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【870545】【大学受験目標】公文式有効利用法の探求

投稿者: なる   (ID:rWbeU3GqEEA) 投稿日時:2008年 03月 09日 13:55

多くの皆様の願いが叶いまして、高学年(高校受験用)の板がついに誕生しました。
「公立高校受験から大学進学を目指す先取りを含めた学習方法」の正統の流れを汲む
分科スレです。 スレ主は「なる」(公文一般父兄・公文算数3年経験)です。


公文式は、高校数学教師公文公の発想から開発された幼児〜高校生を対象とした
学習アプローチです。このスレでは公文式算数・数学を有効活用しながら、
『青チャート』(数研出版)レベルの大学受験数学標準問題の解法パターンの
効率的な習得を目指しつつ、公文国語、公文英語(他外国語)、SRSの学習法の
情報交換を目的とします。


「小学高学年で、中学受験を目指すなら公文は効率の良い算数学習方法ではない。」
しかし将来の大学受験を見据え中学受験算数にとらわれない公文式の利用法や、
中学受験を目指す場合の幼児〜小学中学年。中学合格以降の中学時代などの
大学受験数学基礎期などの学習効率の良さは、一般に認められるようです。


★情報交換の場です。
中学受験をするかしないかは問いません。(幼児・低学年・中高生のご父兄も大歓迎)
公文式高進度者・公文式関係者指導者大歓迎(一般父兄に色々教えてください)
海外の公文経験者大歓迎です。(海外の公文式事情、色々教えてください)
高進度者は情報提供の立場で情報交換を「ただの自慢」は意味も品もありません。
先天的資質「地頭」議論は、不毛です。意味がないのでやめましょう。
中学合格目標なら、中学受験塾の方が効率良いです。議論に値しません。
極端な持論の押しつけや、批判と否定が主の参加はご遠慮下さい。
特に、私立中学受験批判、先取り学習批判はおやめください。
水道方式等他のアプローチを否定する意図はありません。(むしろ肯定的)


★公文式の有効利用のスレですから、公文式批判・公文経験者批判は「厳禁」で
お願いします。批判は完全にスルーします。スレが荒れますし、一般に公文経験者
の方が、公文式批判の内容について詳しいです。

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  1. 【920792】 投稿者: どら  (ID:JYRzBoIReEU) 投稿日時:2008年 05月 08日 14:20

    息子が、4年から公文を始めました。
    理由は、入塾で一番上のクラスに入れたものの計算力がなかったということからです。

    これまでこのスレッドを読ませて頂き参考になり、そして感謝しています。
    途切れているようですので、経験者のひとつの例として書き込ませて頂きます。

    公文に入って半年で、塾の模試で名前が載るようになり、
    800人中一位になりました。

    正解80パーセントいかない子は、まず計算力そこから図形、文章題とステップアップしていくことが
    理解を深めるのではないかと、僭越ながらそう思います。

    3科目習っていますが、これから最終教材まで、どのように成長するかとても楽しみです。

  2. 【920799】 投稿者: なる  (ID:6fAMqbUPYWM) 投稿日時:2008年 05月 08日 14:25

    タント さんへ:
    -------------------------------------------------------
    > 公文経験者、公文に携わる方々、成功例の実体験者(検索コピペでなく)、
    > なぜ書き込みがされないか?反応がないのか?


    まぁ書き込み辛いですよねぇ。そもそも内容が書き込み辛いですしね。
    輝かしい成功事例をこれほど並べられるとね…。(笑)
    というか、そんな(輝かしい)事例しかブログで公開されないのでしょうか(?)
    検索に引っかかってこないです。さて、最近寂しいかぎりのスレですが、今回も
    検索結果を貼らせて頂きますね。今回のは貴重です。元のブログが無くなっています。(笑)
    HERO〜東大理三受験編〜 この方は、東大理三の受験生「だった」人ですが、
    受験結果はブログが消去されているので判りません。理三の受験生ですから
    とても優秀な受験生だと、想像します。「子供だけ頑張って大人は何もしない。
    これほど不条理 なことはないと子供の頃の自分は思っていた。」なんだか、
    公文の子が考えそうなことではあります…。(苦笑)「受験に関して見れば公文式
    だけで乗り越えてほしいと思っていないだろう。 むしろ、公文式という最初のステップ
    を確実に乗り越えて行って中学受験、高校受験、大学受験でも基礎を疎かにするな。」
    このあたりは、他皆さんと意見を同じくするところではないでしょうか。
    10年前のお話を書いてくれていますが、公文を強く推奨しているのが印象的です。



