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投稿者: とうとう (ID:nRLV8Q1bQDM) 投稿日時:2019年 12月 12日 06:41
白紙らしいですね。現在高1、助かりました。
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【5675397】 投稿者: PREPOSTEROUS (ID:jPqXoMCfXvk) 投稿日時:2019年 12月 18日 13:34
入試を変えることで高校生の学力を変えるという考えは倒錯しているので改めた方がよい。
公立高校入試の国語でも長年けっこうな長さの記述式問題が課されているのは周知のこと。共通テストの試行問題よりもずっと文字数の多いものだ。こういう入試で選抜されて高校に入学してくる生徒が卒業時に記述ができないとしたら、それは高校での教育がまずいからで、入試問題のせいではない。
同様に、共通テストに矮小化された記述式問題を導入するぐらいで記述力が向上するべくもない。AI隆盛の時代に淘汰されるのはそのような浅い思考しかできない者の方である。
2019年千葉県立国語大問八
https://www.tokyo-np.co.jp/k-shiken/19/cba/cba1/cba-ko/ko-a_2.html
2019年茨城県立国語大問四(五)
https://www.tokyo-np.co.jp/k-shiken/19/ibk/ibk-ko/ko-a_2.html
2019年群馬県立国語大問五(五)
https://www.tokyo-np.co.jp/k-shiken/19/gnm/gnm1/gnm-ko/ko-a_2.html -
【5675398】 投稿者: センター試験続行は不可能 (ID:FvEvlkWNN/c) 投稿日時:2019年 12月 18日 13:36
2019.12.17 大学入試センター発表
発音、アクセント、語句整序等を単独で問う問題を出題しないことについては、英語教育の観点から大学入学共通テストの導入を機に改善を図るものであること
今回、英語のリーディングとリスニングの配点を均等にした趣旨は、高等学校学習指導要領が英語4技能のバランス良い育成を目指していることを踏まえたものであること。
から、「令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テストの出題教科・科目の出題方法等及び大学入学共通テスト問題作成方針について」に関して変更しないことといたします。」
https://www.dnc.ac.jp/news/20191115-01.html
2019.12.17 大学入試センター発表
「大学入試センターとしては、今回の文部科学省の判断を踏まえ、令和3年1月に実施する大学入学共通テストにおける国語及び数学の問題構成や試験時間、配点などをどのように取り扱うかについて、早急に専門家による検討を
行い、できる限り速やかに方針をお示しいたします。 」
英語については言及なし
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つまり、大学入試センターは英語については出題方法や配点は、大学入試英語成績提供システムの導入は延期されたけど、共通テストの問題はプレテストのような試験を出題。
国語及び数学については、共通テスト本体の問題の変更(記述式導入延期)があったことから、これから問題構成を検討しますとのこと。
結局、共通テストがプレテストから変更された事項は下記のとおり
(1)大学入試英語成績提供システム導入が延期されたこと。
英語の共通テスト本体の変更はなし
(2)共通テストの記述部分がなくなる。
これもおそらく、共通テストの記述部分がマイナー修正されるだけなんじゃないのかな。
「反対派はセンター試験を続行しろ。」と騒いでいるが、もう手遅れだね。
「大学入試センターでは大学教員ら専門家とセンター作成の英語テストを4技能を測る内容に変更できないか協議したが、21年1月16、17日に行われる共通テストに向け、既に問題の作成が進んでおり、変更は困難と判断した。」
