朝ドラマ　スカーレット｜掲示板スレッド

一万円の価値を調べてみました。
昭和４５年からすると、今は２倍だそうで、窯焚きの薪に１５万円かかったというのは一回で３０万円になるよう。

失敗したから、全部パー。２回目が５０万だから、普通は躊躇する金額だな。

頑固じゃないと、男ばかりの陶芸の世界で成功するのは難しかったのかな。
ただ流石に今回は、喜美子は我儘というか、家族のお金だから八郎の言う事も聞いてと思った。
まだ３２歳？でしょ。先は長いのだし・・・。武志の学費はまずかったね。

息子のお金にまで手を出す自己中な女……つまり、慶乃川さんいうところの「陶芸家」（＝芸術家）になりつつあるということでしょうね。

これが、特に当時なら、「男」だと「理想を目指す芸術家ならしゃあないなあ」で済ませてもらえるところ、「女」だから周囲からいろいろ言われるわけなのでしょう。
夫のほうが芸術家なら、「旦那さんの夢の実現のためや。奥さんも働くなり節約するなりで旦那を支えてやり」くらいのことを言われたりして。

ハチさんはそういう考えの男性ではなく、妻であり才能ある芸術家である喜美子を世間に認めさせたいと心から思って、今やるべきことを提案したんだと思います。

こういう世界で女性が初めて道を切り開く苦悩というか、いわく言い難いモヤモヤ感を押しつけがましくなく、説明くさくなく描いていて、心にしみます。

このドラマ、本当好きだわ。
キミコが子どもの学費に手をつける感じ、お父さんの血を感じでしまう。

すごいわーいいわよ、とてもいい。

喜美子、穴窯つくることによって「芸術家としての狂気」にスイッチが入ったように思いました。
ハチさんは、妻として、女としての喜美子ではなく、芸術家としてその域に行ってしまった喜美子についていけなくなる気がします。（個人的な憶測です）

それ、分かります。あの燃え盛る炎をじっと見つめる喜美子、意を決したかのような１２００度へのこだわりと、三津を気にしないという姿勢。

既に照子や信作でも止められないでしょう。

だからかな、大阪の面々が来るのかな。馴染の人は止めるのか、応援するのか、その辺りが今週末位でしょうか。

ドラマ内、いろいろ不穏な流れております。
「喜美子と八郎、どっちの言い分もなんとなくわかる」のがこのドラマの脚本のいいところかなと思います。
先のネタバレは読んでいませんが、今週のタイトルが「涙のち晴れ」なので、週末にはきっと明るい展開になるはずと思って見ています。

武志がせっかく人参食べられたのに、八郎も喜美子も見られなかったのね。

喜美子泣いてないか心配して寄り添った武志が、多分八郎の子ども時代もこうだったのかな？と想像してみました。

この時代には珍しく、女性の仕事への生き甲斐を認めて、実力も認めてる八郎。
お金絡むと仕方ないけど、喜美子には八郎を繋ぎ止めて欲しいなあ。

三津なら、可愛いげのあるおねだり出来たのかな。