    公文式が伝えたい事 2007年02月17日


    このブログを書き始めて1ヶ月経ちました。東大理三受験も刻々と日にちが
    過ぎていっています。早く大学生になりたい。けど、やりたいことがない
    学部に行って意味があるかといわれたら俺は返答が出来ないだろう。僕の
    これまでの軌跡を振り替えながら東大受験に関する意気込みを感じてほしい。
    1988年生まれの僕は今年で19歳になる。この年齢を見るとまだ高校生と思う
    かもしれないが早生まれなので今現在は1浪になる。それまでにいろんなこと
    を経験した(?)その経験を思い出しながら半生を振り返ってみる。【注】この
    テーマは途中脱線しながら行く事が多いです。(というか、ほとんどそうなります。)
    長編になるかもしれないし、次で最終回になるかもしれない。長い目でみて
    いってください。うちの家は、教育熱心と友達に言われることが多かった。
    その原因は、3歳のころから習い事がゴロゴロとあったからだと思う。どうして、
    こんなに習い事ばっかやっていたか全然わからなかったけど、小さい頃に取得した
    技は今でも使わしてもらっている。そこら辺には両親に感謝したい。(両親に一度
    だけ質問して見た所なんと自分からやりたいっと言っていたらしい。子供の好奇心
    たるもの凄いものだ。)


    そこで、僕が習っていて、役にたった習い事を1つだけ紹介する。現在、子供さんが
    いる家庭には是非参考にしていただきたい。今回紹介させていただく習い事は公文式だ。
    公文式は、特に小学生までのお子さんがいる所には是非ともお勧めしたい所だ。むしろ、
    個人的な意見として中学生以上は公文式にはあわないかもしれない。私も、公文式には
    小学6年までお世話になったからこの意見はかなり的を得ていると思う。公文式で得る
    最大の効果は基礎学力をがっちりと鍛えるところにある。この点は公文式のHPにものっ
    ている。受験に関して見れば公文式だけで乗り越えてほしいと思っていないだろう。
    むしろ、公文式という最初のステップを確実に乗り越えて行って中学受験、高校受験、
    大学受験でも基礎を疎かにするな。基礎が出来ればどんな応用問題が来ても対処できる。
    ということが感じ取れる。


    実際に公文式の教材を見て説明する。数学の教材(プリント)を例にして見ると、計算問題
    だらけだ。(たまに文章問題が出ていた気がする。)その量も半端がない。公文では1学年
    で習う事を200枚(たまに400枚)というものすごい量で反復しながら勉強していく。
    この点で、中学生以上の方がやると「こんなにやるのかよ。」と嫌気が差す可能性がある
    ので勧めなかった。しかも、詳しい説明もまったくのっていなくのっていたとしても例題
    として1題だけしか説明していない。これだけで本当に出来るのかと疑問におもうかもしれ
    ないが、そこが公文式。前回までの内容さえ分かれば必ず出来るようになっている。計算力
    が算数(数学)の基礎学力という事が分かっているからこそ成せるカリキュラムだと思う。
    小さい時は、プリントをやっていく事が快感に感じるのでどんどん進められる。


