キリスト教の葬儀に詳しい方｜掲示板スレッド

上での誤字をお詫びします
「お墓に魂は既に無いけれど…」
ごめんなさい！

カトリック信者ですが、私だけ洗礼を受けていて、実家・嫁ぎ先は仏教徒です。


まず、教会に相談です。葬儀会社も、教会に出入りしている葬儀社があるはずなので、紹介していただけると思います。お墓も、納骨堂・カトリック墓地を紹介してもらえると思います。


私の周囲（カトリック東京教区）では、聖堂の地下納骨堂・カトリック五日市墓地に納骨のケースが多いです。それぞれの教会が所有している共同墓地（仏教でいうところの永代供養塔のようなもの）に納骨するケースだったり、「カトリック五日市墓地は、遠すぎる」と、聖堂の地下納骨堂に納骨するケースなど、いろいろです。（地下納骨堂がある大聖堂は、いくつかあるので、これも教会に相談です）


（カトリック東京教区には、カトリック府中墓地もあるのですが、どちらかというと聖職者の方のお墓が多く、一般信者は、武蔵増戸駅の「カトリック五日市墓地」に納骨してるケースが多いです）


（でも、「お葬式はカトリック教会でしたけれど、納骨は、先祖代々之墓に納骨」というケースも、結構あると思います。「家族全員が洗礼を受けていて、家族全員がカトリック教徒」になっている家庭ばかりじゃないので。神父さまたちも、「家族のなかで、一人だけ受洗してるケース」に慣れてるので、気にしないで相談してください）


質問者さまのようなケースは、いっぱいあるので、よくあるケースですから、心配しないでください。（うちもカトリック洗礼を受けているのは私だけ、実家の両親・妹は浄土真宗、嫁ぎ先の義理の家族・夫・子供も仏教徒です。）


ご高齢のお母さまが、お身体のお具合が悪くて、教会に通うことができなくても、洗礼を受けた人間なら「教会籍」があるはずです。（教会のなかにある戸籍のようなもの）、おそらく、その「遠方のカトリック教会」に、お母さまの教会籍が置いてあるはずです。教会籍のある人から、葬儀・納骨の相談があった場合、カトリック教会は、絶対に無下にしないはずです。


「遠方のカトリック教会」で行くのが大変なら、（カトリック教会同士は、連絡網があるはずなので）、とりあえず、質問者さまの近所のカトリック教会に電話して、神父様の相談（面談）の予約を取って、今の状況を相談してみてください。（ちゃんと、お母さまのご親族にシスターがいる話も伝えたほうがいいです）


日本人の神父様のほうが話しやすいと思うので、日本人の神父様に相談したほうがいいです。（カトリック教会は、日本人の神父様が足りていないのか、主任司祭が外国人司祭のケースも多いですから、日本語の通じる日本人司祭を探して、面談予約を取ったほうがいいです）


神父さまたちはお忙しいので、必ず電話で「相談予約」を取ってから、お出かけください。（予約なしでいきなり行くから、「話を聞いてもらえなかった」になるのです。予約は必須です。信者でも、予約を取っていきますから。主任司祭は、一人で500〜2000人の信者の世話をしているので、予約なしだと、ゆっくりお話できないです）

お母さまが１０年ほど疎遠になっていようと、まったく心配いりません。

（カトリック教会は、「クリスマス信者」と呼ばれる「クリスマスだけ教会に現れる信者」がいたり、ミサに来たり来なかったりする、マイペースな信者がいっぱいいるので。私も「教会維持費＝月例献金」だけは必ず納めますが、日曜日に忙しくて、ミサに出ないことが結構多いです。）


他の方もおっしゃっていますが、カトリックの秘蹟に「病者の塗油」というものがありまして、病状が重い時に塗油をしてもらう儀式があります。（臨終前の塗油）カトリック信者のお母さまの気持ちを考えると、「病者の塗油が受けたいだろうな」と思います。ですから、お母さまが亡くなる前に、とにかく早めに、カトリック教会と連絡を取らないとダメです。


