マルチリンガルを目指せる女子校
上智復活2024
上智が単独最上位となった今年の偏差値。今年の上智は共テ併用型で志願者をかなり伸ばした。上智×早慶◯も相当出たので、偏差値は逆転したと想像したが、案の定だった。
2024年5月 河合塾偏差値(商経営系)
上智経済経営 併用英語 70.0 併用数学 70.0
早稲田商 数学選択 65.0 社会選択 67.5
慶応商 A方式 65.0 B方式 67.5
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立教経営 一般 65.0
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法政経営 一般A 60.0
明治経営 一般 60.0
中央商 一般 57.5
青学経営 テ併A 57.5
2024年で象徴的だったのは、早稲田商の数学選択の偏差値が67.5→65.0へダウンと、上智経営の共テ併用英語の67.5→70.0へのアップである。数学選択では2ランクの差ができており、経営系で今一番難しい私立は間違いなく上智経営である。
なお河合塾は上智法と総グロの共テ併用の偏差値を開示していない。駿台、東進、ベネッセが開示しているのに違和感が大いに残る。また偏差値ランキング表では、上智の主力入試である共テ併用型の偏差値は載せず僅かな定員のTEAP型の偏差値しか載せていない。この理由も?だ。様々な噂が流れている。因みに駿台では法学部系で慶応法64、早稲田法64、上智法63で拮抗しているので、おそらく河合塾データも同様のはずである。
今年は志願者を伸ばした上智の復活と、早慶、とくに早稲田の地盤沈下が始まった年だと総括できるだろう。
上智は山手線内側、どこに行くにも最高のロケーションの四谷にキャンパスがあります。しかも駅の真ん前、徒歩1分です。人気の早稲田の本部キャンパスや立教池袋キャンパス辺りと比べても立地は上だと言えます。青学、東洋や中央法は無理やり都心回帰を図りましたが、上智は元々最高の立地なのです。
また四谷キャンパスに看護除いて全学部が集結しています。早慶、MARCHなど有力私立の殆どで理系は別キャンパスです。文系も学年割れや学部割れを起こしており、ワンキャンパスと言える大学は首都圏有力私立では上智のみです。理系と文系が一緒に活動できるのも上智の魅力。人気、偏差値が上がるのもある意味当然なキャンパスだと言えます。
YouTubeで某タレントの方が、どうしても慶應ボーイになりたかったので慶應だけたくさん学部を受けたと言ってたけど、そんなものかなぁ?
大学のブランドを求めるより、やりたい勉強を最も高レベルで学べるところを選ぶべきな気がしてしまう。
結局そのタレントさんは慶應に入ったものの楽しめずに休学、その後復帰して卒業はしていたそうですが…
早慶はビッグネームだけど、早慶より上智、あるいはICU、あるいは中央の法科など、これをやりたい!という気持ちでビッグネームを捨てられる選択をする高校生が増えてくるといいと思う。主体的に学んで、得られるものも多いと思うね。
カトリックの海外コネクションが、上智の最大の強みではないでしょうか。安全な留学先の数も質も面倒見の良さも。難関とされる海外大学院への優先入学、国連など国際公務員関係。海外機関からの信頼が厚いのでしょう。学生として恩恵に与れるのは、すごいことだと思います。特に留学しなくても、当たり前に世界に開かれた雰囲気は、特別なものがありますね。