    しかし、欠点として
    ・ライバルをつくれないという点
    ・精神面のサポートがほとんどない点がある。


    けど、これらの欠点を改善出来る事がある。それは、親子そろって公文式に入会して勝負
    しながらやっていくことだ。公文式でペースをつかむと次にやってくる不安は頑張っている
    成果を他人に見てもらえないだろうかと思う点にある。実際、私もそういう不安があったの
    が理由で辞めた。そういうときに、身近なところにライバルがいると負けないという気持ち
    が出て頑張れる。その一番手っ取り早いのが親も勉強している姿を見せて勉強がつまらない
    という固定概念をなくす事だと思う。子供だけ頑張って大人は何もしない。これほど不条理
    なことはないと子供の頃の自分は思っていた。母親に聞くと、「昔頑張っていたから」それ
    しか言わない。昔頑張っていたなら、何で今は頑張れないのか。ものすごく強い疑問が残った。
    一緒にやる事がそんなに嫌な事だと。確かに大人は忙しいと思う。けど、高校までの勉強な
    のでほんの10分くらいで出来る。10分も時間が取れないという人はまずいない。1日
    10分子供の熱心な姿を見られるなら良いことなのではないか。長々となったが、最後まで
    読んでいただきありがとうございます。(良くこんなに書けたなと自分に感心)
    今回の論評は私がいた頃(10年前)を参考に書きました。現在は改善しているかもしれません。
    あくまで、経験者が語る事と認識して読んでください。


    HERO〜東大理三受験編〜
    ttp://ameblo.jp/to-be-a-black-jack/entry-10025929093.html

  3. 【920906】 投稿者: なる  (ID:6fAMqbUPYWM) 投稿日時:2008年 05月 08日 16:52

    どら さんへ:
    -------------------------------------------------------
    > 息子が、4年から公文を始めました。
    > 理由は、入塾で一番上のクラスに入れたものの計算力がなかったということからです。
    > これまでこのスレッドを読ませて頂き参考になり、そして感謝しています。


    どらさんはじめまして。どら さんに気づかず、次の投稿してしまいました。
    ごめんなさい。


    > 途切れているようですので、経験者のひとつの例として書き込ませて頂きます。


    ホント、すっかりお休みしておりました。(笑)
    なるは「ボチボチ」ですから、皆様ドンドン書き込んでくださいませ。
    エデュ様が、ご用意してくださった折角の場ですからね。


    > 公文に入って半年で、塾の模試で名前が載るようになり、
    > 800人中一位になりました。


    それはスゴイですねぇ。元々優秀なお子さまなのでしょうが、公文で結果が
    出せて何よりですね。このスレに出てくる優秀な先輩の方々に続けると良いですね。


    > 正解80パーセントいかない子は、まず計算力そこから図形、文章題とステップアップ
    > していくことが理解を深めるのではないかと、僭越ながらそう思います。
    > 3科目習っていますが、これから最終教材まで、どのように成長するかとても楽しみです。


    まずは「計算力」、そこからステップアップですね。ありがとうございます。
    小学4年生から、塾と並行しての公文。興味深い事例をありがとうございます。
    おそらく中学受験が間近に迫ってきますから、中学受験前は何かと大変で途中で中断も
    あるかもしれませんが、中学合格後に継続ということも考えられますから、長期目標を
    (大学受験)見据えつつ、短期目標(中学受験)突破に注力してください。
    また、気軽に書き込みしてくださいね。

  4. 【921328】 投稿者: タント  (ID:B8Y7YMG8L9o) 投稿日時:2008年 05月 09日 00:15

    どら さんへ:
    -------------------------------------------------------
    私も計算力は算数の基礎であり、算数がお出来になるお子さん
    の計算力は速くて且つミスがないと思います。
     
    私自身は公文式の経験もなく、子供も公文の経験があるわけで
    はないですので、公文式は語れませんが、公文式というより、
    あくまでも、どら さんのお子様が公文式を通して精進努力
    した結果が出たのだと思います。
     
    是非、お子様を褒めて差し上げて下さいね。

  5. 【923544】 投稿者: なる  (ID:vvHydPSkt8s) 投稿日時:2008年 05月 11日 22:27

    特異例で参考にはならないかもですが、こういう子もいるということで…。
    公文式〜灘から東大トップ合格者のお話を以前させていただきましたが、
    公文式→日能研〜ラ・サールから東大トップ合格者の事例もありましたので一応、
    貼っておきますね。ラ・サール情報としては、充実しているサイトのようです。
    九州あたりで医系志望の男の子は、目標にされている方もいるかもですね…。


