最終更新:

22
Comment

【1953325】大学

投稿者: 疲れました   (ID:9YtFlf2ereo) 投稿日時:2010年 12月 16日 06:04

中高一貫の進学校に通う高校生息子の母です。
バンド活動にはまり、大学進学はしないと言い出しました。
もうやりたいことは決まってるのに、それでも大学に行く意味を教えてくれ、と。
で、恥ずかしながら答えきれていません。
「世界が拡がる、選択肢も増える」とは日頃言っていますが…
ウワ〜っと言われるとオロオロしてしまいます。
大学にいく意味、皆様はどう話しておられますか?
(「だったら行かなくていい」ということは考えていませんので、それ以外の方向で…)。
呆れられるような質問でお恥ずかしいのですが、お願いします。

返信する

管理者通知をする

マイブックマーク

「大学受験 Q&Aに戻る」

現在のページ: 3 / 3

  1. 【1954310】 投稿者: 疲れました  (ID:9YtFlf2ereo) 投稿日時:2010年 12月 17日 00:37

    皆さま、ありがとうございます。

    やはり小学校から塾通いをして中学受験をしたのに…高い学費も払って…
    という親の身勝手な思いがあるのだと思います。
    あと、本人が「成績が良ければ、普通の進路を考えたと思う」と言うのが引っ掛かります。
    この6年間充実した生活を送り、考えた末の結論なら話は別なのですが…

    居場所を学校外に求め、大人の中に入りバンドの手伝いをして、少しチヤホヤされたのだと思います。
    あの中にいればラクチンでしょう。
    正確な判断が出来ているとも思えず、普段の生活態度からも息子の決断を信頼することが出来ません。
    親として情けない限りです。

  2. 【1954414】 投稿者: 一緒に  (ID:qwYs6jbmaw.) 投稿日時:2010年 12月 17日 08:22

    リペアの仕事をされている方を一緒にインタビューに行ってみるのはどうですか?
    いくらくらいの収入を得ていて、それなりの活動が出来るまでに、どのくらいの修行期間があって とか、

    それで、本当に生活が成り立つのか?を、一緒に考えてみるのはどうでしょうか?
    当然自活前提です。自宅から通うなんていうのは、無しです。

    大学は、後でも行けます。私の友達は、25歳とかになってから、大学へ通いました。
    本人が今、其の考えに固執しているのであれば、まずはちゃんと調べよう というスタンスで向き合った方がいいように思います。

    リペアには、相当な耳が必要なのではないでしょうか?(音を聞き分ける技術)
    専門学校に行って、どのくらいの人がどういう就職先についているのかも、聞いてみられるといいのではないでしょうか?

  3. 【1955460】 投稿者: 疲れました  (ID:9YtFlf2ereo) 投稿日時:2010年 12月 18日 06:18

    たくさんお叱りを受けると思っていましたのに
    未熟な苦しい親の胸の内を聞いてくださってありがとうございます。
    私はこれを息子にしてやっていたのか。

    たくさん話をし聞いたつもりになっていたけれども、リペア職人の世界のことを知ろうともしませんでした。

    一緒に調べる…
    なかなかできませんでした。
    調べてそっちに転んだらどうしようという思いもあり、シャットアウトしていたのかもしれません。
    またリペア職人がいない地方在住なので、遠い世界のように感じていました。

    耳が関係ある仕事なのですね。
    書いて下さっているのを読んで、息子の特性を生かした仕事なのかもしれないという気もしてきました。(耳がいい、というのは息子の自己申告ですけど)
    音楽といってもクラシックではない、演奏でもない、とばかり思っていましたが、少し受け入れる気持ちも出てきました。
    とはいえ、今までの子育ての道程を考えると、大学進学しないのは残念な気持ちもあります。勉強をやめているわけではないので、話し合いをして行きたいと思っています。

  4. 【1955472】 投稿者: 実は  (ID:vmb.jpnJB6k) 投稿日時:2010年 12月 18日 07:08

    以前もスレを立てていらっしゃいましたよね。
    確かその時には、
    今の実力で入学出来る大学ならどこでも良いと息子さんがおっしゃっておられるとお悩みで…。
    その後、息子さんは大学にも行かないと言い出したということなのですね。

