帰国枠でずるいと言われること｜掲示板スレッド

結構な数のスレ主さん支持・擁護レスもありますよね？
この"帰国子女中学受験"掲示板って、普段は1か月間全く更新のない事もある掲示版ですから、それを考えると結構な数ですよ。

スレ主さんって、率直で、うまい加減にウイットやスパイスの効いた物言いをされる方で、いかにも帰国生のお母様(お父様かも知れませんが)に良くおられるタイプの方との印象を持ちました。(あくまでも私の主観ですので、突っ込まないで下さいね。) それだけに、帰国されて受験以外にもストレスを感じる事も多いのではないかと心配というか同情してたりします。

親の都合により、義務教育期間に文科省カリキュラムに基づく教育が受けられない環境にある
子供達の救済措置として作られたのがそもそもの帰国受験制度です。
日本人学校がなかったり、あっても通えない環境にいた子供達が、帰国後ソフトランディング
できるように英語圏現地校・非英語圏インター出身なら英語受験、非英語圏現地校あるいは
日本人学校出身なら算国（理社）で受験し、大学受験までに追いつけるようにできた制度だったのが、
英語ができる（一部）＆高学歴親が多く（東大多し）家庭の教育環境が良い、よって子供の質も粒揃い
＆アジアの日本人学校は日系塾乱立で（日本以上に）教育環境が整っている等々の理由で、
帰国生が東大進学率（または医学部、難関大学進学率）に貢献するケースが多い。
そのため、帰国受験が、本来の意味から離れて、日本を離れても高い学力をキープ、或いは
早期帰国で充分日本で塾に通えた子供達が１月帰国受験でおさえ、２月本命を一般受験する事が
増えたことが、日本に住む子供達からすれば「二回受験できてずるい」と思わせる原因になったのだと
思います。

もっとも、東京近辺以外に帰国した方々にとっては、帰国枠受験制度が整っていないので
上記はあてはまりません。

スレ主様のお子さんは一般受験（四教科）で本命が狙えるのですから、日本人学校ご出身なのでしょう。
学校が二回受験機会を与えているのが原因なのですから、スレ主様が卑怯な訳でもずるい訳でも
ありませんが、本来はSFC（慶應藤沢）のように帰国も一般も同日同時刻に受験させ、
どの受験生にも機会は一回限りにするのがフェアだと私は思います。

＞どの受験生にも機会は一回限りにするのがフェアだと私は思います

大学の医学部受験で、筑波大のように推薦と一般と両方受けられる受験生がいます。
推薦が受けられるのは、受験生の属性によります。
能力次第で、受験機会が増えるのですが、それもフェアだと思います。

帰国枠で受けられるのも、ある意味属性によっているので、一回受験機会が多いとしてもフェアだと思いますよ。

生きていくに当たって有利な属性をつけるのは、親がかりであれ、子供の実力であれ、正当な行為です。
それをうらやましがるのは、敗者の論理だと思いますから、気にしなければいいだけのこと。

お子さんが、それを気にしてしまうのであれば、それは親の育て方によるもので、どこか問題があると思います。

ひとつ書き忘れました。帰国生の親なら誰でも知っている事ですが・・・。

一般受験はせず、帰国枠受験だけの帰国生が多く存在します。
そのような帰国生や保護者からすれば、スレ主様の『滑り止めに帰国枠を使う予定ではありますが。。 』
という言葉はつらいものがあります。

公正ではあっても、公平ではないということはあります。相手の心情に寄り添うのが友人でしょうね。

ずっと親視点で考えてたけど、一般生のお子さん視点で考えると、ちょっと切ないというか、生まれて初めて直面する不条理かもね。だって学歴フィルタと違って、本人の努力ではどうにもならない、生まれ育ちで受験資格が決まるんだもの。

自分の全くあずかり知らないところで勝手に転校させられ、文化も言葉も違う（通じない）ところに放り込まれ、「お前なら大丈夫」と変な励まされ方をされ、やっとの思いで現地になれて楽しさを見つけたころまた否応なしに連れて行かれる。また転校。そして今度は「帰国よ」と後ろでひそひそ話をされる。

・・・私の経験です。今はもっと過ごしやすいでしょうけれど。


子どもが人をうらやむ気持ちは持っても仕方ない。でもいろんな人がいていろんな事情がある。私は置かれたところで最善の努力をしよう。わが子はそういう前向きな子どもに育ってほしいと、私は思います。

＞学歴フィルタと違って、本人の努力ではどうにもならない、生まれ育ちで受験資格が決まるんだもの。

階級社会のある国に駐在するとすでに子供はこういう経験をしているのですよ。いずれこういう世界があると
わかる日が来ると思っていても小学生くらいではまださせたくなかったなあ・・