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【870545】【大学受験目標】公文式有効利用法の探求

投稿者: なる   (ID:rWbeU3GqEEA) 投稿日時:2008年 03月 09日 13:55

多くの皆様の願いが叶いまして、高学年(高校受験用)の板がついに誕生しました。
「公立高校受験から大学進学を目指す先取りを含めた学習方法」の正統の流れを汲む
分科スレです。 スレ主は「なる」(公文一般父兄・公文算数3年経験)です。


公文式は、高校数学教師公文公の発想から開発された幼児〜高校生を対象とした
学習アプローチです。このスレでは公文式算数・数学を有効活用しながら、
『青チャート』(数研出版)レベルの大学受験数学標準問題の解法パターンの
効率的な習得を目指しつつ、公文国語、公文英語(他外国語)、SRSの学習法の
情報交換を目的とします。


「小学高学年で、中学受験を目指すなら公文は効率の良い算数学習方法ではない。」
しかし将来の大学受験を見据え中学受験算数にとらわれない公文式の利用法や、
中学受験を目指す場合の幼児〜小学中学年。中学合格以降の中学時代などの
大学受験数学基礎期などの学習効率の良さは、一般に認められるようです。


★情報交換の場です。
中学受験をするかしないかは問いません。(幼児・低学年・中高生のご父兄も大歓迎)
公文式高進度者・公文式関係者指導者大歓迎(一般父兄に色々教えてください)
海外の公文経験者大歓迎です。(海外の公文式事情、色々教えてください)
高進度者は情報提供の立場で情報交換を「ただの自慢」は意味も品もありません。
先天的資質「地頭」議論は、不毛です。意味がないのでやめましょう。
中学合格目標なら、中学受験塾の方が効率良いです。議論に値しません。
極端な持論の押しつけや、批判と否定が主の参加はご遠慮下さい。
特に、私立中学受験批判、先取り学習批判はおやめください。
水道方式等他のアプローチを否定する意図はありません。(むしろ肯定的)


★公文式の有効利用のスレですから、公文式批判・公文経験者批判は「厳禁」で
お願いします。批判は完全にスルーします。スレが荒れますし、一般に公文経験者
の方が、公文式批判の内容について詳しいです。

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  1. 【895075】 投稿者: なる  (ID:rWbeU3GqEEA) 投稿日時:2008年 04月 06日 22:55

    ういろう さんへ:
    -------------------------------------------------------
    > 理解はできていても、「パブロフの犬」並みに体で覚えておかないと、
    > 試験などの緊張状態では使い物にならないということを、
    > 本人は中学受験での失敗を通して会得したようで、
    > 昔は嫌がっていた反復も(本人が宿題をこっそり間引きしたりしていました。
    > 本棚の裏から新品プリントの束が出てきたことも。笑)、文句を言わずに
    > 取り組むようになりました。
    > ちなみに、中学受験での失敗というのは、第一志望校の算数。
    > 結果、偏差値も過去問も合格圏内だったのに不合格。でも得たものは大きかったです。


    そうですよねぇ。結局反射的に出来るように、身体に身に付いていないと「使い物に
    ならない」という部分は、確かにありますね。柔道家や空手家や角界の方々も、「考える
    前に身体が動いている」等のような事を仰いますね。一緒にしてはいけない部分もあるで
    しょうが、実力とは咄嗟に出るモノの差なのかもしれません。


    受験で失敗しても学ぶことはありますよね。そうやって強く育ってもらいたいものです。
    まぁ、こうやって私も熱意を持って書き込みをしているけれど、結局のところこの一生懸命
    が、果たして子の教育の成果に、どうプラス(マイナス?)になるかもわかりません。(笑)
    良い大学に行ったからといって、それが最終目的でもないですものね。たくさん辛い目に
    あって、それを撥ね退け思い通りの、幸せな人生を歩んでくれたらいいなぁ。
    あと「本を読む人」になってくれたら…。ああやっぱり「親の期待」は募るばかり。(苦笑)

  2. 【895159】 投稿者: タント  (ID:8rm1zYKbPJA) 投稿日時:2008年 04月 07日 00:55

    数学については、中学になって向き不向きがあるような気がします。
    我が家の子は中学に上がって一年間で高校への数学に追いつき
    ました。が私学のT蔭のお友達は一次関数と相似で一杯一杯だとか
    聞くと数学的思考回路はどこで養われるのか考え込んでしまいます。、
     