    公文式とラ・サール生


    それでもどうしても低学年のお子さんに塾通いをさせたいと
    思われるラ・サール中志願の保護者さんがいるならば,(小学
    4年生時の日能研入塾までの)低学年時までに限り「公文式」
    の塾への通塾を一度は試してみる価値があるかもしれません。
    息子は「公文式」を全く利用していなかったので,公文式利用
    の当否については語れませんが,ラ・サール中高の成績上位者
    には,意外と公文式出身の生徒が多いような気がします。


    ■ ちなみに,2004年度東大入試(理系入試)のトップ合
    格者(もちろん,東大理科3類の現役合格者)はラ・サール中
    高の卒業生なのですが,その先輩は公文式の経験者です(その
    先輩がラ・サール中学合格を目指して通塾した塾は地元・鹿児
    島の「日能研」です)。ちなみに,この先輩は部活やクリスマ
    スバスケット・バザー時の英語ミュージカル劇にも積極的に取
    り組まれた方です。もちろん,塾通いなしでの東大理科3類合
    格者です。こんな先輩を身近に感じられるのもラ・サール学園
    ならではの良さです。


    http://briO2005mk.blog.oCn.ne.jp/lasalle/2006/09/post_412b.html
      (▲briOを“brio”に▲oCnのCを小文字cに変更)


    「ラ・サール中高の成績上位者には,意外と公文式出身の生徒が多いような
    気がします。」との記述ありますので、関西以西の一貫進学校における公文
    出身者は多いのかも知れませんね。最近は地味ですが、九州地区で医系に
    比較的強い男子校なんですよね?「ラ・サール石井さんの母校」ラ・サールって。

  6. 【923989】 投稿者: なる(検索職人)  (ID:6fAMqbUPYWM) 投稿日時:2008年 05月 12日 13:21

    公文経験者の推奨コメントを探してきました。(笑)
    大手広告代理店勤務クリエイターのようです。この方も公文〜中高一貫高出身者の
    ようです。非常にシンプルに、大学受験勉強をお考えですね。30代前半の男性ですから、
    ちょと表現がキツかったり(極端だったり)しますが、要は「2点」を押さえなさいという
    ことのようです。ブログに分散した推奨のコメントと、彼の主張の根拠をザックリまとめ
    てみました。



    2006.07.10 一流大学に行くための世界一カンタンな方法
    えーと、いろんな人がいろんなことを言っているのですが、枝葉末節に走りすぎて
    いる気がします。


    実はすごくカンタンで、
    ・高校三年生まで数学で落ちこぼれないようにすること。
    ・本を読むことが好きであること


    突き詰めて言うとこの2つだけです。


    個々人のレベルでみると、東大に落ちて慶応に行ったとか、現役ではなく二浪して京大
    に入った、とかの程度の誤差はもちろんあります。でも、その程度の誤差はあっても、
    僕の周りの人間を何百人と見渡しても、数学が得意であって読書家の人間が、二流大学
    に行ったなんて話は聞いたことがありません。皆さんの周りでもそうではないでしょう
    か。逆に言えば、この二つ以外の要素は、結果的に現実を見ると、「方法論や能力の差
    はあっても、ほとんどの人間は自力で何とか克服できる」ということです。因果関係を
    明確に言うことは難しいですけど、少なくとも僕は例外を見たことがありません。時系
    列的なプロセスで言えば、一流大学に行く人間というのは、


    小学校のころから算数と読書が好き

    灘とか開成とかラサールとかに進学

    数学だけは落ちこぼれないように勉強。本も読もうね。

    そのまま学校の雰囲気に乗せられて一流大学へ進学


    というのが一番典型的なパターンです。
    で、算数・数学というのは公文をやらせれば絶対できるようになるので、子供に公文や
    らせて、本を読むように仕向けておけばほっといても何とかなります。情操教育とかの
    側面は良く分かりませんが、勉学だけに限ればこれだけのことです。だから、勉強がで
    きるようになる、というのは世界で一番カンタンなことの一つだと思うんですが、世間
    ではそのように思われていないんだよなあ。
    http://plaza.Rakuten.co.jp/harukun0219/diary/200607100001/



