下落合みどり幼稚園｜掲示板スレッド

マユママ様
通りがかりに新規スレからこちらを見つけました。

こちらの幼稚園に15年くらい前保育参観をしました。
広い園庭でのびのび遊んだり泥ダンゴを作ったりする姿、本当に楽しそうでした、
我が家からは遠く、我が子の入園には至りませんでしたが。
みどり幼稚園の詳しい保育を存じあげないのにさしでがましくてごめんなさい。
一般的なキリスト系保育による自由保育について知っていることを書きますね。
自由保育といっても何も教育的なことをしないわけではありません。
朝登園して、しばらく自由遊び、片付けをしてお集まり。ここで礼拝、歌、先生からのお話（今日のテーマ的な）を聞き、その後一斉活動（クラスのみんなで何かゲームをしたり、絵を描いたり、体操やリズムをしたり）をして、お弁当。午後お外遊びがあり降園準備、降園といった流れでしょうか。

素敵な幼稚園ですね、と当時の園長先生に言いましたら、「延長．（保育）なし、バス無し、給食無しです。しっかりお弁当を作ってもらいますよ！」と明るくおっしゃっていました。
共感できる親御さんが入園させていると思います。

子供2人が数年前に卒園しました。

いわゆるお勉強(平仮名の練習、算数、鍵盤ハーモニカ)はありませんが、子供達は日々の遊びの中で、先生や友達に影響を受けながら色々なことを学び成長しています。
自由保育に見えますが、ちゃんとカリキュラムがあります。
鬼ごっこも発達段階に応じて少しづつ複雑なものに変わって行きますし、読み聞かせの本やみんなで歌う歌も、きちんと考えがあって選ばれていたようです。

毎日の鬼ごっこのおかげか、高学年の今でも足は速いです。
逆上がりも、下の子は年中の時には出来ていました。
砂場遊びに没頭したのも、集中力が養われたと思います。

保育時間が短いのは、子供の集中力には限界があり、預かっている時間が長いと子供達も疲れてしまうと聞きました。とはいえ、最近では要望に応えて希望者制の延長保育もあるようです(園に問い合わせてみてください)。

小学校受験をされる方は、他にお勉強のお教室に通っていたと思いますが、公立小に進んだうちの子やお友達は、小学校の勉強面でも特に困ることもありませんでしたよ。

近隣の幼稚園もいくつか検討しましたが、私はみどり幼稚園を選んで良かったと思っています。

サラ様、小学生母様

お返事ありがとうございます。
とても参考になりました。未就園児向けのイベントがあるそうなので参加して、子供に合っているか見たいと思います。
実は椎名町にある聖パトリック幼稚園とどちらにするかで迷っています。
もし、差し支えなければ、他に選ばれた、迷った園がどちらだったのか教えて頂けますと幸いです。

聖パトリックと下落合みどりでは教育方針が違うのでは？

パトリックはモンテッソーリですから、お仕事と呼ばれるものが

ありますよ。

お子さんのタイプでどちらかに決まるのではないでしょうか？

マユママさま

目白が丘、目白平和、区立落合第四を見に行きました。
みどりを選んだのは、(前)園長先生にお話を伺い、ここがいい！と思ったからです。
うまく言えませんが、ピンとくるものがありました。

小学生母さま

お返事ありがとうございます。
私も目白が丘、目白平和も検討してました。
うちは女の子なので、聖パトリックのしっかりとした躾や真面目な子に育ちそうなモンテッソーリの授業内容など、条件で考えると聖パトリックが良いのかな～と頭では思っているのですが、下落合みどり幼稚園に足を踏み入れた時のトキメキが忘れられません。こんな幼稚園で育つと花鳥風月を愛で、おおらかな子に育ちそうだと思いました。
ギリギリまで考えてみようと思います。
ありがとうございました。