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20191115-OYT1T50123/
だそうだ。 -
【5675605】 投稿者: PREPOSTEROUS (ID:5Ax3ZarNO0o) 投稿日時:2019年 12月 18日 18:53
>https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20191115-OYT1T5012/
「一方、この日の公表資料では、採点の正確性や公平性などを巡って批判の出ている国語、数学の記述式については、予定通りの実施が明記された。」
記述式は予定通り実施と公表されてからわずか1か月で見送り決定ですから、受験生はセンター側の発表を全く信じられません。
国語の記述式問題をマーク式に変えたら難度がぐっと下がってしまいますから、問題文を難しくするなどの調整が必要でしょう。しかし、もう1度全問マーク式に作り直してプレテストをやっている時間はありません。少なくとも2021年は予備で作ってあるセンターの問題を流用するしかないでしょうね。準備不足の誹りは免れません。 -
【5675704】 投稿者: 鶴亀 (ID:Rs49IVNz4Kg) 投稿日時:2019年 12月 18日 21:03
過ちを正すことを躊躇ってはいけない。
勇気ある撤退は評価しないと。
元々無理筋なんだから。
受験生に分かりやすく納得感があるのは、センター継続ですよ。ヒアリング100点だけやるとか中途半端はやめましょう。 -
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【5675914】 投稿者: 使用できる予備の問題はありません。 (ID:ZSkqsKZWNQU) 投稿日時:2019年 12月 19日 05:47
センター試験は本試験・追試験用の2セット作成されます。
追試験は交通障害などがあった場合に受験するものです。
毎年、追試験は実施されています。
前回も、640人が追試験を受験しました。
次回のセンター試験でも追試験は実施されるでしょう。
また情報漏洩などがあった場合に備えて緊急対応用の問題が
作成されるときもありますが、使用されなかった問題は
廃棄されます。
よって、今、入試センターには再利用できる予備の問題は存在しません。 -
【5675917】 投稿者: もう後戻りはできないのです。 (ID:ZSkqsKZWNQU) 投稿日時:2019年 12月 19日 05:49
今のところ、センター試験から共通テストに代わって、以下の8点が変更する見込みです。
・英語:発音、アクセント問題などが消滅(確定)
・英語:設問が全て英語(確定)
・英語:リスニングが100点と倍で1回読みが登場(確定)
・英語:単語量増加で難易度が上昇(ほぼ確定)
・国語:書類など実用文からの出題(ほぼ確定)
・数学:数学の知識だけでは解けない(ほぼ確定)
・全科目:ゼロマークの登場(半々?)
・社会・理科:教科内の複合分野の出題増加(半々?)
当初の予定では英語4技能(読む、聞く、話す、書く)のうち、「話す、書く」は民間試験で、「読む、聞く」は共通テスト、とすみ分けることが予定されていました。
それでセンター試験では大問1で出題されていた発音、アクセント問題は廃止することで作問が進んでいたのです。
ところが、英語民間試験の導入が延期に。
と言って、作問作業は一年以上、かかるため、今さら後戻りはできません。
そこで、11月15日、大学入試センターは英語の問題作成方針について発表。
https://news.yahoo.co.jp/byline/ishiwatarireiji/20191217-00155332/ -
【5676024】 投稿者: PREPOSTEROUS (ID:rEDZ20uvitA) 投稿日時:2019年 12月 19日 09:07
もう後戻りはできないのです。 (ID:ZSkqsKZWNQU)さん
大学入試センターの職員には守秘義務があって、こんなところに内情を書き込めないはずですから、あなたの書き込みは信用はできませんね。
英語民間試験も記述式も、「撤回するべきだ」との書き込みに対しては、度々「もう後戻りできない」とか「組織をあげて何が何でも実施する」などと半ば脅すような書き込みがあり、結局は双方とも見送りになりました。
