マルチリンガルを目指せる女子校
お子さんのクラスにいじめがあったら?
現在中学生の娘がいます。
小学6年生の時、クラスが学級崩壊していました。
一部でなく多々いじめや先生への暴言等色々問題がありました。
卒業前最後の懇談会で全てを聞きました。
いじめをやめるように勇気を持って声を上げた子が標的にされたり
女子にありがちなグループから一人だけ仲間外れにしたり
娘からはクラスが荒れているという事は聞いていましたが・・
本当に驚く事実ばかりでした。
最終的に、何も解決しないまま卒業となりましたが
未だに、あの保護者会で保護者の方が言っていた
「直接的な被害者でも加害者でもなく、ただ見ていたお子さんも加害者です」という言葉が胸に引っかかっています。
うちの子は上記の様な傍観者=加害者でした。
しかし、親として何と娘に言ったら良かったのか分かりませんでした。
皆さんなら、我が子になんと話しますか?
娘はどうする事が正解でしたか?
いじめの標的になってでも、弱い子を守れと言えますか?
子供さんに委任するのではなく、父兄がやるべきことです。
担任の先生と話し、埒があかない場合は校長先生と話す。
まずは父兄会で話し合って動くことです。
とにかく人を巻き込む。
人数が多くなればなるほど効果があります。
が、1人でもできます。
母親こそ傍観者でいては絶対に駄目です。
>「直接的な被害者でも加害者でもなく、ただ見ていたお子さんも加害者です」という言葉が胸に引っかかっています。
確かにそう言える側面もあると思いますが、一方では、「直接的な被害者でも加害者でもなく、ただ見ていたお子さんも”被害者”」とも言えるでしょう。
それによって、心を痛めていたでしょうから、加害者とも被害者とも言える訳です。
個人的には、「直接的な被害者でも加害者でもなく、ただ見ていたお子さんも加害者です」みたいな決めつけ方も、また一種のいじめを生んでいると思います。
人間は難しい動物です。心があるだけに。
一つの解はないし、何が正解かも結局わかりません。
そして、ほとんどの人間にはいじめ問題を解決する術もありません。
そこにあるのは、悲しい、苦しい状況が生み出されていた、ということだけかもしれません。
アニメ『聲の形』(こえのかたち)はご覧になったことはありますか?
心が苦しくなるアニメ作品だと思います。
何が正解なのか、回答も得られません。
でも、いじめとはそあいうものなのだと、割り切れない思いと同時にどこかで整理がつく映画だとも思います。
「どうすればよかった」もなければ、「何が正解か」もない。それが、いじめ問題の一つの性質だと思っています。