教員の方々の雰囲気｜掲示板スレッド

　コメント、興味深く読ませていただきました。
　小学校の担任の先生からの勧めで受検とは驚きました。しかも的確なアドバイスですね。
　東大附属はその名の通り東大の１機関で、アカデミックな雰囲気は感じられますよね。東大の2020年度統合報告書にも「日本屈指の中等教育研究の空間」として大きく紹介されています（https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/public-relations/IRIR.html　p56~57)。
　校内のアカデミズムに留まるばかりでなく、校外にも頻繁に出掛けています。宿泊行事の多さに加え、2021年度の課題別学習も北海道、宮城、京都へ出掛けるクラスも。
「日本の大学受験の変化」、おっしゃる通り、思考型の問題が増えたり、推薦入試の定員が増える傾向にあります。
　指導要領の改訂により、高校の「総合的な学習の時間」が今年度から「総合的な探究の時間」に変わりました。この傾向に合わせるため卒業研究（論文）を導入する高校も増えているようですが、東大附属では論文もグループ討論も数十年前から普通に取り組んでいる話です。「時代がやっとついてきた」感はありますね。
　コロナ対応も、オンラインを導入しつつ、どちらかといえば対面を重視していました。コミュニティは、普段の対面での授業やグループ討論、卒研、行事、部活動を通して大きく育まれます。コロナ禍での対面の実行は大変だったことと思いますが、先生方には感謝していますし、それがこの学校の良さだとコロナで改めて実感しています。
　たわわママの子さんの留学先でのご無事と今後のご活躍をお祈り申し上げます。

先生方はとても良い印象です。文科省と東大とかなり綿密に連携をして、日本の中高一貫校のプロトタイプとしての学校運営を、学校一丸となって行っている印象でした。

特徴的なものは５つあります。

①中高の教員の働き方改革を日本の先陣をきってリード
②高大接続に向け大学入試改革をリード（大学入試全体が、東大附属が25年前から実践した流れになってきていると思います）
③探究学習の型作りをリード
④協働性をベースにした学習者中心の学びの、見守り指導をリード
⑤芸術表現活動の中高教育をリード

④については、運動系の部活動においても同様で、対外試合や公式試合を見に行くと一目瞭然で、他所の学校って先生が生徒を奮起させよう・勝つために効率的に生徒を動かそうと叱咤激励で試合前も試合中も、大声で怒鳴っているんです。

東大附属の見守り環境を当たり前に慣れてくると、公立でも私立の進学校でも、昭和時代の指導が、このご時世でもこんな形で残っているのかと驚きます。こういう学校って、学びの主役が先生のままのような。

学びの主役は、どんな場面でも生徒というのが今後の学校の潮流でしょう。学習者中心の学びを昔から実践しているという点において、国内最先端で本当に先進的な先生方で先駆的な学校だと思います。

「他所の学校って先生が生徒を奮起させよう・勝つために効率的に生徒を動かそうと叱咤激励で試合前も試合中も、大声で怒鳴っているんです」、うちでも「近所の公立中学校と合同で部活の練習した際、その公立中の先生が怒鳴りまくっていて怖くて驚いた」と聞いたことあります。
「見守り環境」おっしゃる通りですよね。典型的なのが体育祭の競技交代。公立中では音楽を鳴らしたり先生が掛け声で退出・入場を急かしたりしますが、東大附属ではそういう「急かし」がありません。最初は「ノンビリとしていて、次の競技はいつ始まるのかな…」ともどかしかったですが、このノンビリさも年ごとに慣れてきます（笑）
体育祭といえば、公立中でよく見かける集団演技（ソーラン節、ダンス、組体操とか）も行わなかったです。