ですから、今回もまだセンター継続の可能性はあると思っています。
>作問作業は一年以上、かかるため、今さら後戻りはできません。
H30年試行テストの国語の問題を見ると、大問1が記述式で大問5まであり計100分の試験時間になっています。試験時間のバランスから言って、大問1を丸々削るわけにはいかないでしょうから、マーク式の論説文の問題に差し替えるのでしょうね。
よって作問作業に一年以上かかるは嘘でしょう。嘘でなければこれから大問1も作り直せないことになります。作り直せたとしても、その大問はあらかじめ試行テストによって出題傾向を提示できていませんし、生徒のでき具合(平均点や分散)もチェックしていないのですから本番で使用するには相応しくないと思いますよ。
あれこれ弥縫策に走るのではなく、再度記述なしの試行テストを作り、実施してから2年後に新テストをスタートするべきです。
「新入試実施2年前に告知」ルールの原則は一体どこにいってしまったのですか?「明治維新以来」の教育改革と言っておけば、なんでも原則を破れると思っていませんか? -
【5676056】 投稿者: 「記述式」導入批判に応える。 (ID:ej38ffBEhH.) 投稿日時:2019年 12月 19日 09:49
文部科学省は2020年度(2021年実施)の大学入試から、新センター試験(大学入学共通テスト)の英語で民間試験を利用し、国語と数学で記述式問題を導入する予定だった。しかし、野党やメディアから批判が巻き起こり、結局、文科省は導入を見送った。
この大学入試改革を構想し、陣頭指揮を執ってきたのが東京大と慶應大SFC(湘南藤沢キャンパス)の教授を務める鈴木寛氏である。鈴木氏は民主党政権下で文科副大臣、その後の自民党政権下で文科省参与、大臣補佐官を歴任した。その鈴木氏が、共通テストへの「記述式」導入批判に応える。
──2021年から実施する共通テストに、記述式問題を導入しようとした理由からお伺いしたい。
鈴木氏:少し長い前置きを述べます。今の子供たちの多くは2100年まで生きるでしょう。AIが人間の知能を超えて社会に大変革がもたらされる「シンギュラリティ」が2040年頃にやって来るとされているので、彼らは人生の3分の2をシンギュラリティ後の時代に生きることになります。
AIが大学入試を受験するプロジェクトが始まっていて、「東ロボ君」(国立情報学研究所を中心とするプロジェクト「ロボットは東大に入れるか」で開発中のAI)は、2021年度に東大入試を突破することを目標に開発が進められています。AIの東ロボ君は、記述式の東大二次試験では、善戦しつつもまだ合格圏に達していません。一方で、マークシート試験ならば満点はとれるわけです。つまり、マークシート試験で測っている能力は、いずれすべてAIで置き換えられるということです。マークシートで問える能力を磨くための学びとは、“失業者の養成”にほかなりません。
マークシート試験というのは、「人から与えられた選択肢の中から、一つ一つ重箱の隅をつつくように間違いを探して、消去法で正解を選ぶ」という試験です。だから、マークシート試験の訓練をしていると、ミスや欠陥を見つけるのが速くなる。解答が1段ズレたら0点になるから正確さも求められる。これまでの工業社会では、マークシートで測れるような能力が必要とされていました。工場の生産ラインでは機械が製造をしても、製品の欠陥を見つけるのは人間の仕事だったのです。今まではそういった仕事が他にもたくさんありましたが、シンギュラリティの時代にはAIに取って代わられるのです。
だから、新しい学習指導要領や大学入試改革は、AIを使いこなし、AIにはできない、人間にしかできない能力をいかに身につけさせるかを主眼に置いています。また、学習指導要領でも「言語活動の充実」を掲げ、「書くこと」「読むこと」を重視してきました。にもかかわらず、“入試に関係ない”多くの高校の現場では記述・論述に力が入れられてきませんでした。もちろん、東大や京大、一橋大など国立のトップ校の二次試験や、私立でも慶應大の入試では以前から記述式を導入しています。こうした大学を狙う受験生は“入試に関係ある”ので、思考力や判断力、表現力などを伸ばす勉強を熱心にしてきました。しかし、これまで国立大の約半分と慶應大以外の私大はマークシート試験のみだったのです。