    我が家の子は、公文とは縁がありません。物事を深く考えたり、
    様々な側面から気付きがあったりと、普段の思考回路に差が生まれる
    様な気もします。数学の論理性は、国語の記述の能力と関係があるよ
    うな気もしまのす。小六のときに腕試しに四谷の開成学校別判定テスト
    で、国語の成績は抜群で一桁の順位で偏差値74でした。結局、
    国語も論理的に作者の意図と作問者の意図を論理的に考察し論理的に
    記述する訳です。
     
    頭の中で、物事を整理し組立てる作業と発想の転換が肝かも。
    国語(現代文)を疎かにしてはいけないと思いますよ。

  3. 【895165】 投稿者: タント  (ID:8rm1zYKbPJA) 投稿日時:2008年 04月 07日 01:12

    スクエア さんへ:
    -------------------------------------------------------
    タントです。
     
    数学を伸ばすのなら、東京SEGの提携塾でエスティオが
    良いと思います。私学なら進度が速いはずです。
    アカデミック数学を楽しめるんじゃないでしょうか。

  4. 【895361】 投稿者: なる  (ID:6fAMqbUPYWM) 投稿日時:2008年 04月 07日 10:38

    タント さんへ:
    -------------------------------------------------------
    > 我が家の子は中学に上がって一年間で高校への数学に追いつき
    > ました。数学的思考回路はどこで養われるのか考え込んでしまいます。


    中1で中学数学終わっちゃうのですね。凄いハイペース。(笑)
    多分ついていけない子も沢山いることでしょう。
    まぁ、中高の数学6年分の何処に「メリハリ」を付けるかですね。
    公立高校などですと、高校3年の演習時間が「全く欠落する仕組み」
    になっていて「実質受験終盤に物凄いハイペースが隠れて待っている」
    のですよね。『公立高校理系数学トラップ!!』(苦笑)


    まぁ、開成などのハイレベルな中高一貫校になると、公文の最終教材を
    終了した子が入学すること「も」あるようですから、そういった意味では
    「問題が起こらない」のでしょうねぇ。「そんな子」と机を並べるわけです
    から、合格したら合格したで、ハイペースに置いていかれないための工夫も
    必要かと…。(苦笑)


    > 小六のときに腕試しに四谷の開成学校別判定テストで、国語の成績は
    > 抜群で一桁の順位で偏差値74でした。


    この力は、おそらく大学受験時にも通用するものでしょうね。
    ここまで行くと、なかなか国語で成績が落ちることはないのでは…。
    おそらく普段読み書きする言語領域が、普通の「高校生を越えている」ハズ。(笑)


    > 頭の中で、物事を整理し組立てる作業と発想の転換が肝かも。
    > 国語(現代文)を疎かにしてはいけないと思いますよ。


    私も現代文(読書?)が、思考の領域を広げると思ってるんですよね。
    深さも、広さも、バランス感覚も…。

  5. 【895535】 投稿者: なる  (ID:6fAMqbUPYWM) 投稿日時:2008年 04月 07日 15:07

    開成中高のお話も出たことですし、開成中高をご卒業された塾講師さんの文章
    のご紹介です。学校の成績と人格や自己評価の関わりや「一流校生及び出身者
    の苦悩」のようなモノが、リアルに伝わってくる文章です。途中で公文出身者
    も登場しますが…。やっぱりちょっと「ほの暗さを伴った青春」のお話なので
    す。そういったことと縁の無かった、私(なる) ですが、この複雑な心境は
    理解できるような、できないような…。まぁ開成が日本一と言う部分に異論を
    唱える方がいらっしゃるかも知れませんが、古い体験を基にした文章ですし、
    趣旨はそこにはありませんゆえ…。また「この悩み」を持つ子がこのスレにも…。
    この塾講師さんの立ち位置もまだ若く鼻に付くのですが、一つの発育の過程と
    して参考になりますので。(笑)



    開成高校の凄み 上


    僕は80年代前半、田舎から単身、東京の私立御三家の一つ開成中学に入学した。
    そして6年間独り暮らしをしながら開成中学・高校に通った。開成高校は20数
    年間東大合格者数日本一を続けている。「勉強ができる」ことに関しては、「日
    本一の高校」と言えるかもしれない。僕が田舎の小学校時代は勉強が飛び抜けて
    でき、周囲からは「神童」と呼ばれた。その神童の僕が、開成中学・高校の凄い
    奴らに、どのように打ちのめされたか書いてみたい。田舎で勉強ができる奴らの
    大部分が所詮井の中の蛙にすぎないことを、僕は身をもって体験した。「勉強日
    本一の高校」の真の凄みを紹介しよう。いったい開成中学・高校の生徒の能力は
    どれほど凄いのか?


