学習院女子と頌栄の英語の授業について教えてください。｜掲示板スレッド

学習院の事は残念ながら知りませんので、頌栄女子学院の事だけを少し。


”立派な進学実績”なのでお嬢様が入学後授業について行けるかどうかと御心配の様子ですが、全くそれには及びません。
頌栄の進学実績が一見とても立派に見えてしまうのは、良きにしろ　そうでないにしろ　学校のカリキュラムが私立文系（もっと具体的に言えば早慶上智）型にフォーカスして組み上げられているという事が大いに一役買っています。大勢の帰国生達　そして帰国生に刺激されてハイレベルに鍛えられた英語力を身に着けた一般生達を　私大受験に関係の無い科目の時間数で生徒に消耗を強いることなく　合理的に難関私立大学へと送りこめるからです。私立の特に文系を狙う生徒ならば、頌栄の偏向したカリキュラムや価値観は　とても恵まれた環境と言えるでしょう。


こういう環境の学校なので、中学校のとき英語以外の学科がたとえ学年内で地を這うような順位であっても　英語の実力がお嬢様のようなレベルにあるのならば、先生方の対応は実に優しく鷹揚です。「お母様、ご心配には及びませんよ」という反応です。実際、頌栄的価値観の中では心配するに及ばないのです。
帰国生ならば、高校の後半に国語と社会を集中して学校に対策してもらえば、私立文系大学ならたいてい高偏差値の学校を狙えるようになれるのではないでしょうか。
それから　御存知かもしれませんが念の為。頌栄女子学院はイギリスのウィンチェスターにカレッジがあります。頌栄女子学院のHPにアドレスがリンクされていますので是非ご覧になってみてください。


以上、お嬢様の志望校選びの為に役立つ情報となりましたら幸甚です。
良いお受験となります様に。

先の書き込みに少し加えさせて下さい。頌栄の英語の授業についてです。
頌栄では　一般生であろうと帰国の生徒であろうと、あからさまに大学受験に向けて生徒を煽り立て鍛え上げる様な指導は（少なくとも大学受験が目前になるまでは）しません。（と申しますか...してくれません。）『 大勢の帰国生と　頭脳優秀な一般生をうまく混在させ　ただ淡々と　相乗効果的に各々の潜在能力が引き出されるのをじっと見守る。』何年も頌栄に娘を通わせてみて　親である私個人が実感した指導方針は　そんなところです。


特に英語ですが、いくらレベルが高いといっても、帰国で入ってきた生徒が汲々とする様なレベルは当分授業では要求されません。何年も経ってそのレベルが要求される頃になったら、お嬢様の言語・英語能力も年齢に伴ってかなり成長しているでしょうから（頌栄の環境に居れば　入学後も英語能力は伸び続けます）求められる状況にも　うまく対処できることでしょう。


頌栄の英語で帰国生が授業について行けなくて辛い思いをするというのは　私にはうまく想像できません。帰国生にとっては、英語こそ自分の本領を発揮できる”やりがい”の有る科目であり、英語の授業こそ水を得た魚になれる時だろうと私には見えるからです。”水”とは頌栄の場合　大勢の帰国生達のことです。英語を頑張りたい帰国生ならば、頌栄の環境は　この上なく優しくそして恵まれたものであると私は思っています。


お嬢様のご健闘をお祈りいたします。

↑、素晴らしいレス、
おっしゃる通りと思います。

私立文系大学進学志望なら、頌栄合格に向けて、頑張ってください。

学習院女子は、帰国に関しては、立女ほどではありませんが、
日本人学校で学んだお嬢様のほうが向いています。
内部からの1部のほんとうにのんびりした、のんびりしていることを許される境遇のお嬢様がいてくださるものの、
ずっと日本にいるのと同じ学習レベルを求められますから。
帰国生用英語のレベルも、たまたまのメンバーによると思います。
ただ、スレ主様のお嬢様がのんびり過ごせるレベルであることは、まちがいありません。

頌栄女子学院について様、もう大学生の母様

お忙しい中、お返事を下さりありがとうございました。

頌栄女子学院の進学率の素晴らしさの秘密を教えていただいて、なるほどと納得いたしました。
勉強漬けにするのではなく、先生方は子供たちを温かく見守って下さるのですね。
のんびりとした、大人しい娘でも大丈夫なのですね。
娘を進学校に入学させていただいても、必死に皆についていくだけの学校生活で終わらせてしまい、本人の良さを無くしてしまう事になったら、と恐れをいだいていましたが、それを伺って安心いたしました。
大丈夫ですよ、とぽんと背中を押していただいた気がいたします。
挑戦してみる勇気が沸いて参りました。

また学習院女子も学園祭にお邪魔した際、生徒さんは、はきはきと明るく受け答えしてくださり、しかも言葉遣いがとてもきれいで、驚きました。しっかりとお行儀を教えてくだる上に、英語力を伸ばしてくださるなら、なんて魅力的な学校なのだろうと思った次第です。

両校、違った魅力あふれる学校で、選ぶのはとても難しいですね。


帰国生らしい、明るくのびのびと、積極的で、頭の良いお子様方には、ぴったりの帰国子女受け入れ校はたくさんありますが、そうでない娘のような場合、しかも英語を伸ばしたいと考えた場合、学校選びは本当に難しく、悩んでも悩んでも答えが出ませんでした。

