以前の塾の件でもレスさせていただきました。
その後も芝浦を目指されてるようでうれしく思います。
いよいよ志望校絞り込みでしょうか。
こちらも学校の様子がだいぶわかってきましたので参考になれば幸いです。

授業参観程度ですが授業の様子をお伝えします。
普通に中学校なので一斉指導がメインですし、教えるべき内容を小気味よく進めている感じです。
理工系をうたっていますが、文系教科も普通にやりますし、そもそも義務教育ですから学ばなければならない授業時数・授業内容もあります。
特別に実験ばっかりではありません。
理科室の頻度は正確にはわかりませんが、年に数回ということはありません。
理科は理科Ⅰと理科Ⅱという２科目で分かれますが、それぞれ月に１回くらい（合計月に２回くらい）の頻度かなという感じです。
教科書で実験をやるとなっているところは実験をやる、そんな感じです。
説明会やパンフレットにあること以上のこともなく、それ以下でもないです。
あとは、技術家庭でExcelの特訓があったり、WEBCADで住宅の設計を体験してみたり、理工系に興味のある生徒たちの興味をうまくくすぐる授業もあってなるほど、と思うところもありますね。
強いて言えば「道徳」の授業はあってもよかったかなという気はします。
SDやSHIBAURA探究、ランゲージアワーなどなど、パンフレット等で紹介している内容もありますが、今回の質問の趣旨とは離れますので、また機会がありましたら様子はお伝えします。

全ての教科の共通した印象としては、授業はすべてスライドを使っており、板書の時間はかなり短縮されています。
また全生徒にsurfaceが支給（購入）されるので、そのスライド提示や課題も手元のPCで行われます。それによって授業はかなりスピーディに進んでいます。
生徒も入試で選抜されているので、容赦ない進行です。
小学校では理解の遅い児童に合わせて進む授業（特に算数）に不満を言っていましたが、芝浦に入ってからはそんなことはなくなりました。
授業は普通に一斉指導スタイルではありますが、生徒同士の話し合いや発表の場などが多くよく工夫されている印象です。

普通に中学校なので普通に勉強はします（笑）

最近子供の様子見て感じるのは、入学前は施設や授業レベル、理工系育成などを学校の特徴としてカリキュラムに目がいきがちですが、入ってみるとそんなことよりも「理工系が好きな子供たちが集まっている」ことがこの学校の最大の魅力なんじゃないかという気がします。

子供同士の会話やLINEなどを見ると、プログラミングの話で盛り上がっていたり、素数は美しいだとか、難しい数学の問題を一緒になって解いて喜びを共有していたりとか、なんだか親にはわからないようなことで熱くなっているのが楽しそうです。ゲームで盛り上がっていることも多いですけどね。

一見、一般的な中学校に通っていたら、理解してもらえないことも多かっただろうなという点で共感してくれる仲間がたくさんいる、そんな感じです。
ある意味、志向が明らかに偏りますので世界は狭まる感じはあると思いますが、それを求めるのであればいい仲間がみつかると思います。

「附属校であるから」ということは中学校の段階ではあまり関係なさそうな感じがします。
高校入試がないから、中学時代の今は好きなことを満喫しているという点はあるかなとは思います。
「大学進学については高校に進学したら考える」みたいなことを言ってました。
大学の先生の授業が聞けたり、大学のキャンパスでのお楽しみ授業があったりと芝浦工大が身近に感じることはあるようですが、芝浦工大に内部進学するという意識はまだなさそうです。
逆に「（芝浦に）洗脳されないように、いろいろ見ておきたい」みたいな防御反応もありますね（笑）
親としては、行きたい大学は本人が決めればいいと思うところですが、楽だから芝浦工大に行こうという甘い認識で内部進学を決めるのは許さないつもりです。
いまのところ周囲のお子さんや保護者の方もそんな感じに見えます。

はやぶさ様
その節は大変お世話になった上に、今回もお返事をいただき、誠に有難うございます…！！
こちらの確認が遅くなり、大変申し訳ございませんでした。
学校や息子様の状況をたくさん教えていただき、ほんと参考にのります…

授業の様子がよく分かりました。
座学ではあるけど、適宜色々ザ・理系の内容も挟んでくれているんですね。
安心しました。
欲を言えば、実験室をもっと使ってほしいな…なんて思ってますが、基本一般課程の中学校なので、そこは了承の上というところですね。

ただ、読んでると別の不安が出てきて笑、うちの子、理解度にムラがある子なので、授業ついていけるかな…と。
遅れている子に対しては、補講等はあるのでしょうか？
あと、適宜、発表やグループワーク的なものも入ってるとのことですが、頻度としては、学期毎に1度くらいのペースでしょうか？
差し支えなけば、お時間に余裕がある折に教えていただけますと幸いです。