そこで、記述式導入について大学入試改革では3本の柱を立てました。1本目は、国立大はすべて二次試験を記述式にする。これで国立大学はこれまで4割だった記述式試験の割合が9割にまで上がった。2本目は、私学の雄である早稲田大学が記述式に変える。そういう改革を強くお願いし、早稲田は自発的な判断で、記述式導入に留まらず、文系でも数学を必須にし、英語も4技能(読む、書く、聞く、話す)を問う試験に変えるなど、入試の大改革をしました。予備校の私大受験指導は早慶受験が基準になるので、早稲田も記述式になると予備校の指導はガラリと変わります。最後の3本目が、共通テストでの記述式導入です。
この3本柱の内、国立大と早稲田大学の2つについてはほぼ達成できました。都市圏では早慶、地方では国立大の影響が大きいので、そうした大学に生徒を送り出す高校の学びは大きく変わるでしょう。しかし、問題はやはり早慶以外の私大です。早慶は独自に記述式試験を実施する体制も能力もありますが、他は難しい。このままだと他の私大を受ける受験生は、相変わらずマークシート向けの受験勉強をすることになる。だから、3本目の柱として、私大も利用する共通テストに記述式を導入しようとしたのです。
◆マークシートを続けてきた弊害
──「記述式試験はトップ校だけに導入すればよく、下位の大学までは必要ないんじゃないか」という意見もある。
鈴木氏:私もそう思っていた時期がありましたが、文部科学省の若手から怒られました。「それは“選民思想”です」と。トップ校の生徒だけAI時代に生き残ればいいというなら、そもそも教育改革などやる必要がない、と。広く多くの若者をAI時代に生き残れるようにしなければと熱く語られて、私も全くそうだと思い、改心しました。大学への進学率は現在5割ですが、2割がトップとして、トップ校だけでいいとなれば(AI時代は)8割が失業することになる。しかし、共通テストに記述式を導入すれば、高校の校長たちが強くその重要性を意識し、大学受験生が学ぶすべての高校の教育が変わり、進学せずに高卒で就職する人たちも含めて恩恵を受けられる。すべてとは言いませんが、全体の8割くらいに影響が及ぶはずです。
──理念としては理解できるが、現実問題として、共通テストへの記述式導入については、「採点のブレが大きい」「バイトでは採点ができない」「自己採点ができないから出願に困る」といった批判が噴出した。
鈴木氏:採点のブレについては、誰がつけるかではなくて、ブレがどの程度に収まるかが大事だと思います。確かにマークシートは100%ブレがなく、記述式ではブレが起きます。現在の国立大の二次試験の入試だって、当然ブレは出ます。共通テストの場合では、1つの答案に対し、採点者3人で採点し、上司がチェックするというのを4層重ねて採点をすることで、ブレを小さくすることになっていました。担当者に聞いてみると、本番の一回目では、1万分の1から1万分の4くらいのブレになるとのことでした。一般に5教科受けて満点は500点として、国語100点分の内、記述式の配点は20点です。つまり、影響は25分の1です。全体への影響としては25万分の1から25万分の4程度。このブレを許容できないのなら、そもそも記述式はできません。
──共通テストではある程度決まった回答しか書けないような問題を設定しているから、ブレが小さいのではないのか。
鈴木氏:「ブレる、ブレる」と言われるから、最初はブレない問題にしているのです。ブレない問題にすると、今度は、「記述式の意味がない」と言われるんですが、どうすればいいんでしょうか(笑)。意味がないことはない。高校生は記述式試験のための勉強を始め、教員もそういう指導をする。その第一歩を踏み出すことに意味がある。
フランスの大学入試「バカロレア」は記述式オンリーで、大問が3つあって、4時間、書いて書いて書きまくる試験です。採点は、高校教師が行っています。当然、採点にブレが起きるだろうと思い、フランスの国民教育省に行って、何度も聞いたんですが、彼らは「採点基準があるから大丈夫だ」としか答えない。しかもバカロレアでは、1つの答案を採点者一人で採点するんだそうです。日本人の感覚だとあり得ない。だから、ブレブレじゃないかと思って何度も聞いたんですが、そのうちに「お前は何が聞きたいんだ」と怒り出し、「人間が書いたものを人間が採点するんだから、バラつきが出るのは当たり前だ」「そんなことより、小論文の家庭教師をつけられる家庭の子とつけられない家庭の子ではもっと大きな点差がつくが、そっちのほうが問題じゃないのか」と叱られました。おっしゃる通りですと(笑)。
