日本全国お勧めの旅館、ホテル｜掲示板スレッド

最近、ビジネスホテルや普通のシティホテルばかりで、あまりこれといった旅館に泊まっていないです。
思い出をふりかえりながらおすすめを３点。

箱根　富士屋ホテル　（宮ノ下）
明治時代から多くの国賓を迎えてきたホテル。
現在もメインダイニング等は明治時代の建物を使われており、絢爛豪華重厚そのものです。
メインダイニング「ザ・フジヤ」のフレンチは、どちらかというと銀座レカンのような旧フレンチで重めの料理ですが、都心の高級フレンチに全く引けを取らず、食事のためだけに足を延ばす価値があります。

箱根　強羅花壇　（強羅）
ここは、江戸時代からの親王家であった閑院宮の別邸です。
別邸を改装したレストランと、長い渡り廊下でつながる旅館に分かれます。
箱根の自然に溶け込んだみごとな日本建築の中でいただく懐石料理、雰囲気もさることながら味も一流です。
ゆっくり宿泊して温泉を堪能することもできます。

奥志賀高原ホテル
志賀高原は広大なスキーリゾートで何十もコースがありホテルも多いのですが、どうも「ホテルとしては」いまいちのところが多いと感じています。
私は割り切って安い宿に泊まって滑り倒すことが多いのですが。
奥志賀高原ホテルは、志賀高原のいちばん奥に位置し、歴史も古く、シティホテル並の品格を保っています（さらに高級なホテルが横にありますが。。。。）
ホテル前がすぐにゲレンデで、はるか遠くに有名なチャレンジバーンも見渡せ、なんとなくわくわくしてきます。
（奥志賀最大の難コースだった「カモシカ落とし」はあまりに危険ということで閉鎖されてしまいました。）
レストランは当然スキーラウンジの喧騒とは遠く、ゆっくりとフレンチや和食をいただくことができます。
併設の音楽ホールでは、小澤征爾さんが指導する室内楽の演奏会が毎年開催されています。

そこまで高級ではないですし、少し前に行ったので、最近のことはわかりませんが、草津の望雲には機会があればまた行ってみたいです。
それと、ちょうど一年前に焼失した湯田中温泉のよろずや松籟荘。いつかまた、と思っているうちにあんなことになり本当に残念ですが、再建したら必ず行きたいですね。

茶寮宗園
露天風呂付きのお部屋に2泊、両親にプレゼントしました。
全国の温泉をあちこち行っている両親ですが、お部屋もお料理もとても素晴らしかったようで、コロナが明けたら、私たち家族も両親の出資？で、行くことに決めています。　
とても楽しみです。

それでは、もう一か所、とっておきの温泉宿をご紹介します。

三斗小屋温泉

那須連山の奥にある温泉宿です。１０年以上前に訪れ、すばらしさに絶句しました。

１１００年代から続く温泉です。昔は会津と江戸を結ぶ裏街道の宿場でした。

徒歩でしかアクセスできません。送迎など一切ありません。
那須のロープウェイ山頂駅から登山道を行くことになります。二時間程度の登山です。本格的な登山道ですが、トレッキングシューズをはき長袖長ズボンを用意すれば、登山未経験者でも行けると思います。
（スニーカーはクエスチョン、革靴やハイヒールでは決して行けません）

携帯電話は県外です。
電話は固定電話（もしかしたら衛星電話）のみ。
電灯は自家発電で、消灯時間後はランプになります。
温泉は、内湯、露天風呂もあります。ワイルドそのものですが素晴らしいです。

煙草屋、大黒屋の２軒が営業しています。

那須連山縦走路の途中にあり、山小屋としても機能しています。
食事はちゃんと出ます(美味しいです)し温泉もありますので、温泉宿として逗留することももちろんできます。