    2006.09.21 「公文」は凄いよ。
    僕は、昔から「教育」ということにすごく興味がある。もう少し厳密に言えば、
    「上達のプロセス・手段」ということになろうか。どうやったら上達するんだろう、
    うまくなるんだろう、ということを、人間はそれぞれの仕事なり学問なりの分野で
    それぞれ真剣に考えていると思う。僕は、自分はすごく不器用な人間だと思ってい
    るので、スポーツでも勉強でも、人一倍上達に時間がかかる。だから、なぜそうい
    う結果になるのか、どういうプロセスでものごとが身に付くのか、ということに対
    してすごく興味があるんである。世の中のあらゆる分野に教育産業があるが、僕の
    目で見ると再現性が確保されている教育システムはほとんどない。要するに、「確
    かにあんたは出来るかも知れんけど、それを生徒に再現させられないじゃん」とい
    うことが頻発していると思う。それどころか、「あんたも実際に出来ないくせに、
    人に教えられるのか?」とか、「そのやり方では絶対に結果でないだろ!」という
    商売上手(というかほとんど詐欺)なだけの教育系の会社もいっぱいある。その意
    味で言うと、僕が知る限り、日本最高の教育システムを確立しているのは実は「公文」
    である。あの小学生が九九のプリントを一生懸命やってるあの「公文」のことですわ。


    具体的に、どう凄いかというと、


    ・ 完全能力別指導になっているので、落ちこぼれが絶対に出ない。
    (例え高校生でも、出来が悪ければ、小学1年生の教材からスタートさせるシステム。
    もちろん逆のパターンもあり。)
    ・ 反復練習が、強制的にシステム化されている。
    (制限時間内で100点が取れるまで何十回でも同じ教材を繰り返しさせる。)
    ・ 小さな達成感を毎日感じられるように上達ステップが細分化されている。
    (100点が取れるまでやり直しさせるので、一日一日、必ず小さな達成感がある。)
    ・ ちょっと頑張れば絶対に1枚1枚が100点が取れるようになっている。 
    (1枚は10分程度で解けるようになっているので、理解できなくても暗記してしまえばよい)
    ・ 高校3年生レベルまでを完璧に終えると、東大京大の合格ラインレベルの数学の
    能力が絶対に身に付く。(もし出来ないところがあるなら、教材をさかのぼって
    いけば、クリアできていないところが明確に分かる。少なくとも、自分に何が足
    りないのかが明確に分かるので、納得感がある)
    ・ 週2回、行きたい時間に行けば良いので、他の習い事や友人関係を犠牲にしなくて良い。
    ・ ある程度の人口がある町であれば、徒歩圏内に教室がある。
    ・ 指導教本も非常に細分化されいてるので、教師の技能に結果が余り左右されない。
    (実際、短大卒のオバちゃんぐらいの人が、1年ぐらいの研修で普通に教室を開ける)
    ・ 自宅学習の習慣がつく。
    ・ 算数・数学が出来るようになると自分は頭が良いという自信(厳密に言うと、良い意味
    での勘違いに過ぎないんだけど)が付くので、なぜか他の科目の成績も上がってしまう。


    このように、公文は恐ろしいほど優れた教育体系を確立している。公文がやっていることは、
    「誰でも一瞬で天才に!」というような雲をつかむようなホラ話ではない。むしろ地道すぎる
    ほど地道な努力の体系なのである。しかし、実際には公文をやって一流大学までたどり着いた、
    という人間は少ない。理由は非常に簡単で、「途中で辞めるから」である。
    「難しい」とか「能力の限界」とかじゃなくて、「掛け算割り算ぐらいが出来るようになれば、
    公文はもういいよね。後はやっぱり応用力だよね」という激しい勘違いを一般人はしているので、
    途中で辞めてしまうのだ。中学生以上の数学レベルになっても、理解と反復を地道に繰り返す
    ことは大事(むしろ重要)なのに、それが余りに単純で基本的過ぎるからなのか、中学生段階に
    なるとみんな公文を辞めてしまう。僕は小学生のころから、「何でみんな辞めちゃうんだろう、
    もったいない!」とずっと思っていた。


