単科大学の限界｜掲示板スレッド

ただ、昔の進学校の中には、文系の生徒にも理系と同様の数学の課程を学ばせていたところもあるからな。今でも愛知県立旭丘高校なんかでは文系にも数3までやらせているらしいし。

愛知県の明和高校も文系でも数3までやらせるみたい。もうすぐ中高一貫になるのでカリキュラムはもう少し楽になると思うけど。

少なくとも、君ごとき軽輩風情に言われる筋合いはない。

調べたけど、明和高校は一橋大学多いね。

文章における論理に三段論法等が求められることあっても、数学との明確な関連性は証明されていない。俗論であろうと思われる。たとえば、君ご自身もその好例。また、私が早稲田に志望を変えたのも、数学云々とは無関係（何度も述べたので、理由は割愛）。形式的な偏差値至上、官尊民卑で時代遅れの民草根性の持ち主ほど、色あせた「国立」の看板を後生大事に有難がる傾向にある。自らに自信乏しいとの証左ではあるまいか。

私は社会科学系の答案作成能力に、受験数学での論証力や洞察力は役に立ちそうだと考えております。

物事は定性定量両方からアプローチして漸く理解できることが多いのに、定量は全てシャットダウンだから、物事の基本メカニズムを理解できず、いつも勘に頼り、誰それがこう言ってたみたいな話ばかりなんだよね。正直に言って数学出来なかったでしょ？w

単科大の頃は、社会科学の殿堂を謳っている学校でしたから、社会科学を広く修めないといけないという意識がありました。他学部の専門科目を多数履修して、デュルケーム、エリアーデ、マリノフスキーなどの原著を読み、社会・経済・人間について広く深く学びました。「同じ人間・社会をみていても、こうも見方・考え方が違うのか」と感心し、物事を相対化して見る目を養いました。キャンパスには教養主義的な雰囲気がかなり残っていました。総合大（長岡半太郎の銅像がある学校）に転じると、理系の友達が量子力学の入門書を勧めてくれたり、統計力学の本を一緒に読もうと誘ってくれたりしました。微分方程式に詰まっていたら、友達が理学部の時間割を教えてくれました。「文系の人間は、人間の存在にかかわる大切な知識をあまりに知らなさすぎる」と痛感しました。単科大・総合大のどちらにおいても「語り合う友がもてたこと」は幸いなことでした。単科大の良さは、その領域の専門人としての意識をもてるところ、私の場合、狭い専門に閉じず、社会科学全般に関しては「知らないでは済まされない」という気持ちがあります。一方、総合大学の良さは、「自分がなにもしらないということを知る」ことができ、知らない分野に突っ込んでいけるところですね。また、私の通った総合大の独特の「強烈な研究志向」には大きな刺激を受けました。私が感じた具体的な違いはこの通りで、どちらも有意義な経験でしたので優劣はつけられません。