    よく2月になると、開成・麻布・武蔵の御三家など有名私立中学、あるいは筑駒
    や学芸大附属などの国立中学校に合格した賢そうで少々生意気な小学6年生の少
    年達がTBSあたりのテレビに出演する番組がある。司会者が「君はどこの大学
    に行くの?」「君将来何になりたい?」と聞くと、有名中学に合格した子供は決
    まって「東大に行って、医者か弁護士か官僚になりたい」と、当然のように笑み
    も浮かべずに澄まして答える。多くの視聴者は、若干12歳にして天下を取った
    ような若い自信あふれる子供の態度に、頼もしさや羨望や嫉妬の入り混じった複
    雑な感情を抱く。人生そんなに甘くないぞと憤慨する。その通り。人生そんなに
    甘くない。大部分の開成中学に合格した子供にとって、合格して入学するまでの
    瞬間こそが、人生で自己評価が一番高い瞬間なのである。



    ここで少々、田舎で「神童」と呼ばれた僕の小学生時代の自慢話(?)をしよう。
    僕が勉強の「天才」だということは、周囲の人たちにとって暗黙の了解になって
    いた。田舎の小学生時代、僕にとってテストは地獄だった。特に算数のテストは
    できすぎて辛かった。ある日いつもの通り、僕は算数のテストをあっという間に
    全部終わらせてしまった。横の友人を見るとまだ5分の1も終わっていない。必
    死に解いている。そして僕は残された膨大な時間に困惑し「俺はみんなといっし
    ょじゃないんだ」という途方もない孤独を感じた。どうしようもなくなって、僕
    は涙を流した。。先生は泣いている僕を見て「どうしたの?」とやさしく尋ねて
    くれたが、小学生の僕には、何故自分が今泣いているのか説明することはできな
    かった。僕はテストのたびに早く解き終わってしまい、他の子が解いている間孤
    独な時間を過ごしたのである。そのうち、一回やったテストの解答を全部消して、
    もう一度はじめから解いてゆくと孤独感がいくらか薄まって、しかもスリルがあ
    ることに気付き、その後はずっと何度も何度もやった答えを消してテストを受けた。


    ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


    僕は小学1・2年の頃は体が小さく、元来おとなしい人間なのでよくいじめられ
    た。しかし小学校4年生ぐらいからであろうか、俺が勉強が飛び抜けてできるの
    がわかると、周囲の俺に対する接し方が変わって来た。まず友人の俺の名前の呼
    び方が変化する。呼び捨てだったのが、そのうち「君」づけに変わった。小学校
    6年生になると、ほとんどの子が俺の苗字に「さん」をつけて俺を呼んだ。小学
    生で同級生から「さん」づけで呼ばれる。今考えると気味が悪いが、当時の僕は
    それを当然だと考えていた。同級生の親達は、自分の子を僕と遊ばせるように努
    力した。僕と同じ空間を共有することによって、自分の息子が賢くなると信じて
    いたのだ。同級生やその親の中には、僕が大臣か博士になると信じていた人もいた。


    ある時、俺が風邪を引いて、学校を休んで医者に行った時、看護婦さんが僕を呼
    び止めた。その看護婦さんは僕の同級生の親である。看護婦さんは俺に色紙を渡
    して行った。「ねえ、サインして。子供の部屋に飾っておくから。あなたのサイ
    ンが部屋に張ってあったらうちの子も賢くなるわ。」僕は精一杯の楷書で、色紙
    にマジックで自分の名前を書いた。僕が書いたそのサインが、今はどうなってい
    るのか知らないが、非常に恥ずかしい体験だった。田舎で神童振りをたっぷり発
    揮した僕が、開成中学に入学したらどうなったか?無邪気なほど自信満々の子供
    たちは開成中学に入学して、自分より遥かに凄い奴の出現によって、残酷なまで
    に自信の牙を抜かれるのである。