    もちろん、二次方程式が解けるようになれば将来金持ちになれる、というわけではないのだが、
    数学が出来るようになるための方法論としては非常に公文は洗練されているのである。例えば
    マラソンの小出監督とかのように個人レベルで凄い教育体系を持っている人はたくさんいるか
    もしれない。合格請負人とか、チャンプメーカーと呼ばれるようなトレーナーとか、各業界で
    凄腕と呼ばれる人はたくさんいると思う。でも、こういう人のワザは一台限りの芸術品のよう
    なもので、部下たちがそのワザ(教育ノウハウ)をとてもじゃないが再現できない場合が多い。
    しかも、何千万円というお金や人脈をつたっていかないと、そもそもちょっと見てもらうこと
    さえ難しい。


    しかし、公文が凄いところは、月謝数千円で、日本全国どこでも利用できて、そこらへんの主
    婦のオバちゃんがバイト教師をやっているのに、まじめに毎日取り組めば、誰でも一定の効果
    が出るようにできていることである。まさしく、システムになっているのだ。世の中に、儲け
    のシステムを確立している教育産業は多いかもしれない。しかし、本当に結果や効果が保証さ
    れるようなシステムを確立している教育産業は、公文をおいてほかにないと思う。スポーツで
    も仕事でも語学でも、成功者といわれる人は、闇雲にあれやこれやとやって、気づいたら何と
    なく出来るようになっていた(あるいは、出来ないままイヤになって辞めてしまった!)とい
    うことが結局のところ一番多いのではなかろうか。


    公文のようなシステムを英語とかスポーツとかビジネスとかで、一つでも作れたら凄いなあ、
    と思う。というか、仕事や語学の分野では、僕もそれを激しく求めているんだけど。。。
    しかし、いまのところ残念ながら、公文ほど完成されたシステムを持つものはいまだ見つか
    っていない。自分が不器用で、方法論にはすごく悩んで生きてきただけに、こうしたシステ
    ムを持った教育手段にはすごく憧れている。ビジネスでも、スポーツでも、なんでもいいか
    ら、死ぬまでに一つぐらいは公文のようなシステムを作ってみたいなあと強く思う。
    http://plaza.Rakuten.co.jp/harukun0219/diary/200609210000/



    2006.10.01 挫折のないシステム
    公文のことに触れた前回の日記は、他のブログで紹介していただいたこともあり、大変
    たくさんの方に見ていただいたようだ。ありがとうございます。これに関してなんだけど、
    公文は量稽古ですね、というようなコメントを見かけたんで、ちょっと付記としてコメント
    してみたい。僕が考えるところ、量稽古は量稽古なんだけれど、公文は量稽古のシステムか、
    というとちょっと違うと思う。公文が一番優れているというのは、挫折がないシステムにな
    っているということ。一日一日、自分が行ったトレーニングの結果を客観的に確認できるか
    ら、イヤにならない。小さな達成感を毎日感じられるし、実際にその通り上達しているわけ
    だから、挫折しないのである。


    ほめて育てろ、ということが教訓としてしばしば言われるが、これは上達の結果が確認でき
    ない場合に、人為的に結果が出たような気分にさせることによって、挫折をさせないための
    教訓なんだと思う。まあほめて育てたほうがよい場合もあると思うけど、ぼくはどうかなあ、
    と思っている。もちろん、どの世界にも医療の世界におけるプラシーボ効果(全く効果がな
    い薬を飲んでも、効果があると信じて飲むと病気が治ってしまう現象のこと)のようなもの
    はあるので、そのこと自体はバカにできないんだけれども。なぜなら、どんな人間でも、お
    世辞はお世辞だと心のどこかで気付いてしまうから。自分の過去を振り返っても、工作とか
    習字とかで、下手くそな字を書いても、「元気良く書けばいいんだよ」とか先生に誉められ
    たりしたことはある。でも、そうは言われても、子供は子供なりに、本当はウソだ、お世辞
    だと心のどこかで気付いていた。だって、本当に上手な子との差は子供は子供なりに明らか
    に感じているから、そんな誉め言葉をもらっても、厳密には逆に心の中で密かに傷ついてい
    たから(自分の経験)。


