タイタニック・・｜掲示板スレッド

もしジャック&ローズが結ばれていたとしても長くは続かなかったかも。
数日だったから一生の美しい思い出になったのではないかな。思い出の中のジャックは永遠に美青年のままだしね。

すごい感動するから見て！とビデオを購入した姉に渡されて家で見たせいか、何という根性悪女の話と思ってました。
皆んなが探してサルベージまでしている宝石をヒヒっと笑って海に沈めるところや、あんなに燃え上がって恋した男を沈めちゃうところ、大声を出して探している婚約者は落ちぶれちゃったけど私はその後の人生を裕福に楽しんで過ごしましたってアピールで、根性悪！って。
子どもの時から主役よりも脇役とか設定が気になるタイプのせいかもしれないけど、タイタニックで印象深いのは四重奏の人たち。沈みゆくタイタニックでパニックになる乗客を音楽で落ち着かせようと演奏を始める。もうそろそろ終わりかな、と何度か演奏をやめようとするんだけど、1人がまた弾き始めると演奏が始まる、を繰り返すシーンがあって、その時の他のメンバーの「え？また始まるの？」と顔を見合わせる表情が吉本新喜劇みたいだなと思ってました。

私の中でタイタニックは壮大なコメディです。
ディカプリオは美しかったー。

私には、あの板の上からのシーンがクライマックスでした。
彼が海の水に浸かっていて、自分は板に乗っている場面。
私がローズだったとしても何もできなかったと思う。ふたりで力を合わせてがんばる…なんてできない状況がリアルだと思いました。
そして彼が力尽きて死んでしまい、ヒモを切って彼を海に沈めてから、笛を力いっぱい吹いて救助される。

その後の人生をちゃんと幸せに暮らしたのは、ローズの力強さを感じました。

なので、私には共感できたラストでした。
（内容に記憶違いがあればごめんなさい）

それと…
ジャックが一貫して、ローズの命を守ることだけを考えていたのが、感動的だったと思う。

命の重さの違いと、造船技術者や運航会社の過信が印象的でした。

軽い命と重い命。身分の差もあれば、
上客＞使用人（音楽家など労働者）＞安い客　の差もある。
重い命の人は、ボートに定員の5分の1とか3分の1しか乗らないで
海の上で漂う人をほとんど救助しなかった・・・のは事実。

何かの展覧会で見た乗客の遺品のうち、
子供用の絹の靴とか、革の文具セットとか、ドレスとかカメラ。
豪華なものほど悲しみを誘いました。
悲劇を彩るものは、やっぱり重い命なんだなと。

盛り上がってますね。私はサウナの水風呂に入るたびにタイタニックのジャックのことを思い出してます。

年齢にもよると思いますが、こんなにも多くの人が語り合える最後の映画かもしれませんね。

ローズは最後に寝ただけなのか、亡くなったのか、という論争もありましたね。私は寝ただけだと思っています。

ローズ、最後までお騒がせなお方ですね。

宝石を投げたのは、その宝石で人が争わないよう無いものとして葬ったのかな。

当時は『ローズの二の腕があと○センチ細かったらこのタイタニックはヒットしなかった』みたいなことを言われていたような。それ位がっしり貫禄ある女性という印象でした。