努力をしない息子｜掲示板スレッド

スレ主様のお子様ほど優秀ではありませんが、わが子に似たものを感じでいます。

高校は1年弱の通塾とそどそこの勉強で駿台模試で偏差値なら上から10以内の学校へなぜか合格。
私立でも特待を取ってきました。

でも、その結果がどこまで実力なのか・・
と言いますのも明らかに成績が低迷しているからです。

そして今までがガリガリしなくてもできたが故に、一生懸命してまで成績を上げたいと思わない様子。
あくまでもよい成績がとりたくて勉強してきたのではなく、ちょっとやったら結果がついてきた生活を送ってきましたので。
うがった見方をすれば（案外こちらが真実とも思えるのですが）不貞腐れて、開き直って悪い成績を取っている事実を直視しないでおこうとしているのか。
優秀な生徒さんに囲まれ、一生懸命努力しても成績が上がる可能性は低いとみて、成績不良を「勉強していないから」と言い訳しているのではないかとも思います。

親としては、若いのだから挫折してもいい、とにかく「なにくそ！」と思い歯を食いしばって努力する経験をして欲しい。
でも、頑張るのが心底嫌いなんですね。

こんな子が将来社会に出てから手ひどい挫折を味わったりしたら、そのまま引きこもってしまうのではないかと心配になります。

なかなかまとまった時間をとりにくいので、返信が小刻みになることをお許しください。


「大学生母」様

そうなればいいと思います。ありがとうございます。


「努力も才能」様

「うまく環境を作り努力の習慣をつけることは親の才能」。耳に痛いです。でも、その習慣をつけることができなかったのは、確かに私の才能の無さかもわかりません。最後の文章に救われます。ありがとうございました。

「インプット方法」様

私自身はごく普通の高校生でしたので、「インプット方法」様のような方は、まるで異星人のような感覚です。家庭学習はやはり皆無に近い感じだったのでしょうか。
私は息子の成績がジリ貧なのは、ちょうど良い機会だと思いました。これをきっかけに「努力」ということに目覚めてくれれば、と思いましたので。ところが一向にそんな気配が無いので、今更ですが、親としてどのように導いたらいいのか、最近思い悩んでおります。
お子様、地頭の良さプラス自らの意思でしっかり努力をされているとのこと。すばらしいですね。親御さんの資質と導きのタマモノなのでしょうね。ありがとうございました。

羨ましいお悩みですね。
ふと周りを見てみると、楽してる人には楽な人生、苦労性には苦労の人生になる人が多いように感じます。(絶対ではありませんが)

別のスレでどなたかが書いてらっしゃいましたが「若い時は苦労を買ってでもしろ」は昔の話です。黙ってキツイ仕事をする人にはますますキツイ仕事が回って来ます。

お子さんは地頭が良い=苦労を知らない=妬まない=性格良し=友達にも先生にも好かれる→いい人生になりそうですね。たとえどこかで挫折して苦労しても、性格が良くて好かれている人はそれを良い糧にできるように思います。
大丈夫ですよ。

楽しめることは大事な才能、と書きました。

何故そう思うか、書かせてください。
50歳を超えて、夫が病気になりました。
治療しなければ三カ月、治療しても3年後に生きている人は4人に一人という病気です。
ともすれば絶望感にこれまでの努力は何だったのか、なぜうちにこんな不幸が、
と思いがちな状況でしたが、違いました。

検査や治療で入退院を繰り返し、何度も病院へ足を運びました。
病室で合う看護婦さん、窓から見える景色、待合室で見かける人
検査に使われる機器や病院のシステム。
今まで縁のなかった病院や病気の人、医療関係者は未知の世界でした。
夫はそのいずれにも興味を持ち、人には話を聞き、
ある意味新しい出会いを楽しみながら治療を進めることができました。
幸い、経過は今のところ良好で、治るかも、という希望も見えてきました。
家族も「今」を楽しみ、できることをどんどんやろう、という気分になりました。
それは、何事からも、楽しみを見つける夫の才能のなせる業だと痛感します。
どんな時も今あるものから楽しみを見つけること、本当に大切です。

ご質問がありましたので、お答えします。
私は、家庭での勉強はしたことがほとんどありませんでした。
わずかな記憶は、中学受験をした際に過去問題集を解いて、一週間で終了した記憶があります。
昔は参考書がたくさんある訳でもありませんでしたので、過去問題集を解くぐらいしか勉強方法がなかったのだと思います。
あとは、大学受験の際にも、過去問を解いたのは家だったと思いますが、こちらはさらに短くて数日だったように思います。

なお、学校ではノートを取りませんでした。
ノートに書き込みをすると、なぜか覚えにくいのです。
習ったことは、頭に書くのが小学校の時からの癖というか、ポリシーでした。
よく、ノートに書いて安心してしまって忘れる人がいますが、ノートを取らないことが授業中の集中力向上につながると思っていました。