    だから、僕は、誉めて育てるという方法論が悪いとはいわないけれど、やはり客観的な結果
    を出させるという方法論には絶対に勝てないと思うのだ。たとえば、ゴルフがあれほど多く
    の人に支持される理由として、スコアという明確な指標で上達が確認できるから、というこ
    とが大きいと思う。これがテニスとか野球だと、多少上達しても、本当に上手い人と試合す
    るとボコボコに負けて、自分が上手くなった実感を味わうことが難しい。格闘技系になると、
    この傾向は更に強まる。ところが、ゴルフというのは、各レベルに合わせてスコアがそれな
    りに伸びるから、それぞれ上達を実感しやすいわけだ。


    そもそも、ある程度取り組んで結果が出ないとイヤになる、というのは動物の本能的な感情
    として非常に正しいと思う。量稽古の重要性を誰もが語るが、それは方法論が正しいことが
    前提であって、間違った方法論で量稽古を積むと時間もお金も無駄に終わり、悲惨な結果に
    なると思う。たとえば、ゴルフとかは、間違ったグリップでスイングしていると死ぬまで上
    達しないらしいしね。結果が出ないというのは、方法論が間違っている可能性を示唆してい
    るわけだから。すぐに投げ出す、というと批判されやすいけれど、間違った方法にとらわれ
    ないためには正しい態度とも言えるわけだ。ここはすごく重要な部分で、いろいろな分野で
    達人がいて、その人の理論理屈は絶対的に正しいと思うのだけれど、トレーニングプログラ
    ムが未熟であるために、弟子が育たない、ということは非常に多いと思う。ぜんぜん結果が
    出ないのに、長い期間取り組むというのは、師匠に対する絶対的な信頼とかがないとかなり
    難しいだろう。トレーニングプログラムがなっていない場合、どんなに本物の達人の弟子に
    ついても、達人と同じ結果は自分にはひょっとしたら一生出ないのかもしれない、という不
    安が必ず人間には生じてくるから。


    公文自体は、一枚一枚に書いてあることはどこの本屋でも手に入るドリルや参考書と同じ内
    容ばかりだ。何も目新しいものはない。ただ、それが一連の系譜として客観的に向上してい
    くシステムになっているということ。そして、実際に一日一日に客観的な結果が確認できる
    ほどにその上達ステップがしつこいぐらいに細分化されていると言うこと。ちまたで流行の
    成功原則は、結局のところ、「やる気」とか「信念」に帰着するものが多い。もちろんそれ
    は大事なんだけど、僕の感覚では、それは「挫折するまでの時間を先延ばしするためのクス
    リ」のようなものだと感じている。「やる気」も「信念」も、もちろんあった方がいいに決
    まっている。しかし、間違った方法論にとらわれてしまったり、才能のない分野に参入して
    しまったら、どんなに強い「やる気」も「信念」も死ぬまで報われない。そして社会の現実
    として、そのように終わっていく人もたくさんいる。プロの棋士を目指す若者達を描いた
    「将棋の子」という素晴らしい実録小説があるのだけれど、この本なんかを読んでいると
    そのことを本当に痛感させられる。人生というものが有限な時間で構成されている以上、
    「やる気」や「信念」だけでは限界があると思うのだ。だから、公文のように、すぐに小さ
    な結果が確認できる→やる気が強まる→又小さな結果が出る。→更にやる気が出てきてぐん
    ぐん上達、というようなシステムは本当に素晴らしいと心の底から思う。


    僕は公文から一銭ももらっていないし、身内の人間でもない。それでもこれだけべたボメし
    ているのは、これが本当に本当に動かせない事実だから。この日記を読んでいるみなさん、
    お子さんができたら、ぜひ公文をやらせてあげてください。
    http://plaza.Rakuten.co.jp/harukun0219/diary/200610010000/



    僕の母校の中学・高校は私立だったこともあり、おそらく日本で一番自由な学校だった。
    うちの会社のそばにも、校則は「校則は、校内での下駄履き禁止と、マージャン禁止だけ」
    なんていうなめたような学校もある。だが、みんなあんまり言わないのだけれど、そういう
    自由な校風でうまく行っている学校と言うのには共通点があって、「ハンパじゃない進学校」
    ということである。
    http://plaza.Rakuten.co.jp/harukun0219/diary/200603010000/



