一低住専(田園調布、成城)｜掲示板スレッド

正直申しまして、成城は田舎町です。代々木上原近隣の、西原、上原、など、各国の大使館が点在するエリアとは、地価、利便性など、何をとっても勝負になりません。
家を買おうとしたときに、代々木上原をあきらめ、下北沢をあきらめ、成城まで都落ちしてようやく中古住宅を購入しました。数十年前です。
小田急線にこだわる理由があり、中央沿線や東急沿線は魅力を感じながらも考慮対象外としました。

成城の暮らしについて。

交通については、不便というほどではありませんが、便利ではありません。成田も羽田も遠いですし（タクシーで羽田、なら別ですが）、新幹線で深夜に東京に帰ると、東京や品川からの遠さが堪えます。
しかし、子供たちの通学については、都心の中央線沿線の大学であったこともあり、さほど不便を感じることなく通いました。

成城は周辺最大のバスターミナルで、二子玉川、渋谷、調布、狛江など各方面にバスが出ています。ことに二子玉川便は多く、二子玉川駅周囲の渋滞さえ考慮すれば便利です。

成城（昔から成城だったエリア）は駅から平坦ですし、車必須のエリアというわけではないです。

駅前にはスーパーが３軒あり（成城石井、小田急OX、オリンピック）必要なものはほぼ揃います。オリンピックは庶民向けですが、経営が変わってから鮮魚コーナーの品質が落ちて残念です。そのかわりOXの鮮魚は頑張っています。
石井は別棟に広いワイン専門店があり、ここの品ぞろえは都内有数かと思います。

最近のトレンドは学習塾で、あらゆる学習塾が駅の周辺にあり、増えているような気がします。子供用英会話教室もにぎわっていて、グノーブルでは外国人教師と小学生が談笑する風景が見られますし、Berlitzに通う小学生も多いようです。

ほとんどの成城エリアを学区に含む明正小学校は受験熱とレベルの高さで有名で、ここに通わせるのもよかったかな、と思っています。子供の小学校卒業後の転入でしたので。

個人的に気に入っているのは、アスレチック、プール、ゴルフ練習場が近く安価なことで、例えばオリンピックでアメリカ選手団が練習した公式５０ｍプールでリーズナブルな価格で泳げます。自転車で行けます。（大蔵運動公園）
ゴルフ練習場は狭いですが周囲にいくつかあり、これも友人に話すと驚かれるくらいリーズナブルな価格です。

　先にちんむいさんが書いてますが、千葉市緑区あすみが丘6丁目のワンハンドレッドヒルズ街区が街並では日本一だと思います。40数戸の街並ですがビバリーヒルズをお手本に、東急不動産が建売で作りましたので、街並の統一感はほかの高級住宅地とは一線を画すものがあります。
　敷地が600～1000坪、建物も100～200坪あり、販売当時は6億から13億と言われていました。
　歩道の付いた広い道路から5Mは芝生のゾーンがあり、そこに低めの塀があります。ベンツが2台入るビルトインガレージがついていますが、敷地の中で車を回せるのも土地の広さ故です。かなりの家にプールがあり、テニスコートやゴルフのアプローチができるグリーンを作っている家もあります。
　街区の入口にはゲートがあり管理人が常駐しています。第3者が入りにくい街作りになっているところもアメリカの街のようです。
　チバリーヒルズと揶揄された時期もありましたが、街づくりから30年以上経過して落ち着いた街になっています。
　六麓荘や逗子の披露山、松濤や田園調布、成城などの都内の高級住宅地も実際に目にした事がありますが、1件1件は素晴らしいのですが、道路の広さと門や塀の位置なども含めた外構デザインの統一感、建売による建物のデザインの統一感などはここでしか見られません。
　もちろん千葉ですので土地単価は安く、現在の中古相場は1億から数億ですが、固定資産税や維持管理費用は年数百万かかりますので簡単には買えません。
　グーグルマップやストリートビューなどで見ていただくと広々とした街の環境の良さは良くわかると思います。　

恐縮ながらワンハンドレットヒルズは不動産開発の失敗例の最たるものと考えています。

私は不動産の専門家でもなんでもなく、ささやかな不動産投資を楽しんでいるに過ぎませんが、思うところを。

他の都市も同様だと思いますが、東京は急速に縮みつつあるように思います。
郊外から都心へ
駅から離れた豪邸から駅近のマンションへ

私自身は、不動産価値がむこう１０年単位で下落しない「マジノ線」は、東京であれば、二子玉川、成城、三鷹を結ぶ線より東側の、駅から徒歩１０分以内、と思っていました。

しかし、最近、マジノ線はもう少し東京よりか、とか思い始めました。
自由が丘、経堂、吉祥寺を結ぶあたりより西側はきびしいかな、と危惧しています。


何人かの方が書かれた多摩プラーザ、1983年から85年まで放映された「金曜日の妻たちへ」シリーズの舞台となり、「郊外高級住宅街で華やかな生活を送る主婦」像がトレンドになりました。「金妻」という単語もでき、首都圏女性のあこがれの地でした。
この頃は東京が拡大の一途だった時期で、郊外型住宅地がたくさん造成され、これはバブルの頃まで続きました。