お墓の話も、心配しないでください。それぞれの教会で、共同墓地（仏教でいうと永代供養納骨塔）を持っているケースが多いので、受洗していて教会籍があれば、10〜20万円ぐらいで納骨できると思います。（未洗礼の人でも、カトリック教会に通ってると納骨できるぐらいなので、大丈夫だと思います）


（カトリック東京教区だと、カトリック府中霊園・カトリック五日市霊園に、それぞれの教会が共同墓地を持っていて、11月の「死者の月」になると、お墓まいりのバスが出ますから、教会のお墓まいりバスを利用すれば、「遠くて通えない」ということもないと思います）


うちの教会のケースだと、「カトリック五日市霊園に、共同墓地を持っていて、教会籍があるものは、１柱につき納骨料10万円」でした。（納骨料は、教会によるので、10万円〜20万円くらい。カトリック府中霊園にあって、大きくて立派な共同墓地だと、納骨料20万円のようです。「カトリック」「共同墓地」でネット検索してみてください）


東京教区だと、そのほか、「高輪クリプト」、聖マリア大聖堂の地下納骨堂（カトリック関口教会）、イグナチオ教会の地下納骨堂（カトリック麹町教会）など、地下納骨堂もあります。（空きがあるかわかりませんし、費用がかかりますが、お墓まいりが楽なので、人気があるようです）


東京教区の話ばかりで申し訳ありませんが、お母さまのためにも、早めにカトリック教会と連絡を取ってあげてください。

上の方が詳しく書かれていますので私などつけ加えることもありませんが我が家の経験談です。

亡くなられてからだとバタバタです。
不謹慎ということはありませんから事前にまず教会事務所へお電話して下さいとアドバイスいただきお電話しました。
そして近隣カトリック教会に出入りのカトリック専門葬儀社を紹介されそちらに相談にうかがいました。そこで、残念ながら帰天ということになればこういう流れになりますということをとても丁寧に教えていただきました。

病院で亡くなった時刻は夜でしたが連絡を入れたら移送車を手配して下さり2時間後には病院にきて下さいました。(そこから、葬儀ミサの詳しい打ち合わせで、葬儀社の方が帰られたのは深夜でした。)

葬儀ミサの終わり、見送り時の「また会う日まで~」の(神とともにいまして)の歌を沢山の百合の花の中歌って見送り、悲しみの中にも心にぬくもりを感じることが出来ました。

うーん？、カトリック教徒の「お墓の問題」、自分の住んでいる東京23区のカトリック教会の話しか、知らないんですよね・・・


東京のカトリック信者だと、「カトリック五日市霊園にある、カトリック〇〇教会の共同墓地に入ろうと思って、この間、予約しました♫」、「納骨料20万だったから、東京の永代供養塔の使用料としては、安いと思う」、「お墓の問題が解決したから、良かった〜」という会話を、信者同士で、のんびりしていたりします。


（そして、生前から本人が共同墓地の予約をしていたのにも関わらず、ご遺族が「カトリック五日市霊園は、遠すぎる！」「しょっちゅう、お墓まいりに行けない！」と叫んで、高輪クリプトに納骨してしまって、「えーっ！？、高輪クリプトは費用がかかるのに、すごいのね」という話題になったりします）


私の周囲では、教会の共同墓地の利用率が高くて、「教会のみんなが、必ずお墓まいりに来てくれるから、いわゆる永代供養墓だし、費用も安くていい」と、好評だったりします。（カトリック教会の共同墓地は評判がよくて、費用が安くて永代供養なので、「未洗礼だけど、教会にずっと通っておられた方」まで納骨希望で、納骨してしまうぐらいです）


あとは、カトリック教会でお葬儀だけあげて、仏教徒のご家族と一緒に「先祖代々の墓」に入るケースも多いです。


あとは、カトリックの他の教区って、どうなっているんでしょうね？（神奈川県のカトリック教会が共同墓地を持っているのは、よく知っているのですが。東京以外の他県だと、カトリック霊園がないので、宗派不問の霊園の中に、カトリック教会の共同墓地を購入しているのではないかと思います）


「未洗礼だけど、いつも教会に通っていたので、納骨させてほしい」と、教会の共同墓地に入る人がいるぐらいなので、「洗礼を受けているけれど、体調が悪くて、このところ教会に通えなくなっていた人」は当然のことながら、納骨できると思いますし、


