AO受験　本当のところ｜掲示板スレッド

アメリカのように名門大がほとんど「人物」も見て入学させている状況の中で、日本型の一般入試にどれほどの意味があるか、微妙です。

子供の先輩（ハーバードに進学）した方は、「日本の大学入試は簡単。勉強が出来るだけで合格できるから」と言っていました。
ハーバードだと、それに加えて評定や人物（リーダーシップやボランティア活動）まで見られて合否が決まるので、単に勉強ができるだけでは入学できません。

では、アメリカ企業と日本企業でどちらが現状隆盛しているか、です。
アメリカでは、大学に入学して進級し卒業すると、学力だけでなく人物もある程度担保されます。

必ずしもアメリカ方式がいい、ということではありませんが、日本の場合いくつか問題があります。
企業が新規採用者を採る場合、学力の担保がされていません。
入学試験は学部卒でも４年前の話。アメリカの大学卒業率が60％程度であることを考えれば、日本では大学での進学・卒業が甘い基準になっているため、学力がどうかわからない人材を採用することになります。
さらに、コミュ力やリーダーシップがどうか、面接やインターンで長い時間をかけなければなりません。

日本型の限界です。

子供は東大に行きましたが、半数はそれほど出来ない学生だそうで、上位の学生をインスパイアできる存在になっていないのは問題だと言っていました。
一般入試の最高峰と言える東大でもそうです。

子供は、もっと東大を活性化させるためには、定員の半分をAOで入学させた方がいいと言う意見です。
特に、ハーバードでは当たり前のように行われている面接官の制度（人物を見て大学に相応しいかを判断する）は絶対に必要だと言っています。

＞アメリカの大学卒業率が60％程度であることを考えれば、日本では大学での進学・卒業が甘い基準になっているため、学力がどうかわからない人材を採用することになります。

単位取得が大変で卒業率が低くなる大学もあると思いますし、アメリカは学費が払えずに中退する学生も多いです。休学して学費を稼いでから復学する予定が、そのまま戻らなかったり。

ハーバード大学の卒業率は97%です。
私立難関大学は、落ちこぼれない学力と学費を払えるポテンシャルのある家庭の学生が入学選抜されているから、卒業率が高い。
公立中位以下大学は、学力に不安感があり学費を払える可能性が低い家庭の学生にも門戸を開いているから、卒業率が低い。
私立も公立も難関大学と一部の職業に直結する学部（農業、工業、看護、牧師）は卒業率が高いようです。

アメリカでは中退者が増えると失業者や低収入者が増え税収も減るという悪循環に気づき、補助金を入学者数に応じて支給してきたものを卒業率に応じて支給するよう変化してきたそうです。

日本でもペーパー試験重視をやめようとしているね

足し算、割り算など算数の出来ない大学生～が量産されそう。