    自分が音楽の天才だと思っていた少年が、圧倒的にレベルの高い音楽学校に入学
    したら、そこにはモーツァルトが何百人もいて圧倒された。そんな感じだ。野球
    少年だったら、周囲にはイチローや松井や松坂ばかりなのだ。それにしても、開
    成中学は本当に凄いところだった!僕の勉強の力など、ゴミのようなものだとい
    うことが、2〜3日授業を受けてみると痛切にわかった(つづく)


    Last updated 2005/07/20 09:37:50 AM
    http://plaza.Rakuten.co.jp/musiccd0408/diary/200507200000/



    開成高校の凄み 下


    僕のクラスで一番勉強ができた同級生は、小5の時に英検2級を取っていた。英
    検2級は高校3年生程度の英語力を必要とする。つまり彼は中学校入学時に大学
    受験をパスできる英語力を身につけていたのである。首都圏最難関で知られる開
    成中学の入試と並行して、高いレベルの英語学習をしていたとは驚くべきことで
    ある。さらに驚嘆させられたのは彼の性格だった。開成中学といえども英語は当
    然アルファベットから始める。ところが英検2級の彼も、他の皆と一緒にアルファ
    ベットから英語を始めたのである。彼は英検二級、仮定法も分詞構文も複雑な比
    較構文も、高校で習う文法事項はすべて知っている。5000語ぐらいの語彙力
    もあるだろう。それなのに今はじめてアルファベットを習うかのように、生真面
    目に「A、B、C・・・」と書いている。彼の顔は、恐らく彼にとっては退屈極
    まりないアルファベットを学ぶ時でさえ、新鮮さにあふれていた。


    よく学校の先生の話を聞くと、塾で先に習っているので、学校ではまじめに授業
    を聞かない子が多いという。そんな中途半端に勉強ができる子には、英検2級の
    力を持ちながらアルファベットに真剣に取り組んでいるこの男のことを聞かせて
    やりたいと思う。素直な子ほど成績が伸びるというのは事実である。勉強できる
    奴はさぞ性格が悪いだろうというステレオタイプの考え方は、彼の存在によって
    通用しないことが明らかだ。開成高校では、勉強ができる生徒は謙虚な子が多い。
    そして大抵の開成中学の子供たちは、彼のような信じられない能力と謙虚をもっ
    た人格に対して、知らず知らずのうちに打ちのめされてしまう。彼の存在を知っ
    た後、まだ自分は受験戦争に勝ち抜いたエリートで凄い男だと言い張ることは、
    よほど厚顔無恥な性格じゃあない限り不可能である。


    だから東大合格者数1位を誇る開成中学・高校の生徒が、勉強ができることを自
    慢する、やたら威張りまくる傲慢で鼻もちならない奴ばかりというのは大きな誤
    解である。開成中学・高校の生徒は周りの人から「勉強ができるんですね。すご
    いなあ」と称賛されても戸惑ってしまう。なぜなら自分より遥かに凄い奴の存在
    を、身をもって触れているから、とてもじゃないけど自分が勉強できる偉い人間
    だとは、とても恥ずかしくて言えないのである。「勉強ができるんですね。すご
    いなあ」と褒められて、開成の人間は「いや、そんなことないですよ」と答える。
    この答えを大部分の人達は謙遜だと受け取るが、開成高校の人間にとっては謙遜
    でもなんでもなく、ただ事実を答えているだけなのである。英検2級の同級生の
    他にも、凄い男はいた。中学1年で公文の課題を微分積分まですべて終了させた
    者、道元の「正法眼蔵」やケインズの「一般理論」を休憩時間に読んでいる者、
    国鉄の駅名をすべて言える者、巨人軍創設以来の全試合のスコアがたちどころに
    出てくる者(昭和36年5月3日の国鉄スワローズ戦は5対3で巨人の勝ち、勝
    ち投手藤田、負け投手金田、本塁打は広岡3号、長嶋7号、と言った具合)、ク
    ラシック音楽の作曲をする者、自作の憲法を作る者・・・あらゆる種類の凄い同
    級生たちが、僕に刺激を与えてくれた。


