芸大について｜掲示板スレッド

芸大卒業生のかたが書き込んでくださり、とても嬉しく思います。
とかく、芸大に関しては、推測、憶測で書き込まれる方が多くて、情報として役に立たないどころか、かなり歪曲されて書かれているものも多いようです。
スレ主さんのお子さんのこともよく知らないのに、無理だと決め付けるのどうかと思います。

　事実ありますよ・・日本画・・

　
　

でも、スレ主さんのお子さんは「絵が好き」なんでしょうか。
スレ主さんの文を読む限り、マンガやアニメ（のいたずら書き？）が
お好きなだけでしょう。
中2だったら、そんな子供はわんさかいます。
どの学校にもそのクラスにもいますよ。
（うちの子もそうです。困ったものです・・・）
芸大に合格するより、マンガ家になりたい、のほうが、現実味があるような気がします。

「お教室？」の存在に関して断定的な事はたしかに言えません･･音楽に関して
芸大の先生にレッスンをしてもらっている･･という話を昔聞きました。
　ただ、学校が「受験をあおる」とか「受験産業の肩代わりをする」という事に
対してこれまでは誤解をあたえないように努力をしてきたのは確かです。

　昔のことですが、アトリエという雑誌で「芸大○○教官室」名で、デッサンの
特集やデザイン、油絵などが発行され、受験生の必読本だった時代がありました。
教授会で「大学がそのような受験雑誌を編纂するのはよろしくない」とされ、それ
以来芸大名での雑誌の発行がなくなったのです。このころ芸大主催の「夏期講習」
も廃止されました。このように大学は（国立で各科とも２０人とか５０人とかしか
とらない）誤解を与えるような事は極力排除して来たのです。
　私学で「卒業生推薦」をやるような事は、芸大の置かれた立場からは出来ない
ことです。

　さて、想定の問題はさておいて、現在「美術予備校」を利用せずに芸大に入る
事は困難になって居ます。教授さま･･必ずしも良い「受験指導者」ではありま
せん。教授の年齢からすれば、教授が自己形成をしたのは数十年前になります。
　つまり、受験生を指導するに適した教員はせいぜい３～４０代までの若手と
いう事になります。今伸び盛りの新進気鋭･･そうした人が受験コーチとされる
わけです。この辺は、一般の受験産業でも同じことでしょう。
　受験テクニックとして、斬新な感性と将来伸びそうと思わせる作品を作らせ
るのが受験指導者の腕です。つまり「オンリーワン」を見せなければならない
のです。こうした事を、自分の画業の終着駅に向かって自分を掘り下げている
教授が関わるなどと言うことはあり得ない事です。

　長くなりました。この辺で･･･

勉強になりました