特定のエリアを悪く言うのは気が引けるのですが、チバリーヒルズ（ワンハンドレッドヒルズ、外房線土気駅）がその象徴で、きわめて不便な地域に、土地５００坪、建坪１３０坪、といった超豪邸エリアが開発されたのです。
分譲当時の価格は５億から１５億と言われます。
今は時には一億を下回る価格で叩き売り状態になっており、開発とブランディングの失敗でしょう。しかし、いくらバブル時代といえ、海もない房総半島中央という立地、地域のイメージが良いわけでもなく、どういうマーケティングの結果か、私には開発の意図がわかりません。


逗子披露山も交通は便利ではなくチバリーヒルズと似た感じもありますが、こちらは1970年代からのブランド形成の成果で、今も良好な住環境や質の高い住民層を保持しており、バブル前の戸建（バブル期より土地も建物も大きい）は数億で取引されています。湘南、逗子という魅力、海を高台から一望できる魅力も大きいのでしょう。

今度、ゴールデンレトリバーを散歩させている女性を見かけたら、
通りすがりに「エデュ」って呟いてみますね！
ちなみに我が家は、庶民犬のマルプーです。
田園調布は緑が多く、夏の間は「ホーホケキョ」なんて鳥の鳴き声が聞こえてきたりして、軽井沢のような避暑地を歩いている気分になります。
別荘のようにお庭が広くてきれいな豪邸が多いし。
目の保養になります。

　成城庶民さんのような見方をされる方が大半だと思いますので、私は街並としての美しさを紹介したまでです。
　商売としては失敗だったかもしれませんが、今この街で暮らしている方がいらっしゃるという事は、街づくりが必ずしも失敗とは言えないと私は思います。
　仕事とか通勤でいえば、日本橋あたりから距離はありますが、社長出勤の時間帯ですと、高速の入口が近いので、運転手付きの車で1時間ほどです。成田も羽田も1時間ほどで行けます。
　プロゴルフツアーで使われる東急セブンハンドレッドクラブへは10分ほど、
30分走るつもりならたくさんあります。九十九里の海岸へも30分ほどです。
　まあ、私などとは違い、普段の生活のあれこれを自分でしなくていい方たちがお住まいですので、皆さんそれぞれのライフスタイルを実現するためにここで暮らしていらっしゃると思っています。ですので金銭的な価値観を持ち込んでしまうと、実際に暮らしている方の感覚と価値観にずれが生じるのではと思います。
　あくまで「美しい街並」という点で見ていただきたいと思います。

失礼しました。
ささやかな(本当にささやかです)不動産投資を趣味でやっているため、投資効率に頭が行ってしまいます。

手に届く範囲で美しい街中、となると町田市つくし野があると思います。地域協定が細かいみたいですが、駅からすぐ住宅街で、とても静かなところです。投資とか資産価値という点では時代に逆行しているかもですが。
ニューヨークに通勤するニュージャージー在住みたいなのに憧れます。

時代は、昭和と平成で価値観がかなり変わりましたよね。東京タワー建設の進む昭和30年代を描いたalways3丁目の夕日は、麻布十番の自動車整備工場スズキオートを舞台としていますが、麻布十番の住民は下町の人情溢れた貧しい住民として描かれています。そこに、成城の屋敷で育った親戚の娘が父親の社業が傾き、世話になると言うストーリーが展開されるのですが、下町の麻布十番の生活様式が山手の成城と何から何まで違い面食らうと言う描写です。成城が田舎と言う感覚は微塵も感じられません。
さらに遡れば、吉田茂は大磯です。それが森喜朗が瀬田の豪邸から番町のマンションに移るなど、確かに時代はよりせわしなく変わってきてはいます。

ただメディアの世界で注目を集める都心と異なり、地元の重力は強いので、埼玉育ちは埼玉、多摩育ちは多摩への愛着が強く。世田谷育ちも世田谷に帰る傾向はあります。遊び買い物も都心ターミナルまで出ずに、郊外沿線の中核で済ます。そういう意味で、住みたい街は吉祥寺。高いけど、ニコタマ、自由が丘、たまプラーザ。小田急京王は大きな中核駅を作らない別のモデルなので、やや毛色は変わります。