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コメ不足と国家戦略
◆危険水準のヒ素とカドミウム、市販の米から検出との報告 米健康団体
5/17(土) Yahooニュース15:00配信
子どもも口にする市販の米から危険な水準の重金属が検出されたとの報告が上がった
(CNN) 米国内で市販されている異なるブランド100以上の米のサンプルを調べたところ、危険な水準のヒ素とカドミウムが含まれていることが分かった。CNNに最初に公開された新たな報告で明らかになった。
「低い水準でさえ、ヒ素もカドミウムも深刻な健康被害と関連している。糖尿病や発達の遅れ、生殖毒性、心臓病などだ」。報告の共著者で、子どもの有毒化学物質への暴露低減に取り組む団体、ヘルシー・ベビーズ・ブライト・フューチャーズの調査責任者を務めるジェーン・フーリハン氏はそう述べた。今回の報告は同団体が作成した。
「幼い子どもの重金属汚染には特に懸念がある。発達初期の暴露は知能指数(IQ)の低下や広範囲にわたる認知及び行動障害と関係するからだ」(フーリハン氏)
今回の報告では、米のブランド145のサンプルについて重金属の含まれる量を分析した。製品の生産国はインド、イタリア、タイ、米国で、いずれも米国内で市販されている。
米国で販売されている米から重金属が検出されたという報道は、「海外から安く買えばいい」という安易な発想のリスクを示した。食の安全保障という観点で見れば、日本はもっと真剣に食料自給率を上げ、第一次産業を守る必要がある。
だが現実は、「東京にいれば何とかなる」「都会が回っていれば国も回る」といった昭和の遺産のような東京万歳思想が、地方の衰退を加速させている。
その一方で、実際に農業や水産業、自然環境と向き合いながら人材を育てているのは地方の国立大学であり、そうした地域の拠点こそが、日本の持続可能性を支える土台になっている。
重金属汚染のニュースは、見栄えのいい都会の論理ではなく、「足元を固めよ」という現実のメッセージだ。