懐かしい我が子達の出身園の名前をお見かけし、思わず出て参りました。
園舎に足を踏み入れたときのトキメキ。わかります！！

小さいながらも、土の手入れされた園庭、そびえる桜の大樹、緑あふれる庭、
保護者の有志で定期的に行われた砂ふるいのおかげで、稀にみるフカフカの砂で
満たされた手入れの行き届いた砂場。
木の薫りが漂うあたたかみのある園舎（床暖房です）。

人生に必要なことは全て砂場で学んだという本が昔ヒットしましたが
我が子達は人生に必要なことの基本の多くをこの穏やかであたたかな園で学ばせて
いただきました。

少人数の園ですので、大規模園やお受験園に期待されるような取り組みは一切なかったですが
丁寧に考え抜かれた保育が行われていて、先生方が子ども達の遊びにどう関わり、なぜそのような
対応をしたのか、それによりどう子ども達は変わったか、まで前園長は大切に考えておられました。
良く言えば『穏やかであたたかな』、斜に構えれば『昭和時代か？と思われるような昔ながらの取り組み』
がこちらの園では当たり前に、丁寧に、大切に行われていました。

あの平和であたたかな運動会をご覧になられた上でのご希望でしたら、卒園児の母として、本当に嬉しく思います。

学習に沿ったような指導が行われないとのご指摘もあるようですが、当時ですが、
年長になると砂場の網の上げ下ろしや、ブランコの掛け外し等、かなりの責任を持った係活動が必須となり、
他児のために働く意義や喜びを実体験として身につけさせて下さいました。足し算引き算よりも、漢字よりも
みんなで何かを考えたり、作ったり、自分の意見の出し合いやそれを達成するための方法を考えさせる等
決して押し付けではない、子ども達自身で考え、取り組ませるプログラムがとても充実していました。

親が嬉しいような可愛い制服も強制的な早期教育も、受験に向けての習い事もない
こういう、ある意味、現代では珍しいほどの質素で、親の手も掛けさせる丁寧な教育方針に同調される
保護者の方はやはりそういう雰囲気（うまく説明できませんが）の方が多く、派手な方、教育熱心すぎる方は
皆無で、地味でも知的な雰囲気のご家庭のお子さんばかりで、園の雰囲気は終始穏やかであたたかなものでした。

卒園後の彼らはどうなったかというと、我が子ふたりに関する学年になってしまいますが
小学校入学時点で国私立の小学校への進学者も極少人数のクラスからですが、複数いらっしゃいました。
いずれも熱心なお教室通いの成果というよりも、園生活で培われたバイタリティと個性を大切にして下さる
指導方針がうまくそれぞれの受験校に合致しての合格という印象でした。

中学受験をされた方もとても多く、中学入学時点で国私立と公立が半々くらいの割合になったような気がします。
高大では、我が子の親しかった関係の方々しかわかりませんが、東大をはじめ首都圏国公立、早慶など優秀な道に
進まれている方も多いです。たまたまですが、選抜された者しか進めない大学進学塾のコースで、別々の進学高に
いたみどり幼稚園出身の友だち３人と一緒になった経験もあり、講師の先生に『すっごい受験幼稚園だったんだね！』
と言われて、笑いが止まらなかったとか…。ですが、それほど『何か』を育ててくれる園なんだと思います。

幼稚園でその後の進路が決まる訳では決してありませんが、我が子達が通い、私自身も学ぶことの多かった
みどり幼稚園での園生活は、他園では決して学べない多くの経験と学びを我が家にもたらしてくれました。

大学生の子は、絶対自分の子どももみどり幼稚園に入れる！と宣言しています（笑）それほど楽しかったのでしょう。
前園長から代替わりなさって、現在の様子は私どもにはわかりませんが、ご近所ですので、
時折見かける雰囲気に大きな差異はなく、来年の桜がまた満開になる頃、あの園庭に園の良き理解者の方々の
お子さんが集われることを心より楽しみにしています。