マルチリンガルを目指せる女子校
指定校推薦の枠が少ない理由
森村学園の受験を検討してるものですが、早稲田大、慶応大、上智大、東京理科大といった難関大への指定校推薦の枠が少ないのが気になってます。
森村学園(1学年の生徒数164人)の指定校推薦:
慶應大学1、早稲田大学2、東京理科大学3、上智大1
例えば四谷大塚のホームページに記載されてる最新の森村学園の偏差値との比較で、、
偏差値が同じ普連土学園(1学年の生徒数114人)(生徒数はだいぶ少ない):
慶應大学5、早稲田大学2、東京理科大学6、上智大0?(書かれてない)
偏差値が同じ横浜共立学園(1学年の生徒数173人):
慶應大学7、早稲田大学7、東京理科大学0?(書かれてない)、上智大0?(書かれてない)
偏差値が1ポイントのみ上回っている田園調布学園(1学年の生徒数195人):
慶應大学4、早稲田大学2、東京理科大学19、上智大0?(書かれてない)
難関大学への指定校推薦の枠が少ない理由は何でしょう? 神奈川県の中でも東京から離れた位置にある学校のため、本部が東京にある大学からの指定校推薦がもらえないから?森村学園は指定校推薦を使わずに受験することを推奨してるから?難関大からの指定校推薦の枠を獲得する営業努力が足りてないから?
難関大学への指定校推薦の枠が少ない理由は何でしょう?
…単純に「一般受験の合格者・進学者が少ない」からです。
そもそも指定校推薦は、一般受験の合格状況を基本に大学側が高校側に与える(打診する)制度です。大学側は指定校推薦そのものだけで枠をどこに与えるか考えるのではありません。厳密には、一般受験で多くの合格者を出していて、(国立大やより上位の私立大に合格・進学したので)辞退者が多い高校に与えられます。ただ、枠を与えながら数年使われないと剥奪され他の高校に与えられます。指定校推薦は「確実に合格できる代わりにワンランク上の大学に行かないで私たちの学校に来てね」という大学側の理由で付与するものであり、基本その大学のワンランク上の大学に多数の合格者を出していない学校は見向きもされませんし、合格者がほとんどいないところは選択肢にも入りません。またその私立大学に多数の合格者がいるところも与えられることもあります。
早慶の指定校が与えられるところは東大などの難関国公立大の合格者が多数いるところに限られます。そこで、東大志望の人を夏過ぎに確実に早慶に合格できる指定校推薦与えるという形です。もっとも現実は、早慶に確実に合格しそうな生徒に早慶の枠を与えることはほぼなく、早慶がギリギリは難しそうな生徒に早慶の指定校の枠を与え合格者数を増やそうと高校は画策しますが…。
そういう意味では、森村学園は東大などの国公立大の合格者数がほぼ0なので大学側からすれば、指定校を与えるメリットはありません。0になるなどの減少はあっても増加はないでしょう。
早い話、高校の営業で獲得するような代物ではなく、あくまで一般受験の合格実績が勝負です。
ちなみに、森村の2024年の現役進学者数は早慶ともに8名ずつですが、普連土は11・16(浪人1名が含まれている可能性あり、2023年)です。慶應に関しては2倍の差があります。指定校推薦の数が違うのは当然です。
そもそも中学入試の偏差値というのは、その偏差値算定の基準の模試とその学校の試験内容の乖離、同日他学校の存在などで大きく左右されるものです。偏差値が似ているからといって大学受験の合格実績が似ているわけではありません。もっとも、森村をはじめ、今回名前の出ている学校のレベルとしては早慶に合格できたら大成功な学校なわけで、その学校で指定校で早慶に進学しようとする方が無理があります。もちろん立地で集める生徒・家庭の特性に偏りは生まれますが、そこまで大きな要因ではありません。
受験の本質さんのおっしゃる通りなのと、指定校推薦はこれまでの実績によるので今の偏差値は関係がありません。
例えば、横浜共立は6年ほど前は偏差値が1日目57、3日目63で、森村は3日とも51と偏差値が10前後違ったのです。(もっと前は横共67、68の頃もありました)
また、2023年の実際の進学者数を見てみると森村と横共では大分差があります。
森村 慶応5早稲田4
横共 慶応21早稲田22
この実績からすると、森村はかなり枠が多い方だと思いますよ。
まあ今同じ偏差値になったということは、6年後同じくらいになっている可能性はありますね。
上記の方々の補足ですが、偏差値とは関係なく昔からキリスト教絡みでの推薦枠もあります。上智はカトリック推薦という制度もあり、カトリックの学校からたくさんの生徒さんが進学されます。
森村は無宗教ですが、スレ主様が挙げられている学校はどちらもキリスト教の学校ですので、その点も考慮された方が良いかと思います。