅迫ではないのか、と私は思っているのだが、このドラマも同じようなメッセージを
含んでいるように感じる。

大事なのは夢を持つことなんかではなく、しっかり生きることではないのか。
その通りだと思う。1960年代がそう教えてくれている。
1960年代はしかし、すべて前向きで健康的で明るかったわけではない。今にはない
ダークサイドもたくさん抱えていた。そこは描かない。
出てくる人たちもほとんどみな善人であり、ダークサイドの人間もほぼ描かれていない。
描かれている〝善きこと〟一つ一つには、きちんと血が通っている。しっかりとこちらに
届く。その善きことだけを集めた、だからこその壮大なファンタジーなのだと思う。
ファンタジーを見ていると、元気が出る。
人に優しくして、きちんと生きようという世界を毎日見ていると、かなり幸せな気分に
なれる。」

という内容のものでした。

予告で「下さい！」「はい、どうぞ」みたいなやり取りありましたけど、本当？
三男君には是非幸せになって欲しい。
年上（ですよね？）女房の尻に敷かれて、マスオさんとか可哀想過ぎ。

コラムニストさんはみね子を見て元気が出るのですね。

私は、あさや糸ちゃんを見る方が元気が出ました。もちろんあんな偉業とは無縁ですが、元気をもらえたし自分も頑張ろうと力が出ました。いつも見終わった後直ぐにテレビのスイッチを切り、すぐに活動的に行動的になれました。

好みの問題なのでしょうけれど、色々な意見があるのですね。

皆様よく調べられると思いました。
主人公の捉え方もそれぞれ、本当に違いますね。

コラムニストさんは思い入れが強いな、でも理解できる部分も有ります。

決して嫌いではないし、応援もしてあげたいんですが、してあげるに値する目標が無いからただ日常を見てるだけだな、って最近気が付きました。
世の中もっと苦労している女の子は沢山居るし、時代に関係なく家族思いは沢山居るので、普通すぎることが違和感になったのかな。

もうずーっと朝ドラにはテーマ？かな、が有りましたよね。積み上げて、解決して、成長して、達成するみたいなパターン。
ヒロインに共感して一緒に成長している感じを受けて元気になれたとか。

そういったのに自分が慣れすぎたんだと思います。
みね子は嫌いでは無いですよ、素直な普通の女の子ですしね。