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投稿者: 警察法改正法案の廃止を求める (ID:lEDkSWwExmc) 投稿日時：2022年 04月 07日 16:01
自由法曹団 “市民監視強まる“
自由法曹団は１日、「警察法『改正』法案の成立に抗議し、同法の廃止を求める」声明を発表しました。
３月３０日の参院本会議で可決・成立した「警察法の一部改正案」は、これまで具体的な犯罪への直接的な捜査権がなかった警察庁に捜査権を持たせるものとなっています。
声明は「戦前の警察組織の反省のもとに生まれた戦後に警察組織のあり方は大きく変質させられる」が「変質を正当化できる理由は存在しない」と批判しています。
また同「改正」法は、「重大サイバー案件」という定義があいまいで不明確な事案を警察庁が捜査できるとしています。
ネットやＳＮＳでの発信が重要な言論の場となるなか、
「捜査当局が、サイバー空間で網羅的に市民の発言や情報発信を収集・利用し、より効率的に市民を監視する危険」を指摘しています。
声明は「警察権力の監視機関の設立やプライバシー保護等のための独立の人権救済機関の設置等、先決するべき課題を解決しなければならなかった」と指摘。
それに対処することなく、現行警察制度の改悪とプライバシー、言論の自由を危険にさらしかねない同「改正」法の廃止を求めています。