そして、理系好きな仲間が揃っているというところが、最大の魅力なんですね！今友達がほとんどいないので、それはとても望むところです。
ただ、はやふやささんの息子さんたちのような内容に、うちの子ついていけるかな…^^;
未だにレゴとトランスフォーマーとかシンカリオンとか、未就学児向けのものが好きなんですよね…
なんか、うちにはちょっと背伸びな学校なのかな…とも思いました。

でも、他の学校と比較すれば、息子と趣味が近いお子様がいらっしゃる確率は高いはず…と思います。
芝浦工大付属のような理系の学校で、もうちょっと偏差値が低い学校があると、うちの息子にはちょうど良かったのかな…
でも、色々見ても代わりになるような学校は見つけられていないので、やはり日々、勉学に勤しむのみ。の結論に達してます。笑

大学進学に関しても、コメントいただきありがとうございます。
在学中は好きなことに打ち込んで欲しいですが、最後の選択肢は広く持てるように、意識はして欲しいですよね。

なお、今はサピックスとは別に、週1の家庭教師もプラスしました。効果はまだ目に見えては分かりませんが、サピも5年の夏が勝負だ的なことを言っているので、この夏は親も本気で勉強を進めたいと思います。

もし差し支えなければ、お手隙な折に、SHIBAURADAYや大学のお楽しみ授業の様子など、また聞かせていただけると有難いです！！
本当に、入学できたらリアルに御礼お伝えしたいです。
がんばります。

すみません。
上記に変な返事が入っちゃいました。
いま削除要請をしているので気になさらないでください。

>遅れている子に対しては、補講等はあるのでしょうか？
中間・期末テストで規定以下の点数だった場合は補習があるようです。
芝浦は（他の私立中も概ねそうだと思いますが）、土曜日も授業があり授業時数が確保されているためか、期末試験のあとなどは結構休講日があります。
その期間を使った補習があるようです。
内容はわかりませんが、補習に呼び出されないようにがんばるのもひとつのモチベーションのようです。
また、夏休みには先生たちのオリジナルの夏期講習があります。
これの参加は任意です。
それぞれの先生たちがテーマを決めて授業をやってくれるのですが、１学期の復習のようなものもありますし、授業では扱わないような面白い実験とか数学の定理を読み解くとか、そんなのもあって面白そうです。
まあ、うちの子は「せっかくの夏休みなのに学校なんかいかないよ」って言ってますけどね。「せっかく芝浦に入ったんだから行けばいいのに」と親は思うわけですが。

>発表やグループワーク的なものも入ってるとのことですが
これが芝浦の売りの「SHIBAURA探究」ですね。
詳しくはホームページに記載されているとおりですが、学校が理想としている姿と、実際の様子はまだ少し乖離しているのかなという気はします。
ちょうど、昨日授業参観を兼ねた発表会（中間発表？）がありましたが、もうひとがんばりほしいな、という感じです。
年度末にもう一回（最終発表？）あると思います。
学校全体がそれぞれのブースみたいになって、発表し合う展覧会のような雰囲気です。
親が見られるのはこの２回ではないかと思いますが、それに向けた準備などは週時程の中で行われているのだと思います。
３～５人くらいでグループを作り、パソコンを使ってスライドを作り、現状と課題→改善策、みたいなフォーマットで５分くらいで発表し質疑応答を受けるという感じです。

>未だにレゴとトランスフォーマーとかシンカリオンとか
いいじゃないですか、レゴ！
うちもレゴでロボット作ってプログラムを書いていますよ。
８月には大会もありますから、よかったら遊びに来てください。

>色々見ても代わりになるような学校は見つけられていない
我が家も結局これでした。
中学時代から気の合う友達が作れたらいいな、というのであれば芝浦はおすすめです。
でも、うちもいわゆる熱望組でしたが、教育課程・教育内容だけを見れば、そんなに芝浦にこだわることもなかったかなという気もします。
高校も普通科ですから、本当に好きなら中学までは公立に通い、高校から高専とか東工大附属とかでより専門的に学ぶ道もあるだろうと思います。

>日々、勉学に勤しむのみ。の結論
熱望組はある意味、芝浦への目的意識が高いのだと思います。
最後はそれが原動力になったかなという気はします。

芝浦熱望組の中には、きっと「もうここしかうちの子が通える学校はない！」くらいの特別な指向のあるお子さんをお持ちの方も多いのかと思います。
そんな方に、うちの子の様子を交えた細かい情報をお伝えしたい気持ちもあるのですが、個人が特定されてしまいそうなので、もどかしいところです。

繰り返しになりますが、教育内容、施設設備、進路先だけではなく、この学校は「同じ指向の生徒が集まっている」ことが最大の魅力だと私は思います。
登下校時に学校の周辺に行って、登下校中の生徒の様子を見られるといいと思います。生徒の素の様子がわかります。
その指向に合うなら、本当に頑張って入学してほしいと思います。
応援しています！

