英語の先生方のレベルについて｜掲示板スレッド

この学校の先生について、くわしいことは知りません。しかし、都立、難関私立高の英語の先生の実力は、生徒から聞いて知っています。そうした経験からいえば、高校の先生の平均的な英語力はたいしたことありません。それでも、大学は出ているので大学受験指導はできますので心配はいらないと思います。実用英語の能力がどれくらいか気にしていらっしゃるようですが、ＴＯＥＩＣのデータによると、高校英語教師の平均点は、７５０点前後です。高いときでも、８００点を切っていたのではないでしょうか。
この英語力は、そこそこ英語ができるが、ネイティブのレベルからすると、まったく足元にも及ばないというのが、私の評価です。せめて９００点はないと、プロの英語講師とはいえないだろうと思いますが、そのレベルをクリアしている高校の先生は何パーセントいるでしょうか。ほんの一握りだと思います。
ともあれ、９００点レベルの実力のある先生が教えるのと８００点レベルの先生が教える場合とで、違いがあるのかというと、中堅レベルの大学の受験指導では、それほど違いが出ないかもしれません。少しは違いを感じてくれないと困るのですが、偏差値５０前後の基礎レベルの生徒にはほとんど差がわからないと思います。その差がわかるのは、上位レベルの生徒です。難関私立高にはＴＯＥＩＣ９００点レベルの優秀な先生もいると思いますが、それでも生徒が、よりよい指導を求めて、大手予備校、定評のある塾に通うのは、やはり、学校よりレベルの高い講師がいて質の高い講義をしてくれるからです。東大、京大、早慶、国立医学部を本気で目指す目の肥えた生徒は、先生の実力を瞬時に見分けます。だから、予備校、いい塾に需要があるわけです。結論からいえば、英語に限らず、先生の実力は、その学校の入試の偏差値と相関関係があると思ってよいでしょう。そのようなデータは取りようがありませんし、したがってデータはありませんが、生徒が自分の学校の先生のこと、学校の先生の授業の不満を言うのを私は何度も聞いていますので、ほとんど私の仮説は当たっていると思います。結局、英語で高い実力が指導者に求められるのは、東大、京大、早慶上智、国立医学部、一部の旧設医大の入試指導をする人だけです。そのほかの場合は、８００点くらいの力があれば、だいじょうぶでしょう。家庭教師のＰＲ広告をときどき覗くことがありますが、ＴＯＥＩＣ７５０点なのに、国立医学部、早慶受験指導可能と書いているのを見ると、笑ってしまいます。その先生に満足するような生徒であれば、これはそういう大学にほとんど合格の見込みがない生徒だなと思います。レベルの高い生徒ほど、先生のレベルも高いものが要求されるということなのですね。
最後に、留学、海外滞在経験についてですが、これらの経験があるからといって、大学受験指導が上手だとは限りません。私の予備校での教え子に大卒後、アメリカに1年行っていた子がいますが、ＴＯＥＩＣ９００点は程遠い英語力です。それでも、昨年、東京都の教員試験に受かり、都立高の英語教師をしています。その子に聞くと、都立高でも一部の有力進学校には、力のある先生を配置するのだそうです。自分もそうなりたいと言っていました。なお、私の英語力は、英検1級、ＴＯＥＩＣ９９０点満点です。ご参考までに。

投稿主のかりんです。

ご質問の件　様
早速、詳細な英語教師の現状をお知らせ下さり、有難うございます。
専門の方からの情報が頂けて感激です。
確かに、予備校の需要を考えると、お知らせ頂いた内容に納得がいきます。
娘が英語嫌いにならないと良いなと思い、質問してみましたが、どのような先生に受け持って頂けるかは
運次第ですね。
どうもありがとうございました。

かりん様

３年前にこの学校を卒業した者です。
英語担当の教師の学歴は、東大・上智(英)・青学・早稲田などの卒業の方が主でした。
TOEICのスコアまではわかりませんが、留学経験がある方が多かったです。

大学受験指導についてですが、私が高校１年になってから勉強環境が変わりました。
現在も変わりつつありますが、私の時は「特進クラス」ができたり、熱心な英語担当の教師が予備校と同じ質の特別授業を放課後に行って下さったり。

１部やる気がない教師もいますが、大半の教師が上記のように熱心に教えて下さるのは本当です。

３年前の情報で申し訳ないのですが、少しでもお役に立てれば光栄です。

お嬢様の受験が上手くいきますよう願っています。