なんだったら、「妻がカトリック信者だったので」、「母がカトリック信者だったので」という理由で、未洗礼のご家族も、空きさえあれば教会の共同墓地に納骨できるのは？と思います。（亡くなる直前に「緊急洗礼」で、信者になる方もいるぐらいなので）


あくまでも、私が見聞きしたケースなので、最新情報は、所属のカトリック教会に問い合わせてください。

私の経験だと、たぶんですが、仏教式のお葬式・納骨よりは、カトリック式の方が費用はかからないと思います。


「読経料・戒名料として、僧侶から100万円を請求」、「お寺の敷地内の永代供養塔の使用料が50万円〜100万円」というのがありません。


（余談ですが、うちの父は浄土真宗でしたが、仏教寺院から「読経料・戒名料として、70万円」の請求があったので、うちの母は、「読経料・戒名料の請求70万円＋お布施30万円」で100万円を支払っていました。葬儀会社の支払いが約300万円でした。仏教寺院の永代供養塔に納骨したのですが、50万円でした）


カトリック教会の葬儀が、費用があまりかからない理由としては、「教会維持費・月例献金として、信者一同が、毎月の納金しているから」という話でした。


（東京の仏教寺院の場合、寺院維持費などの毎月の納入金がないので、法事・葬儀の時に、お金を思いっきりいただく以外に、寺院の維持費を得る方法がないのだそうです。実際に「葬儀をやらない、祈祷のみの仏教寺院」だと、葬儀の読経料・戒名料のまとまったお金が入ってこないので、「祈祷料のみでの仏教寺院の維持は、非常に難しい」と言われています）



「洗礼を受けていて、教会籍をお持ちになっている、カトリック信者」の場合、たとえ、教会と疎遠になっていても、教会の中にある戸籍（洗礼・初聖体の記録）は決して消えませんから、葬儀・納骨に関しては、全く心配いらないと思います。


むしろ、「仏教徒なのに、仏教寺院と疎遠になっている方」の方が、「葬儀・納骨の費用がとっても心配！」だと思います。


（まあ、うちの父親の葬儀の時に支払った費用が平均的らしいので、「読経料・戒名料として、100万円」、「葬儀費用として、葬儀会社に300万円」「仏教寺院の永代供養塔の使用料、50万円〜100万円」ぐらいを用意しておくといいと思います。

↑この費用も、死んでからではバタバタになるので、早めの相談がいいです。「生きてるうちから、信用できる葬儀会社の互助会に入って、積み立てをしておいた方がいいと思います。）


（ご参考までに申し上げると、うちの父は、（株）千代田セレモニーの互助会に入って、生前から積み立てしていましたので、割引料金になりました。うちの父は、現役のうちに亡くなったので、会社関係・学生時代からの友人関係が一斉に押し寄せて、盛大な葬儀になってしまい、この費用でした。

納骨・永代供養塔も、浄土真宗大谷派の話になってしまって恐縮ですが、京都にある「大谷祖廟」だと、納骨だけなら2万円で済むと思います。我が家は、「納骨」＋「永代供養料」＋「お布施」をくっつけたので費用が上がりましたが、納骨だけなら安いです。一般には、関東の永代供養塔よりも、関西の仏教寺院の本山で納骨する、「本山納骨」の方が費用がかからないです）


私の個人的感想は、「カトリックの方が、仏教式よりも葬儀費用・納骨費用もかからないので、なんの心配もしなくていいです」ということです。それよりも、カトリックの秘蹟「病者の塗油」の儀式（臨終の儀式など）があるので、お母さまのご生前に、早めの相談がいいと思います。

皆様数々のお返事本当にありがとうございます。
まとめてのお返事になりますがお許しください。
カトリックの葬儀やお墓のことなどに詳しい方からの経験談をお聞かせいただいて、とても安心できました。私が思っていた以上に、信者の方々の懐が深く、時がたっていても受け入れてくださるようなので、今はもう発語もない母のことですが、神の身許に行けるようにしてあげたい気持ちが強くなってまいりました。
こちらでご意見を伺えて良かったです。皆様の御好意に深く感謝いたします。
ありがとうございました。