    しかし、僕は最近こう思う。自分とは比べ物にならない凄い力を幼い時期に知っ
    てしまうことが、開成中学・高校に通う、普通の学力しか持たない人間の欠点じ
    ゃないかと。若年のうちから堅牢無比な力を見せつけられて謙虚になり過ぎて、
    自分の能力の限界を早めに見切ってしまい、出過ぎた行動ができなくなってしま
    うのだ。傲慢になろうともなれなくなってしまうのだ。いつしかそんな気持ちは、
    修繕不能の消えない痣のような劣等感につながっていく。


    凄い同級生に囲まれてやたら自己評価が低くなり、冒険をあえておかす人間が少
    なくなってしまう。開成高校の生徒は自らの賢さからくる、客観的に人物の力量
    を判断する力で的確な自己評価を下して、その枠に囚われすぎてしまう。自らの
    賢さによって墓穴を掘っているのだ。だから御三家からは近年、個性のある魅力
    的な有名人は輩出していない。野性的でリーダーシップを取れる人材はこういっ
    た環境からは生み出しにくいものなのだろうか。ほとんどの人間は医者や弁護士
    になるか、或いは役人や一部上場の企業に就職してしまい市井に埋もれてしまう。
    われわれは、自分より凄い奴を見ると、賞賛するより前にどうしてもその凄い奴
    の欠点を探して、その欠点を拡大解釈して精神的に安定する。「あの財務官僚は
    社会的地位はあるが、人格的欠陥を持つ」と思うことで、安心感を得るのだ。
    つまり自分より社会的地位も老後の安定性もバイタリティーもある財務官僚が、
    人格的欠陥(非常に曖昧な言葉だが)を持つと思い込むことによって、自分の劣
    等感を抑制するのである。自分を慰めているのだ。


    しかし開成高校で人格・識見・学力、そして人間づきあいの上手さなど、全てを
    兼ね備えた人間を見ていると、欠点を血眼になって探すという行為自体が薄汚い
    ものに思えてきて、圧倒されるのだ。逃げ場がないのだ。そんなわけで、一部の
    人間は勉強からドロップアウトする。クラブ活動に燃える者(開成高校ではクラ
    ブは意外と盛んである。試合には弱いが)、小説や音楽美術などに走る者、渋谷
    のセンター街で名を売る者(開成高校の不良はたちが悪いので有名)、オタクの
    世界に走る者(数はこれが一番多い)などドロップアウトの方向性は様々である。


    しかし、結局彼らが勉強以外のどんな道を目指しても、ほとんどものにはならな
    い。若い時分には、自分は勉強以外のほかの分野では生計を立てるんじゃないか
    となぜか錯覚してしまう。小学生時代の神童体験、周りの人からちやほやされた
    夢をもう一度再現したいという欲が心のどこかにある。勉強では無理だ。上には
    上がいる。でも、もしかしたら他の分野なら一流になれるかもしれない・・・
    しかし運動も文学も音楽も芸術も不良体験も、どの分野にも同世代の凄い奴らが
    いる。開成の人間ははドロップアウトした分野でもドロップアウトしてしまう。


    「知らない何かに背中を押され、夢中で転がりやっとつかんだものに、心を裏切
    られちまった、心をなじられちまった」という気持ちになる。そして、開成の落
    ちこぼれ達は、結局勉強する能力において、自分が人から抜きん出ていることに
    気付く。そして彼らの多くは、勉強へと回帰するのだ。これは余談だが、内向的
    になって親に暴力をふるう者、学校をやめる者、自殺する者もいる。有名な話だ
    が、俺が入学する前には、家庭内暴力で親父に暴力を振るった先輩が父親に絞殺
    された(水戸黄門の西村晃主演でドラマ化もされた)。
    また僕の同級生は、中2の時に中学校をやめ、その後高2の時に彼の訃報を聞いた。
    時折、勉強が滅法できる凄い奴が趣味やスポーツの世界に走り、勉強を疎かにす
    ることがある。しかし彼らの成績は全く下がらないのだ!
    そんな時が一番悔しいなあ。


    Last updated 2005/07/21 09:39:48 AM
    http://plaza.Rakuten.co.jp/musiccd0408/diary/200507210000/

  6. 【895696】 投稿者: じんべい  (ID:xEfDnq4PagU) 投稿日時:2008年 04月 07日 19:13

    公文式有効利用法とのこと。最近子供が通いだしたため、大変興味深く読ませていただいております。
    はじめの方に、低学年でも可と書いてあったように思うので、質問させてください。


