医者の独り言　３０年後の君に｜掲示板スレッド

小生しがない４０ぐらいの勤務医です
子ども３人男の子がおります
最近、妻に、「もっと働け、もっと働け」と言われます
教育費にお金がかかるそうです
それは自分でもわかっていますし、子どもは私の宝です
でも、でも、です、限界ってものがあります
朝８時から夜平均２０時まで週６勤務、当直も週１あります
当直は、眠れて３時間です
毎日、自分の命が削れている音がします
それでも妻から「日曜もバイトしなさい」とか、
「寝当直でいいからもう一回ぐらいしなさい」とか言われます
私が「もう無理だ」というと、妻は「無理じゃない」と言います
私が「もう限界だ」というと、妻は「限界じゃない」と言います
私が「このままだとうつになる」というと、妻は「ならないから平気、平気」と言います
私が「死ぬかもしれない」というと、妻は「死なないから平気、平気」と言います
私が少しでも子どもと談笑していると、妻は「ほら、まだ余裕あるじゃない」と意地悪そうに言います
私が苦しんでいるのを楽しんでいるかのようです


職場でも辛い状況です
看護師から
「〇〇先生がオーダー出し忘れているから代わりに出しといて」とか
「点滴入んないから入れといて」とか雑用を言いつけられます
私が「なんで自分の担当以外の患者の・・」と言い訳を言うと、
「頼られているうちが花よ」とか適当なこと言われてこき使われます
「自分より若い奴に頼まないで、なんでベテランの俺に？」と言いたいのですが言えません
飲み会では、看護師に「先生は高給取りなんだから」と
１次会で１万、２次会で１万、お別れ時に「１万頂戴」と、お金をむしり取られます
私がため息をつくと、
「先生がため息ついちゃダメでしょ」と意地悪そうに言われます
私が苦しんでいるのを楽しんでいるかのようです

私は小学校４年から四谷大塚に通い、某男子校に行きました
真面目にコツコツと勉強しました、遊びたい気持ちをぐっとこらえて勉強しました
母親には「努力していれば必ずいいことがあるよ」と教えられていました
１浪をへて地方の医学部にいきました
東大に行った高校の同級生には「医学部はモテるからいいな」と言われました
実際、医学部に行くと、貧乏学生など相手にする女性などいなく、
貧乏くさい男で寄り添って、勉強、東医体、家庭教師バイト、マージャンに明け暮れました
先輩には「医者になればモテモテだぞ」といわれ、かすかな希望を見出しました
実際、医者になってすぐ、今の妻と知り合いました
知り合って１ヵ月後には、親に紹介され、いつのまにか結婚することになっていました
同級生で一番早く結婚したので、「やっぱ医者はモテモテだな」と結婚式でからかわれました
毎年、同級生仲間で集まるたび、私が痩せこけているのをみて、
同級生は「お前は苦労人だな」と意地悪そうに言います
私が苦しんでいるのを楽しんでいるかのようです


私は、成功者なのでしょうか？
私は、幸せなのでしょうか？
このまま、がんばっていればいつかはいいことがあるのでしょうか？
私は、苦しいと感じているつもりですが、実際は苦しくないのでしょうか？
私は、生きていきたいと思っていますが、生きていけるのでしょうか？
何歳まで、今のような生活を続けなくてはならないのでしょうか？
年を取るたび、辛さが増しているような気がしますが、気のせいでしょうか？
そのうち、辛さに慣れるのでしょうか？
そうなら、早くこの辛さに慣れるのを希望に生きていきたいと思います