東京私立 開成筆頭であった時代から今、何が起きている?
開成高校の現在地は?
都立県立高校から、併願の滑り止め校として機能している部分も多くなってきた。あくまでも現在の格下、渋渋、聖光、西大和の突き上げにあわざるを得ない状況。あと何年、数で1位でいられるかは本当に不透明である。
日比谷高校 男子 受検者数推移(人)
2012 324人
2013 311人
2014 305人
2015 323人
2016 241人
2017 254人
2018 237人
2019 258人
2020 213人
2021 215人
2022 249人
2023 257人
2025 198人? (男女合計で396人)
開成の場合、中学からの6年間教育受けないと東大合格はます無理、
それが1番の致命傷なんだろうね。
優秀な高入生をもってしても、6年教育を主軸とする開成で高入生では、余計カリキュラム的に追いつかないのでしょう。
開成と日比谷に最も多く合格者を出す高校受験塾では、中3の8月までに高2範囲までの英文法を先取りしています。
高校に入ってから先取りすべきなのは、英語ではなく数学と物理、化学です。
高校選びに高校のカリキュラムのバランスを考えることは重要です。
日比谷はカリキュラムには偏りがあります。
英語の詰め込み教育を行う一方で、数学や物理、化学の進度が中高一貫校より遅いです。
英語を中心とした宿題も多いため、進度の遅れを挽回するのが容易ではなく、理系志望者には向きません。
日比谷の東大合格者は文系の割合が多く、国医合格者も自宅から通えない医学部合格者が多いです。
2024年の日比谷は、初めて女子の入学者数が男子を8人上回りました。
やはり男子から敬遠された可能性はあるでしょう。
東大合格に相応しい授業の難易度と進度を提供できるか否かがポイントです。
生徒のレベルが揃っていないと授業の難易度もスピードも上げることができません。
開成は高校範囲も教える2つの塾の5科クラスの出身者がほとんどで、入学直後から授業の難易度やスピードを上げることが可能です。
日比谷は内申があり、高校範囲を教える塾の出身者は3割程度です。これらの塾出身者でも理社を履修しない3科クラスや高校範囲をあまり教えない公立高校クラスの出身者も少なくないため、進学者の学力のバラツキは相当大きいです。
このため、開成の高入生は高2への進級時点で中入生に追いつきますが、日比谷入学者は中高一貫校の生徒に遅れをとり、上位層もボリューム層を対象としたスローペースに巻き込まれてしまいます。