やはりインプット方法が他の方とは違っていたのだと思います。
自分で最もよいインプット方法が何であるか、比較的小さい頃から身につけていたのでしょう。

このように書くと、自慢ばかりのように取られるかもしれませんが、私は個性だと思っていました。
小学校の時、体育の授業で一度もやったことのない運動をやらされても、難なく出来る友人がいました。
同じように、勉強も体育も出来ないのに、絵を描かせたらびっくりするほどきれいな絵を描く友人もいました（もちろん習った訳でもありません）。
私は、運動や図工が全くダメでしたので、それが出来ない代わりに、勉強の面では出来るように生まれついているのだと思ったのです。

勉強は、職業選択の際に活かしやすい分野なので、うらやましがる人が多いと思います。
しかし、私は体育や図工ができるように生まれてみたかった。
今でも、小学校時代の友達の華麗な鉄棒の技や、自分のものとは比べようもないほどきれいに描かれた学校の中庭の絵が夢に出てくることがあります。
トラウマとは違う、憧れです。

勉強ができたからと言って、特別凄い人生を送る訳ではありません。
社会に出て、プロフェッショナルとして仕事をするようになると、個性は当然必要なものになってきます。
小さい頃「あの子凄いね。他の子とは全然違う」と言われていたピアニストも、プロになると人を感動させる演奏が出来るのが当たり前になりますし、それが出来ないと職を失います。
個性を持った人間が、その個性を活かすような職業に就くので、周囲には同じような個性を持った人間が多くなり、さらに優れた何かを持たない限り目立つ活躍はできません。
また、勉強の面での個性は、活かせる範囲が広い分、どう活かすかの判断が難しい場合もあり、それはそれで大変だと思います。
インプット面では苦労をしなくても、それをどう仕事に活かすか、そこでは努力が必要にもなるのです。

ここは教育掲示板ですから、どうしても勉強が出来る、出来ないが中心のテーマになります。
そして、その価値観からすると、出来ないよりも出来るのがずっといいことになります。

しかし、価値観ではわからないのが人生です。
努力も才能様の書き込みは、胸にきます。
何が幸せなのか、それは人それぞれなのだと思います。

スレ主さんのお子さんは、インプット方法の面で、私が経験したことと同じようなことができたのかもしれませんが、もしするとその能力が頭打ちになっているのかもしれません。
それはチャンスかもしれないと思います。

大学に行って、私と同じようなことができる人間が、他にいくらでもいることに気が付きました。
そして、確実に私以上のインプット能力を持つ人も（ほぼフォトメモリと言ってもよい友人もいました）。
努力で身につけた能力ではありませんから、それ以上伸ばすことはできないのです。
その状態になって初めて、何か別なものが必要だと気づいたのです。
大学になって気づくよりも、高校時点で気づいた方がずっとよいと思います。

うちの子供も、インプット能力では親にかなわないと気づいてから、別の面での才能が伸びたと思います。
人間は、必ず限界があり、その限界に気付いてからどうするかで、真価が問われるのだと思います。
子供がそれに気づくのが早かったことと、別な面での才能を伸ばすためにした努力を見ると、わが子ながら尊敬しています。

「ノイズ」様

「いくら頭が良くても努力しないなら、それがあのこの子の限界」。ご主人様の言葉、心に響きました。「努力」しないで、本人の価値観での「楽しい」人生をおくるのも、それも息子の人生のありようのひとつだと、尊重してあげるのもありかもわかりませんね。ありがとうございました。


「同感」様

ありがとうございます。そのとおりですね。


「いるんですよねぇ」様

今のところいつ目覚めるのかわかりませんが、そのときを黙って待ってみようという気になってきました。ありがとうございました。


「えんどう」様

「人の価値は努力で決まる」。そのとおりだと思います。
でも「えんどう」様も、のびのびとした、いい青春を送られたのが感じられます。
努力の押しつけではなく、自ら努力していく姿勢になって欲しいと、願っておりますが、「えんどう」様がそうであったように、息子もいつか自分でそのように思ってくれるかもしれないと。長い目が必要ですね。ありがとうございました。

「私の記憶」様

確かに、「努力」とともに「忍耐力」も大切にしたいことですね。「失敗の免疫」ということにも考えさせられます。
今後、親として、子供のサポートは惜しみませんが、困難や失敗を癒す場所の提供だと思っていたら、実はそれらから逃避する場所となってしまう恐れがあるということ、厳しさも必要ということ、心したいと思います。
ありがとうございました。


「同行者」様

とりあえず「同行者」様の息子さんは、頑張っていらっしゃるのですよね。でも、「親御さんの努力のありよう」と「子供さんの努力のありよう」が違うのですね。
なぜ？という親御さんの気持ちは、私どもと通じるものがあると思います。「自己覚醒」を願うばかりですね。ありがとうございました。