    自宅で親がちょろちょろ教え、簡単な加減法(繰上がり繰下がりあり)くらいができる状態で公文に通いはじめました。
    現在、3A(基本的なたし算・・・すみません、皆様の高度な話題からいきなり)ですが、計算の方法が変わったように思います。*
    「10になる数を使う方法」から「次の数を数えていく方法」に。
    問題の配列が自然にそうなる(カウントしたくなる)ようにできているような気が。


    これでいいのかなあ〜、というのと。
    カウントに誘導するのには何か深い意図があるのかも、という疑問&考えが湧きました。
    ここでなら、何かお答えがいただけるのでは、と書き込みした次第です。
    (カウントに誘導はしてなくて、単にうちの子が、まだ数える方がやりやすい時期なのかもしれません。もしそうだとしたらあまりに個別な話で意義がありませんね。。。)

    公文のプリントを解く時間は短いけれど、勉強する時間も短いので、公文の占める割合は大きいように思います。補う必要があるものは見極めておきたい気持ちです。よろしくお願いいたします。

  7. 【895704】 投稿者: じんべい  (ID:xEfDnq4PagU) 投稿日時:2008年 04月 07日 19:22

    すみません、書き忘れました。子供は小学一年生です。
    ここは高学年!ということでしたら退散いたしますので。
    (技術習得における概念理解と訓練のバランス、とか、複数の概念の作用、とかいうことで普遍化していただけますと幸いです。)

  8. 【895728】 投稿者: なる  (ID:6fAMqbUPYWM) 投稿日時:2008年 04月 07日 20:08

    じんべい さんへ:
    -------------------------------------------------------
    じんべいさん、こんばんは。


    > はじめの方に、低学年でも可と書いてあったように思うので、質問させてください。


    低学年の方も、大歓迎です。よろしくお願い申しあげます。


    > 公文に通いはじめました。現在、3Aですが、計算の方法が変わったように
    > 思います。「10になる数を使う方法」から「次の数を数えていく方法」に。
    > 問題の配列が自然にそうなる(カウントしたくなる)ようにできているような気が。
    > これでいいのかなあ〜、というのと。


    これでいいと思います。意図的に問題の配列は考えられているでしょうね。
    プリントの終盤で規則的なものが不規則になったりしますものね。
    色々な問題に触れて、数の「像」のようなモノをつかむ為の訓練だと思います。
    (私の経験から言いますと…。)そこから、繰り上がりのある足し算や、引き算
    に繋がっていきますし、ここの練習が「四則演算の基礎部分」になると思います。


    > カウントに誘導するのには何か深い意図があるのかも、という疑問&考えが湧きました。
    > ここでなら、何かお答えがいただけるのでは、と書き込みした次第です。
    > (カウントに誘導はしてなくて、単にうちの子が、まだ数える方がやりやすい時期なのか
    > もしれません。もしそうだとしたらあまりに個別な話で意義がありませんね。。。)


    最終的に四則演算が自由に正確にできるようになれば、最初足し算をどのように考えるか?
    の方法自体は、あまり重視されていない(自由にやりやすい方法でOKと思われている)と
    思います。ですから、数唱から初めても10の補数でも、5並びのドッツでも、様々な考え方
    で、足し算や引き算ができること体験するために、意図されている配列ではないかと思います。
    私も、じんべいさんと同じ「公文一般父母の立場」でございまして、詳しいお話は、本を読
    まれるか、教室の先生に聞かれた方が正確なのですが…。
    いまは、こうやって「つたない私の説明」を助けてくださる、公文関係者、指導者の方を
    待っているところです。もうすぐご参加いただけると思いますので、今しばらくお待ちく
    ださい。(笑)


    オススメの本は絶版ですが、
    新「公文式算数のひみつ」―幼児・小学生でも方程式が解ける
    http://www.amazon.co.jp/dp/4875767579/


    > 公文のプリントを解く時間は短いけれど、勉強する時間も短いので、公文の占める
    > 割合は大きいように思います。補う必要があるものは見極めておきたい気持ちです。
    > よろしくお願いいたします。


    そうですね。公文の学習に占める割合は大きいハズですから、一緒に有効活用法を
    探求していきましょうね。いろいろ教えてください。よろしくお願い申しあげます。

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