マルチリンガルを目指せる女子校
学校生活甘くないですよ
先月無事卒業した者の親です。
おかげさまで世間で一流と言われる大学に進学することができました。
で卒業した生徒は全部で140名。
事情はいろいろあると思いますが、20名の生徒さんが途中で退学されたということになります。退学が不幸と言うつもりはありませんが、お子さんの性格と学校の方向性を親御さんが入学前に見極めることができていれば、こうしたミスマッチをもっと減らせただろうと思います。
相模原中等は確かに楽しい学校です。
文化祭でも体育祭でも多くのイベントはほとんど生徒が主体ですから、自由度が極めて高い。様々なことに挑戦したい子ども達が魅了されるのは当然のことと思います。
でも学校が求めている生徒とは「やりたいこと」と「やらなければいけないこと」を両立できる人材です。
文化祭や体育祭があろうとも授業の課題提出期限は容赦ありません。そこをどう乗り切るかは、生徒個々の能力だったり要領の良さに帰結するかと思いますが、相模原中等に子どもを進学させたいと願う親御さんには、自分の子どもがそれをできるのか考えてほしいと思います。
例えばうちの子どもの場合、文化祭や体育祭の打ち合わせは夜12時からZOOMで3時間とかザラでした。なぜ開始時間がそんなに遅くなるかと言うと、メンバーそれぞれが課題や自分の勉強を終えてからの打ち合わせになるからです。
それでも朝になれば自分で起きて、嬉々として学校に行ってたのです。
人の性格はそれぞれ違います。うちの子どもが素晴らしいなどと言うつもりは毛頭ありません。実際、うちのもう1人の子どもはのんびりマイペースで中等には全く不向きな性格なので別の学校に進学しましたが、それでよかったと思っています。
相模原中等は高い進学実績を誇る公立中高一貫校として人気がありますが、世間でも言われる通り卓越した授業が展開されているわけではありません。中等に入学したら勝手に成績が伸びる、なんてこともありません。だから結局のところ高校生になったら塾へ通う必要があります。
それでもうちの子どもがこの学校で6年間生活できたのは良かったと思えるのは、「やりたいこと」と「やらなければいけないこと」を両立する舞台が常に用意され鍛えられ続けたことにあります。
あなたのお子さんはどんなお子さんですか。中等みたいな学校で揉まれても大丈夫そうですか。入試前にじっくり考えてもらえたら幸いです。