大学でのお楽しみ授業は、年に1回芝浦工業大学へ出向き（最寄りの駅が同じ）、理工系の生徒たちが興味をもちそうな面白い取組をやっているようです。
パンフレット等にもありますが、去年はパスタを使って如何に強度の高い橋を作るとか、今年はキットになっているロボットを作って、みんなで競技をやる、そんな感じです。（そのキットは一般向けにも販売されているようです）
どちらも、それなりに工夫が必要だったりして、ものづくり好きな子たちへの興味をうまく引き出していると思います。
実技に入る前に大学の先生からの講義があったりして、なかなかアカデミックな雰囲気がありそうです。
こうやって芝浦工業大学との連携を進めて、生徒たちも大学への親近感がわいてくるのだと思います。

附属なので、もちろん将来的に内部進学を推進していこうとしているところもあるのでしょう。
でも、「大学」というところでより理工系の深い話を聞いて実技をしてくるという経験ができるのはいい機会だと感じています。
自分が中学生だったころ、大学なんて遠い存在でしたし、なにを専門的に学んでいくかなんて考えもしていなかったような気がします。
そう考えると、中学生の段階から「大学」で「面白そうだなと思うことに出会える」というのはすごいなーと思っています。
息子は「２足歩行ロボの開発をしている先生だった－」とか「講義の中で僕の好きなボストンダイナミックスの話も出てきたー」と言って喜んで帰ってきました。
他に過去には授業参観でちらっと高校生の授業を見ましたが、大学の先生が学校に来て建築の授業をやっていたりもしていましたね。
大学の先生が附属中高に来られることもあるようです。

これを機会に、近隣の工業系の大学のオープンキャンパスなんかに連れて行ってみようかなーとか思ったりしています。

説明会では「芝浦は進学校ではない」とはっきり言っていました。
でも、なんとなく中学から入ってきた生徒は芝浦よりもっと上を目指してほしい、というような雰囲気も感じなくもありません。
高入生はほとんど芝浦に内部進学を目指すようですが、中入生は内部進学だけというのでもなさそうです。

追記です。

上記のように、この学校の特徴を述べていくと、特徴的なことをやっているので、そういう理工系のことばっかりやっているような雰囲気になっていきますが、普通に中学校、高等学校ですので、当たり前ですが基本的に普通に中学校と思っていてください。

最後にまとめます・・・。
基本的に普通に私立中学校です。工業科でも理数科でもありません。
同じ指向、同じくらいの学力の生徒たちが集まっています。
授業は文系や実技科目でも理工系の子たちが好きそうな話題に触れることもあります。
附属なので大学との連携がたまにあります。

一言でいうとそんな感じです。
説明会やパンフレット等では特徴的なところを取り上げるので、そっちばっかりやっているような感じに思いますが、そんなことはありません。
当たり前ですが、普通に中学校です。

その点、芝浦は「ちょっと宣伝がうまいな」と入学後は思いましたね。
ま、でもその宣伝にのって、同じ指向の生徒が集まっているんだから、それでいいかなと思いますよ。

いろいろ長くなりました。すみません。

はやぶさ様

今回も返信が大変遅くなりまして、大変申し訳ございませんでした…。途中まで書いて、最後まで書ききれずそのうち書いたものが消えてしまうを何度かやっていました…。大変失礼を致しました。

夏休みも補講や特別講座みたいなものがあるのは嬉しいですね！
学校の授業を楽しみにして欲しいのですが、あくまでも普通科であって、そりゃ夏休みまで学校行きたくないよってなりそうですよね…
授業が楽しい！って思える学校が希望なのですが、はやぶさ様の所感のように、同じような仲間に出会えるということが最大のメリットであって、授業というよりはその環境が芝浦が他よりも秀でているポイントなんだろうなと思います。

あとやはり、大学連携は大きいですね。中学生のうちに高度な技術に触れられたり、大学受験用の勉強に多くの時間を割かなくても、学校の授業をちゃんとこなしていれば芝浦工大には入れるというのは、親としてはかなりの安心材料ではあります。
でも、皆さんもっと上を目指していらっしゃるんですね。芝浦と同じくらいのサピ偏差値で、一般的に進学校と呼ばれている学校もあるので、確かにそういう意識が元々あるご家庭が多いのかなと思います。

最終的に…、まだとても悩ましいです。
今年も受験生向けのイベントにはマメに足を運んで、再度見極めてきたいと思います。
ただ、そもそも学力がまだ足りていないので(涙笑)、その点で芝浦が外れる可能性も無きにしも非ずですが、やはり親子で行きたいと思う結論に達するならば、準備をするのみですね。

ほんとうにたくさんの情報、有難うございました。
すごく詳しく教えていただいて、在学中の様子がかなり想像出来ました。こういうことは、説明会や文化祭を見るだけでは全く知り得ないことなので、本当に助かりました。
改めて御礼申し上げます。有難うございました。いつかリアルに御礼を伝えられる機会に巡り会えますこと、切に願います…！