ですので、お二人の貴重な情報、ご意見、本当に有難く、うれしく思っております。
今すぐ、結論を出すことは出来ませんが、お二人のお返事を参考にしつつ、どちらかの学校にご縁をいただけるよう、精一杯努力して参りたいと思います。

本当にありがとうございました。

学習院の帰国生は
帰国生のみの英語のクラスで３年間勉強します。
一般生徒は英語のみ全く違うクラスなので
英語の力はそれなりに維持できるかと思います。

もう、〆られたのかもしれませんが。

私も全く同じことについて数年前に非常に悩んだので、お気持ち大変よく分かります。
我が家は、結果的には学習院を選びました。

理由としては、

1)学習院でも中学3年間は取り出しを行っており(ネイティブによる英語のテキストによる授業もある）、相応の維持・伸びが期待できること。

2)我が家では、英語を重視することは大前提としたうえで、英語が堪能であればこその、
日本人としての常識・教養が必要だと考えたこと。

我が家は帰国子女の夫はアメリカ、私はイギリスの大学院を出ていますが、国際社会で必要かつ尊敬されるのは、まずはひとりの日本人としてのアイデンティを持つことだと個人的に考えております。
その観点からは、学習院はリベラル・アーツの精神にのっとった、いわば「王道」の教育を行っている学校です。進学実績にとらわれないからこそできる、学ぶことの本質や喜びを教えて下さる素晴らしい授業が沢山あります。
たとえば、「日本家屋の見方（みどころ）」などを、感性の柔らかい中学生の時に学ぶ機会があるのは、その後色々な方向に好奇心が発展していく可能性を拓いてくれるものだと感じております。

3)交通の便がいいけれども、広い校庭や新しくキレイな校舎、温水プールなど、インター出身の娘にとって、自然が豊かで広々とした空気そのものが居心地良かったこと。（ビルの真ん中にある校庭のないような学校は、本人は息苦しく感じたようです）

4)生徒さんが明るいけれども粗雑でなく落ち着いていて、品のある感じの校風であること。

5)とはいえ、堅苦しい事は全くなく、厳しい校則で縛るよりむしろ自主性を認めてくれています。それは生徒や生徒の家庭の良識にまかせられるということ＝そういうレベルの学校だと思います。


うちの娘も、帰国生ではありますが、人に気を使う控え目なタイプでしたので、学習院の元気がよすぎない校風や、根本から教える丁寧な授業は本人にあっているようです。
（理科なども、「まず広大な校庭に生えている木の葉っぱ各種を実際に観察→予想を立てて実験・学習→レポート」のような丁寧な過程をふんで、単なる机上の学問では無い生きた授業をしてくださっています。

また進学についてですが、娘の友人の多くも娘自身も、国立を含む外部大学の進学を希望しており、学校側もそういう希望はちゃんと理解して下さいます。
個人的には、大学進学時にはいずれにせよ塾のお世話になると思いますので、学習院の様に良質で本質的な学習についていっていれば、進学に特化した進学校より不利になるとは考えておりません。

また、現在の新しい学長はご本人が国際畑の方で、今後国際教育に力をいれた学校改革を行っていくおつもりのようです。


ただ英語についてですが、沢山いる帰国生たちが普段から英語で会話したり、一部教科を英語で授業するというようなことは、少なくとも現時点ではありませんので、そういうことを望まれるのであれば、学習院の帰国は物足りないと思います。

どの学校もそれぞれに素晴らしく、違った良い点があるので、本当に学校選びは難しいですよね。
お嬢様やご家庭の価値観にあった学校に進まれますことを、お祈りしております。

ゆき様、保護者様

お忙しい中、なかなか得られない学習院女子帰国生の貴重な情報を書いていただきまして、ありがとうございました。

保護者様

学習院の英語の取り出し授業は、英語力を維持するだけでなく、伸ばしてくださるという情報は、本当にうれしく思っております。

ゆきさま

私の娘のようなのんびりおっとりの帰国子女なんて、他にはいらっしゃらないのかと思っておりましたのに、ゆきさまが、同じ事を悩まれ、お嬢様が素晴らしい学校を送られたというお話を伺えて、心強く、うれしく思っております。
自分の夢に向かって、さらに頑張っていらっしゃるなんて、素敵なお嬢様ですね。


娘のおっとりとした良さ、優しさを、大切に育てていただきたいという思い、しかしながらこのままではいけないのではないか、もっと英語力をしっかりと身につけ、切磋琢磨しながら自立した、たくましい人間に育ってくれなくては、という、相反するような願いが、頭の中をぐるぐる回り、第一志望は、両校を行ったり来たりという毎日でございました。でも相反するというわけではないのだと、お話を伺って感じました。校長先生が、国際派でいらっしゃるというのもうれしいです。

今後、両校が慶応藤沢、渋谷学園にも負けないくらいの英語の授業に力を入れてくださったら、、、でも人気になりすぎて、我が家の娘の手には、きっと届かなくなってしまいますね。

いずれにしろ、両校のご父兄の方が、掲示板でありがちな、他校を貶めるようなことなく、見知らぬ者の為に、きちんとした情報、学校への思いを書いてくださる、本当に素晴らしい方々である事がわかり、我が家の娘が皆様のお嬢様の後輩になれたら、という思いを強くいたしました。

これだけ迷っているのですから、きっとどちらでも娘は、良い学校生活を送れることと思います。
まずは、合格出来ますように、日々精進して参りたいと思います。

本当に本当にありがとうございました。