    進学校出身者の私として言えば、別に東大にはいること自体はそんなに難しくない。
    でも、高3の夏まで野球やってて東大に現役合格ってのはちょっと考えられない。
    http://plaza.Rakuten.co.jp/harukun0219/diary/200411190000/
    公文経験者→有名進学校卒→一流大学卒
    大手広告代理店勤務クリエイター。U.S.CPA Holder

  7. 【925011】 投稿者: なる(検索職人)  (ID:6fAMqbUPYWM) 投稿日時:2008年 05月 13日 15:07

    ミュージシャンのプロフィールにも、「公文のおかげ」というワードが
    複数回出てくるんですけど、アーティストのプロフィールとしては、
    friendly すぎるかなぁ。わたしにゃ、公文の推奨文にしか読めない。
    ミュージシャンなのに、趣味は数学(笑)




    和田周(わだ まこと)。
    1982年千葉県に生まれる。5歳から幼稚園に通うが、この頃に兄が
    やっていた公文に興味を示し通い始めると、幼稚園の年長になる頃
    には方程式を解けるまでになっていたという経歴あり。中学校は
    地元の原山中学校に入学。幼少からの公文のおかげか成績は優秀
    だった為、周囲からは「私立中学には進まないのか?」との声が
    あがるも、これまでに築いた友達関係を大切にしたいと公立に進む。
    また、そんな和田の気持ちに両親も理解を示す。その後の中学2年生
    からは生徒会に所属し、中学3年生では生徒会副会長を勤めるという
    一面もあり。その中学3年生の際に、あるきっかけで友人がギターを
    弾ける事を知り、それまでただ好きでしかなかった歌に対する興味が
    大きくなる。また、高校に入り次第その友人とバンドを組もうと密か
    に野望を持つ。幼少期からの公文の遺産のおかげか、高校受験も苦労
    無く終了。進学校の薬園台高校に入学。高校に入り、すぐにバンド活
    動を始めようとするものの、メンバーを吟味しすぎてしまい、5月に入
    ってようやくギターとキーボードが決まり活動を開始。また、音楽全般
    への興味も大きくなり、吹奏楽部に入部。楽器はサックスを希望するも
    のの、空きが無くクラリネットに決まる。2年生になり、バンドメンバー
    がようやく揃い、本格的に活動を開始。大学受験には目もくれず、3年
    の終わりまで様々なライブ活動を行う。高校生活終了後は、勉強をおろ
    そかにした事が祟り、1年間の浪人生活を強いられる。翌年に明治大学
    理工学部情報科学科へ入学。大学では、塾の講師を勤めつつ音楽系の
    サークルを探すものの、希望に合うサークルに出会う事が出来ず、興味
    のあったストリートダンスサークルに入る。ブレイクダンスを中心に、
    ヒップホップ、ロック等をこなして行くも、大学2年になり「本当に自分
    がやりたいことは何だろう?」と考え、歌手への道へと進み始める。
    その後、某音楽事務所に所属し、さらに自分を見つめる機会を持つ。
    その後フリーとなった所で、2007年にJP Recordsに所属。翌年1月には
    1st Maxi Singleとなる「有向グラフ」を全国発売する。現在は、これ
    までの活動で掴んだ自分のスタイルに、更に磨きをかける為、新たな
    制作や活動を進めている。


    http://wadamakoto.com/

  8. 【925256】 投稿者: さくら  (ID:39ftEZOnMh.) 投稿日時:2008年 05月 13日 20:05


    検索職人さんご苦労さんです。

    >実はすごくカンタンで、
    ・高校三年生まで数学で落ちこぼれないようにすること。
    ・本を読むことが好きであること

    世の皆さんは、それが出来なくて苦労してるんですよっ(笑)

    >幼少からの公文のおかげか成績は優秀だった為

    これ、結構重要なんじゃないかと思うのです。特に凡人は
    勉強しなくちゃいけない と思った時にちょっとでも人より出来ているというのは
    後々の成績にかなりの影響を及ぼすような気がしますね。
    小さい時から公文をするというのは、こういうちょっとした上昇気流のタイミングを
    つかむ切っ掛けにもなるのでしょうね。

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