    ここはもう、息子さんの好きな道にいったん進ませたらどうでしょう。

    思い切ってリペアの専門学校に行かせてみるのもいいですが、
    私は、東京の御茶の水あたりの楽器店にアルバイトさせてみるのもいいと思いますよ。
    ギターを扱うお店が沢山ありますから。
    といっても、今の不況だと簡単にアルバイトが出来るかどうかもわかりませんが…。

    とにかく、今の息子さんは夢を見ているだけの部分が大きいと思うので、
    現実の厳しい世界を知らせるのが本人にとって一番良いのではと思います。
    中途半端に音大に行かせて、いつまでも夢を見させるより、
    「自分が思っていたような世界じゃなかった。音楽で食べて行くなんて無理だ。」
    とショックを与えた方が本人の中で結論は早く出るかもしれませんよ。

    実は私は、恥ずかしい話ですが、
    プロのミュージシャンを目指す方とお付き合いをしていた時期がありまして、
    そちらの世界には少し詳しいのです。
    本当に音楽で食べて行くなんて、宝くじに当たるよりも難しい世界ですよ。
    プロになる手前でレコード会社から契約を解除された例も知っていますし、
    仲間とデビューする筈が、デビュー寸前になって自分だけが外された例も知っています。
    結局、御茶の水あたりの楽器店のアルバイトで終わって、夢破れて田舎に帰った人も何人も知っています。
    一度デビューはしたけれども売れず借金だけが残った人もいました。
    私が知っている一番成功した例でも、楽器の教本を書くライターになった人がいるだけ…。
    その人は今も楽器の教本を書いて何とか食べているみたいです。
    その他では、楽器店でアルバイトをしてそのまま社員になった人がいますが、
    大好きなギターに囲まれた仕事で、もしかしたらその人が一番成功した例かもしれません。

    申し訳ないけど、所詮はそういう世界なんです。
    日本中の若者が夢を見て上京するけれど、成功なんてほとんどしません。
    よほど才能が無ければ…。

    そういう現実を見させるのも息子さんの為になると思います。
    なんだ、憧れるようなたいした世界じゃないな、と実感すると思いますよ。
    私がお付き合いをしていた人も、夢破れて田舎に帰り、今では普通のサラリーマンをしております…。

  5. 【1955648】 投稿者: 疲れました  (ID:9YtFlf2ereo) 投稿日時:2010年 12月 18日 11:35

    貴重な体験談を本当にありがとうございます。有り難いです。

    やはり厳しい世界なのですね。
    息子は、昔からお調子者で忍耐力ゼロ。
    努力しないといけないことから逃げ出して、周りの誰とも競合しない分野で世間一般の評価から逃れようとしていることは親にはわかります。
    リペアの仕事はたぶん資格は要らないので、(もちろん、腕のいい素晴らしい職人さんはいらっしゃると思いますが)
    「世の中こんなもの」と今までの自分を省みる機会もなく、好きなことだけして生きていくのかなあと、複雑な思いでした。
    それの何がいけないのかって言われると、言葉に詰まるのですけど…。
    厳しい世界なら、放り出す踏ん切りはつけやすいかな。
    なんか、支離滅裂ですね。
    とにかく、小さい頃から傾向としてあった刹那的で自己中心的な部分
    一緒に暮らしている間にたくさん伝えたいことはあったのですが
    …。
    子育てって難しいですね。
    皆様、本当にありがとうございました。

  6. 【1956090】 投稿者: チェリスト  (ID:kDg6.ZcVheY) 投稿日時:2010年 12月 18日 21:12

    もう〆られましたか?
    私、クラシック畑ですが楽器職人についてわかるだけのことお知らせしますね

    まず、管楽器の職人
    大学の工学部を出てYAMAHAに入れば大成功
    しかし、修理・調整専門のリペアマンは専門学校を出て楽器屋に就職する人が多い
    給料は最初は安いが、腕のいい人は独立してアトリエを構え、そこそこの暮らしができる
    プロの楽器の調整をまかされたりする人もいて、「神の手」と称される人もいる
    音大を出たけれど演奏で食っていけない人、一流大学を出てアマオケで演奏活動していたけれど音楽の魅力にとらわれ転職して入ってきた人など、いろいろな人生模様が見られる
    楽器の修理だけでなく販売も手がける人が多い

    弦楽器の職人 主にヴァイオリン職人
    専門学校を出てそれからあらためて職人に弟子入りする人が多いが、必ずしも学校を出る必要はなく未経験で弟子入りする人も多い。楽器が弾けないと困る かなり弾ける人が多い。
    イタリアに留学して有名な職人の下で修行した人も多い
    評価の高い人の楽器は1台数百万円で取り引きされる
    新作を作る仕事より修理が多い人もいる 始めは修理中心だが食っていけない