──他にも「バイトが採点する」ということも問題視されたが。
鈴木氏:バイト、バイトと言いますが、別にバイトだけで採点するわけではありません。採点者のなかにバイトも入るということです。4層の採点プロセスの中には採点者のプロが多数います。
このバイト問題も、全高長(全国高等学校長協会)が12月末の共通テスト実施に賛成していれば、あるいは高校教師が採点に協力してくれれば、バイトを使わずとも、できたのですが、全高長がどちらも拒んだために必要な採点者が増えて、バイトも活用することになったのです。
それと、面白い話を聞きました。私も、最初、「バイト?」と思ったときがありました。担当者に聞いてみると、民間の模擬試験会社は何十年も模試をやってきて、様々なノウハウを持っています。これまでも、教員OBや現役の教員、大学院生、大学生のバイトを雇って長年にわたり採点をしてきたわけですが、実は、もっとも採点のブレが小さいのは、「優秀な大学の大学生」だそうです。高校の時から記述式試験のための勉強をしっかりやって難易度の高い入試を突破してきた学生ですし、教員と違って指導経験がない分、採点基準を忠実に守るそうです。高校教師は、自分が教えてきた生徒のレベルに引っ張られてしまい、採点基準で示しても、独自の基準で採点してしまう人も多いそうです。なので、バイト云々よりも選抜と研修が重要だそうです。なるほどな、と思いました。
民間事業者は、入試センターから「ブレを最小化しろ」と言われて、あらゆる努力を傾注してきています。バイトを使わないとなると、そもそも12月末にしかできませんし、かつ、採点のブレが大きくなってしまうのです。バイト問題と採点のブレを抑えることとどちらが大切でしょうか?
これを「バイトだからダメだ」というのは印象操作です。ちゃんとスクリーニングして、研修も受けさせて、4階層のチェックをいれても、「バイトがやるのか! けしからん」というイメージをNHKが意図的に先行させた。そうなったら、もう止まらないですからね。
──「共通テストで記述式問題が導入されると、自己採点ができなくなり、どの大学へ出願するか迷う」という批判もある。
鈴木氏:大学にもよりますが、総得点500点のうち、国語の記述式の占める配点は20点です。20点のうち、仮に、自己採点に迷うことがあったとしても、せいぜい、プラス・マイナス1点から3点の範囲で、総得点が500点であることを考えれば、自己採点での迷いによって出願先に迷うというケースは極めて少ないと思われます。そもそも自己採点ができないというケースは、問題をほぼ理解していないことと同義で、回答できていない証拠です。これも重箱の隅をつつくような批判です。
今回、本当によくわかったのは、日本社会というのは、どんな小さなブレでも許容しないということです。何十年もずーっとマークシートで1点を争ってきて、それが常識になってしまい、ほんのわずかなブレでも許せなくなっている。AI時代に大量の失業者を生み出すことよりも、25万分の1~4程度の採点のブレのほうを問題視する。大局や未来のことよりも、目の前のミスやブレにとことんこだわる民族になってしまいました。これこそまさにマークシートを続けてきた弊害と言えるのではないですか。
* * *
国公立大学の入試としてマークシート方式の「共通一次試験」が始まったのは1979年。日本ではおよそ40年もの間、マークシート方式の入試を続けてきた。それが鈴木教授の言うように、日本社会が重箱の隅をつついてミスをあげつらう社会になった原因なのかは定かでないが、社会に何らかの影響を及ぼしてきたとしても不思議ではない。右肩上がりから右肩下がりへ、曲がり角を迎えた日本においては、人材に求められる能力も今までと異なってくる。教育のあり方を問い直すべきという意見を否定する人はほとんどいないのではないか。その視点で今回の大学入試改革を改めて見直したいものだ。
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