冬場は営業しません。

都会の喧噪を忘れ、満点の星空と静寂を楽しみましょう。

＃私は１１月に訪れました。若干天候があやしいのに那須連山縦走を強行し、途中でドカ雪にみまわれて遭難しかけました。無茶はなさりませぬよう。

凄い秘湯ですね。
満天の星見ながら温泉、すごいでしょうね。
　
私は今は東京住ですが、長野出身です。
予約の取れない温泉「岩野湯」には2回泊まったことがあります。文字通り岩のお風呂にお風呂着?みたいなの着て入ります。男女混合です。　
まだまだ色々知りたいです。
よろしくお願いします。

スレ主様は長野県ご出身でしたか。
私どもは松本から行きましたが
白骨温泉と中房温泉もかなりの秘湯ですよね?
宿の素朴さと星空も素晴らしい思い出です。

お言葉に甘えて、もう一か所、秘湯をご紹介させてください。
ここも訪れたのは随分と前です。
一応webサイトをざっと見て、基本的には正しい情報にしました。
思い出に浸っていたら長くなってしまいました。

奥鬼怒温泉郷です。

ここもものすごい秘境でかつては徒歩でしか行けなかったのですが、スーパー林道が開通し、宿までの車の送迎も可能になりました。マイカーでは入れませんが、三斗小屋に比較すると相当にマイルドです。

奥鬼怒温泉郷には４つの一軒宿があり、標高の低いほうから、
八丁の湯
加仁湯
日光沢温泉
手白沢温泉
となります。

アクセスは、鬼怒川駅からバスで１００分ほどで女夫淵（温泉跡）まで、女夫淵からは八丁の湯と加仁湯には予約制の送迎車があります。
宿泊者専用なので、日光沢温泉や手白沢温泉宿泊、あるいは日帰り入浴の場合は徒歩です。
徒歩だと１時間半くらいかかりますが、手白沢温泉の直前を除きアップダウンの非常にゆるやかで整備された遊歩道で、鬼怒川の源流沿いの気持ちの良い道です。

八丁の湯と加仁湯はけっこう大きな温泉宿で、露天風呂がいくつもあり（一部混浴、巻きタオル可）、温泉マニアには楽しめます。
ただ、秘境の割には普通の温泉旅館だな、という感想を持つかも知れません。

少し足を延ばすと、名瀑として有名な、ヒナタオソロシの滝、オロオソロシの滝を見ることができます。
たぶん落差は１００ｍ以上でしょうか。山間に一筋の滝です。滝壺には降りようと思えば降りられるらしいですが、獣道のような急斜面で危険とのことでした。

ここまで来たら、ぜひ、鬼怒沼へ。これは本州で最高高度と言われる２０００ｍに位置する湿原で、広大な湿原に大小の沼（池塘といいます）が点在します。
加仁湯から標高差７００ｍを登らなくてはならず、たぶん、一日がかりです。登山道は整備されているものの結構の急登の本格登山です。加仁湯から往復６時間くらい（鬼怒沼散策時間含む）
尾瀬ヶ原を縮小したような景観ですが人が非常に少なく周囲の山々を一望でき一度は行く価値があります。

登山好きの方であれば、奥鬼怒温泉からいくつかのピークを越えて奥日光の金精峠から湯ノ湖に降りる縦走路が面白いです。
根無草山とか温泉が岳とか聞いたこともないようなピークを超えてききますが、標高は２３００ｍ以上あり、標高差１０００ｍ、湯ノ湖まで８時間くらいかかるものすごいルートでした。
途中滑落しそうなガレ場を何か所か通り、倒木も多く、ルートの標識も少なく、少し山慣れた人のガイドがないときびしいかも知れません。

堺雅人さんと新垣結衣さんが主演した「リーガルハイ」に、奥蟹頭（おくかにこべ）村の自然保護の回があります。蟹頭から一時間以上かかり徒歩でないといけなくて、、、、という解説から、鬼怒川温泉と奥鬼怒がモデルかな、と思っていました。
(ロケ地はここではありません)