    ギター職人
    エレキギターの場合 専門学校を出て楽器店に勤めるパターンが多い
    この世界の大きな特徴としてお客さんの楽器の修理調整ですまないこと
    シンセサイザー等の電子楽器の修理や音響機器の修理、それからライブの音響、ミキシング、はては録音やCD製作などの仕事をする人が多い
    パーカッションの修理までやる人がいる
    つまり、バンドの関係全部を任されるくらいでないといけない
    楽器店で勤めながら必要に迫られてこれらの仕事を身につけていく
    普通、ギター修理だけでは食っていけないが、「神の手」だと製作と修理で生活できる
    大学で電子工学を専攻した「神の耳」をもつミキサーもいる

    どの職人の世界でも大事なことは、研究熱心なこと、教わり上手なこと、人並み以上の集中力があること、体力があること
    体力は大事、ライブの前日に楽器や音響機器のトラブルがあると徹夜 大量に修理が舞い込んでも徹夜
    対人スキルも大事。いわいる職人気質ではお客がついてこない。営業力も必要。仕事は人脈頼り
    学歴は無用な世界なのに大学を出た人が結構多い
    音楽に夢中になりすぎて普通の職業よりこちらを選んだりする
    学歴は無用でも頭脳と集中力はあったほうが絶対に良い
    大卒や大学中退(つまり入学はできた)の人が結構いるのは、頭脳・集中力・学習力が武器になってこの世界で生き残れたからともいえる。
    ちなみに、20代では食っていくのがやっと。楽器屋の安月給か無給の弟子生活が続く。このときに挫折する人が多い。


    さて、気になることが少し
    息子さんは本気でこの世界を目指しているのか、受験の苦しさから「逃げて」いるのか
    私の知っている職人は「敢えて」この世界に入ってきた人たちばかりです。
    一流大学を卒業して大企業や役所に勤めていた人 音大を卒業し改めて職人に弟子入りした人
    何かをやり遂げる力のある人たちばかりです
    だから修行時代の苦しさに負けず、実力を身につけ、地位(自分の工房を持ち口コミでお客がくる)を得ることができました
    専門学校を卒業する人は毎年何百人もいますが、ものになるのはひと握り つまり音大に入ってプロを目指すのと同じです
    「敢えて」苦しい修行の道を歩む決心はあるのでしょうか
    いったん挫折した場合どのような人生になるのか(一生派遣か安月給の現業職)覚悟はあるのでしょうか
    社会の実態を良くご存知のお父様と話し合うことが必要です
    大学で電子工学や音響を勉強すれば楽器製作所でエンジニアとして就職したり、音楽関係の仕事に就けます
    楽器を作るならこっちの方が王道です
    文系でも音楽関係の事務所や出版関係に就職できます
    音楽関係の職につくなら大学を出たほうが有利です
    「敢えて」職人になりたいのか、「逃げて」この世界に来るのか 人生の分かれ道です

    息子さんが職人を目指す場合、ひとつアドバンテージがある
    専門学校生は勉強が苦手な人が多い 
    でも先述したように、この世界は頭がいる
    一口に職人と言っても、左官、大工、配管等建築職人よりかなり頭がいる(差別的発想かもしれないが)

  7. 【1956260】 投稿者: 疲れました  (ID:9YtFlf2ereo) 投稿日時:2010年 12月 19日 00:21

    〆たつもりでしたが、聞きたかったことがドンピシャでたくさん書いてあって、感動!
    して出てきました。

    「クラシックではない裏方」の分野、情報は少ないし専門学校のHPにはいいことしか書いてありません。
    本当に詳しく教えていただき助かります。

    ご指摘のように、「動機」は不純なものが入っていると思います。息子が、それに気が付けばいいのですが、
    無意識(自己防衛?)に気持ちにフタをしているのか?
    私たちの指摘を認めようとしません。
    他にもいろいろ問題ある子で、信頼関係もしっかり築けておらず、もめている原因にもなっています。
    見ず知らずの私のために、たくさんの情報を書き込んで下さってありがとうございます。(直接お礼の気持ちをお伝えできないのが残念です)
    何度も読み返しています。息子にも読ませたいです。

学校を探す

条件を絞り込んで探す

種別

学校名で探す